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【自己啓発】40代で突然営業へ…研修なしで50代になったボクが『外国人に正しく伝えたい日本の礼儀作法』で学んだ生存戦略【生き方】

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回ご紹介いたします本は小笠原敬承斎さんのお書きになった日本の礼儀作法について解説している本でございます。

外国人に正しく伝えたい日本の礼儀作法

すでに50歳を大越しているのですが、実はこれまで礼儀作法についてきちんと学んだことがありませんでした。若い頃は礼儀作法なんて七面倒臭いものだと思っていましたし、知らず知らずのうちに無礼なことや失礼なことをやらかして、アホだと見下されていたこともあったはずです。

40代での突然の職種変更と、礼儀作法への焦り

ボクは今の会社にアルバイトから入って社員になりました。そのため、新入社員研修的なものを一切受けないままおっさんになってしまったのです。

もともとは工場の現場勤務で、外の人間と接する職種ではなかったので、名刺交換、電話応対、会社に入る時にコートを脱ぐタイミング、部屋に通された時の上座下座、さらには敬語といったビジネスの基本マナーに一切関わりなく生きてきました。大して問題にも思っていなかったのですが、40代になったばかりの頃、急に部署異動で営業職(外の人間と関わる仕事)に回されることになったのです。

「できて当たり前」の状況にいきなり放り出され、そこそこ苦労しました。 周りがたまたま良い人ばかりだったので直接注意されて冷や汗をかくようなことはなかったのですが、当時の上司からは「サラリーマンとしての常識がない」と厳しく注意されたものです。

それが悔しくて、ボクは慌ててビジネスマナーや常識について猛勉強しました。 しかし、勉強して「サラリーマンの常識」を知れば知るほど、ボクを注意してきたその上司(ボクよりも遥かに長いサラリーマン人生を歩んでいるはずの男)が、実はまったく常識のない男であることに気づいてしまったのです。「あの時、あんな奴に偉そうに注意されたのか」と思い出すたびに、今でもムカムカしてしまいます。

そんな経験もありつつ、なんとか付け焼き刃でやり過ごしてきましたが、やはり基本が身についていないという不安は常にありました。

特に冠婚葬祭です。葬式は大体突然行くことになるため、勉強する間もなくその場で周りを見よう見まねで対応せねばならず、「これで合っているのだろうか」といつも内心ビクビクしていました。

さらに、最近は妻の御朱印集めに付き合うようになり、寺社仏閣に足を運ぶ機会が増えました。参拝すること自体は心が洗われて良いのですが、50歳を過ぎているのに正しい作法すら知らないという恥ずかしさを感じていました。さすがにこれ以上礼儀知らずでは、本物のアホだと思われかねません。

ここに来てしっかり礼儀作法の基本を知りたくなり、小笠原敬承斎さんの『外国人に正しく伝えたい日本の礼儀作法』を手に取った次第です。

書籍の基本情報

書名:外国人に正しく伝えたい日本の礼儀作法
著者:小笠原敬承斎
出版社:光文社
発売日:2019年1月18日
ページ数:237ページ(新書)

小笠原流礼法については、公式サイトでも詳しく紹介されています。

小笠原式礼法宗家本部オフィシャルサイト

著者の小笠原敬承斎さんは女性で、約700年続く小笠原流礼法で初の女性宗家だそうです。勝手に頭の中で男性を想像していましたので、これには驚きました。

世間に溢れるマナー講師が教える作法には「本当に正しいのか?」と疑問に思うことが多いですが、歴史ある「小笠原流」の宗家が書かれた本ですから、これこそが正しい日本の作法なのだろうと信頼して読み進めることができました。

本書はタイトル通り、外国人に向けて日本の作法を伝えるために書かれているため、専門用語に頼らず非常にわかりやすく解説されています。礼儀作法に疎いボクのような大人の入門書としても、これ以上ない最適な一冊でした。

ボクが実際に試した2つのこと

本書を読んで、ボクはすぐに日常生活で2つの実践を始めました。

1.ペンの持ち方から入る「箸の持ち方」の見直し

本書の中で、ボクが一番気になったのがお箸の使い方です。

ペンの持ち方とお箸の持ち方の基本は同じだからです。ペンの持ち方を改めると、無理なく正しいお箸の持ち方ができるようになるはずです。

実は恥ずかしながら、ボクは箸の持ち方があまり上手ではありませんでした。特に誰かに教わったわけでもなく、何となく見よう見まねで何年も間違った持ち方のまま生きてきてしまったのです。

この本で「ペンの持ち方とお箸の持ち方は同じ」という正式なルールを知ったボクは、ペンの持ち方から意識して直してみることにしました。

「50代でお箸の持ち方を直すなんて、さぞ苦労があったのだろう」と思われるかもしれませんが、別にそんな大層な苦労や大変さは全くありません。ただ、正しい方法を知ったから、それに合わせて淡々と握り直しているだけです。

もちろん、今でも気を抜くと元の変な持ち方に戻ってしまいますし、自然に正しい持ち方になるにはもう少し時間がかかると思います。それでも、意識して正しく使うようにしています。

