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【読書感想文】56歳で仕事を辞めた男の選択。大橋巨泉に学ぶ「好きに生きる」ための準備

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回はご紹介いたします本は、ボクと同世代なら全員知っているであろう大物司会者の大橋巨泉さんの本です。

巨泉 人生の選択

自分自身の「老後」が、遠い未来の話ではなく、すぐそこにある現実として感じられるようになってきました。

会社員としての日々を送る中で、

「このままで良いのだろうか」

「引退後の人生をどう豊かに過ごすか」を真剣に考える時間が増えたのです。

そんな時、ふと頭に浮かんだのが大橋巨泉さんでした。

彼が早い段階で芸能界の第一線から退き、悠々自適な生活を送っていたことは知っていましたが、これまで特に深く知ろうとしたことはありませんでした。

しかし、自分の将来を考える今だからこそ、彼の「人生の選択」に何かヒントがあるのではないか。

そんな思いから、この『巨泉 人生の選択』を手に取りました。

本書の概要:大橋巨泉流「好きに生きる」ための哲学

まずは、本書がどのような本なのか、基本情報からご紹介します。

  • 著者: 大橋 巨泉(本名:大橋 克己)
  • 出版社: 講談社
  • 発売日: 2000年4月1日
  • 内容紹介: 56歳で人気司会業をセミリタイアし、春と秋は日本、夏はカナダ、冬はオセアニアで暮らすという快適な生活を実現した著者。本書では、仕事や会社に縛られずに「好きに生きる」ための哲学が語られています。ゴルフ、ジャズ、旅行、読書といった多彩な趣味を楽しみ、多面的に自己実現を成し遂げた男の生き方から、豊かな人生を送るためのヒントが満載です。

著者が提唱する「好きに生きるための優先順位」は、非常にシンプルかつ本質的です。

  1. まず健康(そのために禁煙)
  2. 良きパートナー(妻)
  3. 複数の趣味
  4. 財政的裏づけ(持ち家など)

この本を読むまで、季節ごとに最高の気候の国へ移り住むなんて、まるで夢物語だと思っていました。

しかし、巨泉さんはそれを現実のものとしたのです。

理想のライフスタイル「ひまわり生活」という選択肢

本書で紹介されている巨泉さんのライフスタイルは「ひまわり生活」と名付けられています。

春と秋は日本、夏は涼しいカナダ、そして冬は暖かいオーストラリアかニュージーランドで過ごすというものです。

まるで常に太陽のほうを向いているひまわりのようだから「ひまわり生活」なのです。

これは、彼の趣味であるゴルフに最適な気候を追い求めることから始まったようです。

ボク自身はゴルフに全く興味がありませんが、このライフスタイルには強く惹かれるものがありました。

なぜなら、ボクは極度の寒がりだからです。

日本の冬の凍えるような寒さから逃れ、暖かい南半球で過ごせるなら、それは最高の贅沢だと感じます。

この本を読んでから、もし移住するなら時差が少ないニュージーランドが良いな、なんて具体的な想像までするようになりました。

しかし、巨泉さんは言います。

そんな「ひまわり生活」を実現したいなら、若いうちからしっかりと準備をしなければならない、と。

この言葉は、今のボクに重くのしかかります。

正直なところ、現時点で具体的な準備は何もできていません。

最大の問題は、現在の仕事のスタイルです。

ボクは会社に通って仕事をするサラリーマン。

リタイアせずに「ひまわり生活」を送ることは不可能です。

かといって、きっぱり引退してしまえば収入は途絶えます。

世間一般よりも少ない退職金では、とても悠々自適な暮らしは望めません。

会社員を辞めた後も、安定した収入を得る仕組みを構築する必要がある。

この課題に10年以上向き合っていますが、未だに「これだ」という答えを見つけられずにいます。

理想の生活への道は、想像以上に険しいようです。

人生で何を優先すべきか?巨泉流「4つの優先順位」

本書の中で、巨泉さんは「人生の優先順位を決めなさい」と説いています。

彼の優先順位は「第1に健康、第2にパートナー、第3に趣味、第4に財政」。

これには、ボクも完全に同意します。

まず「健康」。

長年の高血圧で通院しており、その原因が肥満であることは明らかです。

頭では「食べる量を減らし、適度に運動する」という単純な解決策を理解しているのですが、50年以上染み付いた生活習慣を変えるのは容易ではありません。

むしろ、体重は少しずつ増えている始末です。

次に「パートナー」。

幸いなことに、趣味にも理解のある妻がいます。

お互いに良い距離感を保てているので、この点は心配ないかもしれません。

ただ、巨泉さんはペットも必需品だと言いますが、「ひまわり生活」で世界中を連れて回ることを考えると、少し悩ましい問題です。

そして「趣味」。

巨泉さんのゴルフに匹敵するような、体を動かす趣味を継続したいと考えています。

ボクの場合はボウリングと水泳がそれに当たるでしょう。

しかし、ボウリングは数年前に酔って転倒し、肩の靭帯を痛めて以来、怖くて投げられずにいます。

水泳も、コロナ禍で気軽にジムへ行けなくなってから足が遠のいてしまいました。

運動不足が肥満につながっていることは間違いありません。

また、巨泉さんはジャズ鑑賞や将棋といったインドアの趣味も大切にしています。

ボクにとってのジャズはハードロック鑑賞ですが、将棋に当たるような指先を使う知的な趣味がありません。

長年、囲碁を覚えたいと思いつつ、全く手付かずの状態です。

運動系の趣味とインドア系の趣味をバランス良く持つこと。

これも今後の課題としてリストアップされました。

理想を実現する最大の鍵は「お金」と「語学力」

結局のところ、理想の老後を実現するための最大の障壁は「ファイナンス」、つまりお金の問題です。

これに関しては完全に勉強不足で、何から手をつけて良いのか分からないのが現状です。

今後の人生における、最重要課題の一つと言えるでしょう。

もう一つ、気になるのが「英語力」です。

海外で生活するなら、やはり英語は話せた方が良いに決まっています。

しかし、今の生活で英語を使う機会が全くないため、学習へのモチベーションがなかなか上がりません。

ボクが引退する7年後には、スマートフォンの翻訳アプリがさらに進化して、言葉の壁をなくしてくれていると良いのですが…。

頭の中で空想するだけでなく、一つひとつ課題をクリアし、具体的に行動を起こしていかなければ、理想はいつまでも理想のままです。

テレビで見ていた頃は、正直あまり好きなタレントではありませんでしたが、彼の生き方を知った今、大橋巨泉さんはボクにとって憧れの大スターになりました。

彼の生き方を完全に真似することはできなくても、そのエッセンスを取り入れ、自分らしい豊かな余生を送りたい。

本書は、そのための第一歩を踏み出す勇気を与えてくれました。

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同じく、老後の生き方について深く考えさせられた一冊です。

どちらも芸能界で活躍なされた方で、経済的にムチャクチャ余裕のある方ではあるので、普通のおっさんの参考に本当になるのかどうか微妙に思う方もおられるかも知れませんが、考え方は参考になると思いますので、ぜひ。

それではまた。

ありがとう!

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