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【読書術】速読は「技術」ではなく「知識量」で決まる!小宮一慶に学ぶビジネスマンのための読書筋トレ術【仕事術】

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回ご紹介いたします本は、経営コンサルタントで何冊も本を出しておられる小宮一慶さんの本でございます。

ビジネスマンのための「読書力」養成講座 小宮流 頭をよくする読書法

社会人としてのスタートが遅れた「30代半ばの焦り」

ボクは、同世代の人たちより社会人としてのスタートが遅かったという自覚があります。

新人研修で学ぶようなビジネスマナーや敬語といった「常識」が、まるっと抜け落ちていました。

その自覚があったため、最初はなるべく外部の人間と接することの少ない職種を選んでいました。

しかし、30代の半ば頃、なんだかんだで外部と接触する部署へ異動になってしまったのです。

その時、同世代の人間がごく普通にこなしている敬語や振る舞いが、ボクには困難でした。

「周りからアホだと思われているのではないか……」という不安が常に付きまとい、どうにかして同世代に追いつきたい、遅れた分を取り戻したいと強く焦るようになりました。

(現在50代になり、出世街道から外れたこともあって、常識やマナーの欠如については半ば諦めてしまった部分もありますが、当時は本当に必死でした)

そうした焦りから、「速読ができれば、足りない知識や教養を効率よく頭に詰め込めるのではないか」と考えるようになり、読書術の本を読み漁ることに決めました。

その流れで手に取ったのが、小宮一慶さんの『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』です。

ビジネスパーソンを名乗るならこれくらいできて当然、というレベルの速読術が書かれていると期待してページを開いたのですが……この本は、ボクの予想を良い意味で見事に裏切ってくれました。

速読術ではなく、本質的な「読書筋の筋トレ」を学ぶ本

帯に「速読だけじゃムダ!」と書かれていた通り、本書は単なる目を早く動かすための速読テクニック本ではありませんでした。

本に対する姿勢を変え、ビジネスへの応用力を高めるための具体的なトレーニング方法が詰まった一冊です。

本書の基本情報

  • 著者: 小宮 一慶(経営コンサルタント。東京銀行や国際コンサルティングファームでの膨大な知識と経験が本書の裏付けとなっています)
  • 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2008年9月15日

[公式ページURL:https://d21.co.jp/book/detail/978-4-88759-659-7] 

目的によって使い分ける「5段階の読み方」 本書が提唱する読書法は、目的や本の種類に合わせて以下の5段階に読み方を使い分けるというものです。

  1. 速読(必要な情報だけを素早く掴む)
  2. 通読レベル1(概要を掴む)
  3. 通読レベル2(筆者の主張や論理を理解する)
  4. 熟読(専門家レベルの知識を身につける)
  5. 重読(何度も読み込み、自分の血肉とする)

一流のビジネスパーソンは、本との向き合い方からしてこんなに細かく姿勢を変えているのかと、ボクは感服しました。

この本を読んでボクの読書スタイルはどう変わったか?

本書が教えてくれる重要な3つのポイント(知識・なぞる・行き詰まり)を交えながら、ボク自身の読書に対する考え方がどう変わったのかをまとめます。

① Before:速読に対するボクの大きな誤解 

読む前のボクは、「大抵のビジネス書をスラスラ短時間で読めること=読書力がある」と信じ込んでいました。

遅れを取り戻したい一心で本を読み始めたものの、読むスピードが遅くて同世代に追いつかない。

だから「目の動きを速くする技術」さえ身につければ解決するはずだと思っていたのです。

しかし本書は、「速読とは経験や事前の知識量が決めるものだ」と明確に否定します。

つまり、知っていることが多いから速く読めるのであって、知識が少ないボクの読むスピードが遅いのは当たり前の話だったのです。

速読とは「何のためにその情報が必要か目的を決め、取りたい情報と捨てる情報を素早く判断すること」

情報判断力こそが速読の本質だと知り、ボクは小手先の技術を追いかけるのをやめました。

② Action:「通読レベル2」と「論理をなぞる」ことへの挑戦

技術ではなく知識の積み上げが重要だと知ったボクは、本書が勧める「5段階の読み方」のうち、まずは「通読レベル2(著者の主張や論理の流れを追いながら読む)」を意識して試してみることにしました。