箸を使うことは脳への刺激にも良いそうです。今までは丼ものを食べる時にスプーンを使って逃げることもありましたが、今後はスプーンを拒否し、お箸一択で勝負することに決めました。

2.寺社仏閣での「正しい参拝方法」の実践

2つ目は、寺社仏閣での正しい参拝作法の実践です。

本書には寺社仏閣の基礎知識も盛り込まれており、今のボクにバチッとハマる内容でした。特に、平安時代以降に朝廷から特別な処遇を受けた「二十二社(伊勢神宮、上賀茂・下鴨神社、伏見稲荷、住吉大社など)」についての記述を読み、ボクは「死ぬまでにこの二十二社を全部回りたい」という新たな目標ができました。

参拝の作法も丁寧に解説されていたため、本で学んだ手順を実際の参拝で忠実に再現するようになりました。お寺の作法はまだ少し曖昧ですが、神社の参拝作法については、ほぼ完璧に間違いないと言えるレベルまで実践できています。

自信という名のご利益と、歴史への感謝

実践した結果、周囲の反応にこれといった劇的な変化はありません。突然「お箸の持ち方が綺麗ですね!」と褒められるようなこともないです。

しかし、自分の中での変化は確実にありました。 他人とご飯を食べる時に、以前はそこはかとなく感じていた「恥ずかしさ」や「情けなさ」のようなものが、随分と薄れてきたのです。これは自分の中での大きな自信に繋がり、食事の場面での無駄なストレスが綺麗に消え去りました。

また、正しい作法で神社に向き合えているという実感が、参拝の充実感を何倍にも高めてくれています。

実はボクは京都生まれなのですが、若い頃は歴史や神仏のことには1ミリも関心を持っていませんでした。「学校の歴史の勉強なんて、過去を振り返るだけで何の意味があるんだ」と突っぱねていたくらいです。

しかし、45歳を超えたあたりから、歴史を知ることで「今見ている同じ景色に深みが出る」ということに気がつきました。

最近『全領域異常解決室』というドラマを観て、さらに日本の八百万の神様に興味が湧いたのですが、神様というのは、実際には存在しないはずのものです。それなのに、なぜ日本人は神様を作り出してきたのか。

それは、人の力ではどうにもならない自然災害や厄災、理不尽に直面したとき、自分の無力さに打ちひしがれて立ち上がれなくなるのを防ぐためではないでしょうか。「神様がいる」と設定することで、絶望を乗り越え、再び前を向いて生き抜いてきた。つまり、神様とは「日本人が生きていくための知恵」そのものなのです。

そう考えると、参拝作法を守って神様に感謝する行為は、ただの形式的なマナーではありません。この日本という土地で、様々な困難を乗り越えて命を繋ぎ、歴史を紡いできてくれた「過去の日本人たちの生きる知恵」に対して感謝することなのだ、と腑に落ちました。

歴史を知り、正しい作法を実践することで、自分がその歴史の上に立っていると実感できる。これこそが、ボクが手に入れた最大のご利益なのかもしれません。

こんな人におすすめ

  • 50代前後でマナーや冠婚葬祭に漠然とした不安がある人: 今さら人に聞けない基本を、優しく教えてくれます。
  • 新入社員研修を受けずに役職や職種が変わって焦っている人: 付け焼き刃ではない、一生モノの自信が手に入ります。
  • 寺社仏閣めぐりが好きで、教養を深めたい人: 参拝がただの観光から、深い知的好奇心を満たす体験に変わります。

大人になってから礼儀作法を学び始めるのに、決して遅すぎることはありません。むしろ、これまでの人生経験があるからこそ、その作法の「真意」を深く理解できるはずです。

似たテーマの本・今後読みたい本

礼儀作法というテーマは、流派や立場によって解釈が異なる部分もあります。怪しげなマナー講師に騙されないためにも、複数の視点から学んでみたいです。

竹田恒泰『日本の礼儀作法

旧皇族の視点から見た日本の礼儀作法がどのように語られているのか、非常に興味があります。

野中日文『武道の礼儀作法

武道における「礼に始まり礼に終わる」という精神性や具体的な作法を学ぶことで、日常生活の身のこなしにも活かせる何かを得たいです。

まとめ:形だけではない、自分の行動に自信を持つために

『外国人に正しく伝えたい日本の礼儀作法』は、単に「こうしなさい」と型を押し付ける本ではありません。お箸の持ち方にしても、参拝にしても、「なぜそうするのか」という理由(知恵)を教えてくれる本でした。

理由を知ることで、すべての動作が単なる形式ではなく、意味のある誠実な行為として実践できるようになります。

「いい歳してこんなことも知らないのか」という不安を抱えながら生きるより、基本をスッと頭に入れて、自信を持って堂々と暮らす方が、人生後半戦は圧倒的に生きやすくなります。

マナーに少しでも不安がある同世代の皆さん、ぜひ一読をおすすめします。日々の食事や、ふらっと立ち寄る神社の景色が、少し深くて愛おしいものに変わるはずです。

それではまた。

ありがとう!

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