元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回ご紹介いたします本は、ボクが憧れて心の中で師匠と呼んでいる高嶋政宏さんがお書きになった生き様に関する本でございます。
変態紳士
最近、「変態」という言葉が、いつの間にか「褒め言葉」として使われるようになったと感じませんか?
かつては、性的にアブノーマルな趣味を持つ人を指す、少しネガティブな言葉でした。
しかし今では、何か一つのことを常軌を逸するほど極め、他人の理解を超越した人物への「リスペクト」を込めて使われることが増えています。
「マニア」や「オタク」といった言葉の上位互換にある、最大級の賛辞といっても過言ではありません。
今回ボクがレビューするのは、俳優・髙嶋政宏さんの著書『変態紳士』です。
一見すると間逆な意味の「変態」と「紳士」があわさった書名に惹かれました。
テレビなどで見せる髙嶋さんの姿は、まさに「真の変態」。
ボク自身も音楽や食など、髙嶋さんと似たジャンルに興味があったため、「彼の見ている世界は一体どんなものなんだろう?」という強烈な好奇心に駆られ、この本を手に取らずにはいられませんでした。
ボクの世代と「変態」という言葉
ボクは団塊ジュニア、就職氷河期世代のど真ん中です。
同世代にとって、「変態」という言葉はまだネガティブな響きを持って捉えられがちかもしれません。
しかし、言葉は時代とともに変化します。
「ヤバい」が完全に褒め言葉になったように、「変態」もまた、ポジティブな称号へと進化しています。
この本は、そんな言葉の壁を軽々と超え、我々世代がこれからの人生を楽しむためのヒントを与えてくれます。
『変態紳士』の概要
本書は、俳優の髙嶋政宏さんが、偏愛する「プログレッシブ・ロック」「グルメ」「SM」などをはじめとする、ありとあらゆる”好き”について、異常なまでの熱量で語り尽くした一冊です。
髙嶋さんがあるきっかけを経て「変態」へと生まれ変わっていく様子や、その先に見えてきた”生きやすい人生”について。
穏やか、かつ大真面目に「フェチ」「嫁コンプレックス」などを綴る、50代男性による極上のエッセイです。
単なる趣味の紹介にとどまらず、独自の人生哲学や、物事を深く追求する姿勢が垣間見える、非常にパワフルな内容となっています。
基本情報
- 著者: 髙嶋政宏(俳優、タレント。スターレス髙嶋としても知られる)
- 出版社: ぶんか社
- 発売日: 2018/10/10
- ページ数: 199ページ
独自視点レビュー:この本を読んでどう変わったか
ロケねお的視点で、本書から得た「気づき」と「変化」を整理しました。
① Before(読む前の自分)
正直、髙嶋政宏さんという人物を「深く」は知りませんでした。
音楽やグルメにお詳しいことは存じ上げており、ボクの好みと近い部分があるのかな?と親近感を抱いていた程度です。
「変態紳士」という刺激的なタイトルに惹かれたのが正直なところですが、特に人生の悩みがあって手に取ったわけではありませんでした。
② Action(具体的な行動)
読み進める中で、髙嶋さんの「知識の深さ」と、それを埋めるための「圧倒的な積極性」に感銘を受けました。
「知りたいと思ったら、すぐに調べる。当事者に会いに行く」
今のボクにはそこまでの行動力はありませんが、まずは自分の手の届く範囲で「深掘り」を実践してみることにしました。
具体的には、これまで名前は知っているけれど長らく聴いてこなかったバンド、「Motörhead(モーターヘッド)」のベスト盤を聴いてみました。
(髙嶋さんはプログレ好きですが、ボクはあえてハードなロックへ……)
すると、これが驚くほど自分の好みに合致していたのです。「なぜ今まで聴かなかったんだ!」と後悔すると同時に、そこからさらに一歩踏み込んで、ドキュメンタリー映画『極悪レミー』まで観てしまいました。
さらには、中心人物であるレミー・キルミスターが愛飲していたという「ジャック・ダニエルのコーラ割り」を好んで飲むようにまでなりました。