本書では、論理レベルの高い本を読み「その論理をなぞる(コピーする)のが非常に良い訓練になる」と書かれています。

焦って速く読もうとするのではなく、一冊一冊の論理展開をしっかり追いかけ、考える訓練をすることにシフトしたのです。

③ Result:ただ文字を追う読書から「考え、ツッコミを入れる読書」へ

これを実践した結果、ボクの読書スタイルには明らかな変化が起きました。

以前はただ活字を目で追っているだけでしたが、「通読レベル2」を意識するようになってからは、

「次に何が書かれているのかを予想する」

「著者の書いている内容に心の中でツッコミを入れる」

「疑問や質問を浮かべながら読み進める」

ということができるようになったのです。

本書には「学んだことを実践(アウトプット)することが重要であり、必ずある時点で行き詰まる。それこそが新しい知識を得ようとするきっかけになる」と書かれています。

ボクが本にツッコミを入れたり疑問を持ったりするようになったのは、まさに頭の中で「小さなアウトプット」と「行き詰まり(問題意識)」を繰り返している証拠なのだと思います。

正直なところ、同じ本を何度も読み込む「熟読・重読」という壁は、わかってはいるものの未だに越えられていません。

しかし、「まずはとにかく知ることが大事」と腹を括り、受動的な読書から能動的な読書へと姿勢を変えられたことは、ボクにとってとてつもなく大きな収穫でした。

おすすめポイント:こんな人に刺さる本です

この本は、次のような人に特におすすめです。

  • 「速読を身につけたいと思っているが、そもそも読書量が少ない」という人 目の動かし方を練習する前に、「読書とはそもそも何か」を整理し、知識を増やすことの重要性に気づかせてくれます。
  • 「本を読んでもビジネスに活かせている気がしない」という人 インプットからアウトプット(思考の訓練)へのつなげ方が具体的にわかります。
  • 「社会人スタートが遅れた」「同世代の知識レベルに追いつきたい」と焦っている人 過去のボクと同じように劣等感を抱えている人にとって、「速さより深さを、テクニックより姿勢を」という本書のメッセージは、無駄な焦りを消し、着実な一歩を踏み出す落ち着きを与えてくれます。

あわせて読みたい読書術の名著

読書術の本は数多くありますが、本書は「ビジネスに直結する論理的な思考力」を養う点に特化しているのが特徴です。他の有名な2冊と比較してみます。

  • 佐藤優 著『読書の技法』 こちらは「知的生産のための情報収集」や「多読と集中力の維持」に焦点を当てています。より実践的なアウトプット戦略や、情報戦を戦い抜くゴリゴリのビジネスパーソン向けです。
  • 外山滋比古 著『乱読のセレンディピティ』 こちらは「ランダムな読書による創造性の獲得」がテーマ。目的を持たない知的探検としての読書を推奨しており、論理よりも新しい発想やインスピレーションを求める方に最適です。

ビジネスでの実用性を最優先し、論理的な思考力と目的意識を持って本を読みたいなら、まずは本書『読書力養成講座』を出発点にするのが最適です。

ここで「読む姿勢」を鍛えた後、目的に応じて別の読書術へステップアップすることをおすすめします。

まとめ:読書は一生モノの「筋トレ」である

この本は、「これさえやればすぐに速読ができますよ」という甘いテクニック集ではありませんでした。

ボクたちは、考えることがしんどいので、なかなか考える習慣を持てません。

しかし、それがしんどいと思わずにできるようにならないと、これからの時代を生き残っていくのは難しいのです。

速読をするための最短ルートは、テクニックではなく「本を大量に読み続けて知識のストックを増やすこと」。

最初から速く読める人なんていないのです。

ボク自身、まだ熟読・重読のレベルには達していませんが、闇雲に活字を追うのをやめ、「予想し、ツッコミを入れる」という考える読書ができるようになっただけでも、確かな成長を感じています。

さあ、あなたも今日から「読書筋」の筋トレを始めてみませんか。

ビジネスの世界で一歩先を行く読書力は、小手先の技術ではなく、本と向き合う真摯な姿勢から生まれます。

それではまた。

ありがとう!

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