③ Result(具体的な結果)
たった一つのバンドを深掘りしただけですが、知識が増えたこと以上に、「趣味に没頭すると人生に深みが出る」という実感が湧きました。
仕事に追われ、趣味に使う時間が減っている同世代の方は多いでしょう。
しかし、髙嶋さんの生き様を見ると、趣味の熱量が仕事にブーストを掛け、プライベートすらも充実させていることが分かります。
「たかが趣味」ではなく、「趣味こそが人生の潤滑油」なのだと気づけたことで、以前より自分の時間を大切にしようと思えるようになりました。
ジャック・コーク片手に音楽を聴く時間は、まさに至福です。
SM以外は瓜二つ? 髙嶋さんへの強烈な親近感と決定的な違い
この本を読んで一番驚いたのは、髙嶋さんとボクの趣味趣向が恐ろしいほど似通っていたことです。
プログレ、グルメ…似ているけど「深さ」が違う
髙嶋さんはキング・クリムゾンをこよなく愛するプログレ好きですが、ボクもラッシュやイエスなどを好んで聴きます。
グルメへの関心も共通しています。
しかし、決定的な違いはその「深さ」です。
ボクが浅瀬でチャプチャプ遊んでいるのに対し、髙嶋さんは酸素ボンベを背負って深海まで潜っている。
「物事の本当の面白さは、ここまで突き抜けて初めて味わえるのかもしれない」と痛感させられました。
どうしても共感できなかった「SM」の世界
一方で、唯一理解が及ばなかったのが「SM」の世界です。
髙嶋さんが語るSMは、単なる暴力ではなく、信頼関係の上に成り立つ高度なコミュニケーションであり、ある種の「美学」であることは頭では理解できます。
しかし、ボクは基本的に人が痛がる姿を見るのが苦手です。
「女性の痛がる表情は性的絶頂に似ている」という説もありますが、残念ながらボクの中のその種は発芽しませんでした。
こればかりは「好みの違い」として受け入れるしかありませんが、理解できない世界にも「その人なりの深い哲学」があることを知れたのは収穫でした。
決定的な違いは「積極性」
髙嶋さんがなぜあそこまでの領域にたどり着けるのか。
それは「積極性」に他なりません。
「動いてナンボ」だとわかっていても、ボクたちはつい「迷惑じゃないか」「もっと勉強してから」と言い訳をして、先延ばしにしてしまいます。
「思い立ったが吉日」を地で行く髙嶋さんのフットワークの軽さこそ、人生を何倍も豊かにする最大の秘訣なのだと教えられました。
この本はこんな人におすすめ
『変態紳士』は単なる面白エッセイではありません。
以下のような方に特におすすめです。
- 何か一つの趣味を極めたいと思っている人
- 自分の「好き」という感情に自信が持てない人
- 仕事と家の往復で、人生に物足りなさを感じている同世代
- 常識にとらわれず、自分の価値観で物事を考えたい人
次に読みたい本:自分の「好き」をさらに探求するために
この本を読んで「自分の好き」をもっと深く知りたいと感じたため、次は自己理解を深める本を読んでみたいと思います。
- 『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』(八木仁平 著)
- 『世界一やさしい「才能」の見つけ方』(八木仁平 著)
髙嶋さんのように自分の「好き」に正直に生きるためには、まず自分自身の「資質」や「本当にやりたいこと」を明確にすることが大切だと感じたからです。
趣味を深めるのと同時に、まだ知らない自分を探す旅に出ようと思います。
まとめ:人生を謳歌したければ、「変態」になれ!
髙嶋さんとボクとでは、育った環境も、見ている景色も違います。
しかし、この本は「自分の『好き』に時間と情熱を注ぎ込むことは、精神衛生上も非常に良く、人生を豊かにする」という普遍的な真理を教えてくれました。
もしあなたが日々の生活に何か物足りなさを感じているなら、ぜひこの本を読んでみてください。
そして、自分だけの「好き」を見つけ、深く深く掘り下げてみてください。
人生を思う存分謳歌する秘訣は、きっと我々も「変態」になることなのですから。
それではまた。
ありがとう!