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【読書感想文】日常が輝きだす魔法の習慣!はあちゅう『半径5メートルの野望』から学んだこと

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回はご紹介いたします本は、ブロガーでAV男優の奥様だったはあちゅうさんの書いた本でございます。

半径5メートルの野望

ブロガーとして非常に有名な、はあちゅうさん。

正直なところ、ボクはこれまで彼女のことを深くは知りませんでした。

しかし、ボクのような人間ですら名前を知っているのだから、きっと何か特別な魅力や考え方を持っているに違いない。

そんな興味から、彼女がどのようなメッセージを発信しているのかを知りたくて、この『半径5メートルの野望』を手に取りました。

本書の概要:カリスマブロガーはあちゅうの思考術

まずは、本書がどのような本なのか、基本情報からご紹介します。

  • 著者: はあちゅう
  • 出版社: 講談社
  • 発売日: 2015年1月9日
  • 内容紹介: 女子大生カリスマブロガーとして注目を集め、会社員を経てフリーで活躍する著者。本書では、「自分の人生の主導権を自分で握る」をテーマに、身近なところから世界を広げ、人生を味わい尽くすための具体的な思考法やアクションが綴られています。大きな夢を追いかけるのではなく、まずは「半径5メートル」の日常を充実させることが、結果的に大きな野望に繋がるというメッセージが込められています。

本書は、日々の生活に埋もれてしまいがちな「自分を大切にする視点」を思い出させてくれる一冊です。

第一印象と読後のギャップ

本書を読み始めて、正直なところ少し戸惑った部分がありました。

冒頭で、著者自身が容姿のことで過去に辛い経験をしたというエピソードが語られるのです。

あまりに辛辣な言われようだったと書かれていたため、気になってお名前で検索してみたのですが、そこにいたのはボクから見れば十分に魅力的な女性でした。

もしかしたら、多くの女性読者の共感を得るための謙遜だったのかもしれませんが、ボクは少し違和感を抱いてしまったのです。

しかし、その第一印象は、本を読み進めるうちに完全に覆されました。

ページをめくるごとに、彼女がどれだけ真摯に自分と向き合い、懸命に人生を切り拓いてきたかが伝わってきたのです。

最終的には、その力強い言葉の数々に深く感銘を受け、素晴らしい方だなという印象に変わりました。

特にボクの心に響いた、人生をより良くするための3つのヒントをご紹介します。

人生を好転させるヒント①:「引き算」で必要なものを見極める

まず一つ目のヒントは、「不必要なものを削る」という考え方です。

一日の長さは他の人と同じなので、自分なりに、自分の人生に必要なものと、削るものを決めています。

この一文を読んだとき、頭を殴られたような衝撃を受けました。

ボクはこれまで、

「成功したい」

「もっと豊かになりたい」と思うと、

常に新しい何かを「足し算」することばかり考えていました。

成功者の本を読んでは

「あれもやらなきゃ」

「これも必要だ」

とタスクを増やし、結果的に何もかもが中途半端になって動けなくなる、という悪循環に陥っていたのです。

しかし、大切なのは「足し算」ではなく「引き算」でした。

時間は有限です。

まずは今自分が抱えているものの中から、本当に必要なものは何かを見極め、そうでないものを手放していく。

それはまるで、散らかった部屋を片付けるような、シンプルで本質的な作業です。

この単純な事実に気づかせてもらっただけでも、この本を読んだ価値があったと感じています。

人生を好転させるヒント②:「夢が叶いやすい体質」の作り方

二つ目のヒントは、「夢が叶いやすい体質」になるための方法です。

「思う→叶う」という流れを脳がインプットしてくれて、それが続くと「思ったことは叶うんだ」と脳が思いはじめ、その人は、「夢が叶いやすい体質」になります。

これは、どんなに小さなことでも「やりたい」と思ったらすぐに行動に移し、「達成できた」という成功体験を脳に記憶させることが重要だ、ということです。

例えば、「牛丼が食べたい」と思ったら、すぐに牛丼屋へ行く。

そんな些細なことで構わないのです。

この「思った→叶った」という経験を意識的に繰り返すことで、脳は「自分の願いは叶うものだ」と学習していきます。

この小さな成功体験の積み重ねが、やがては「自分には無理かもしれない」と感じるような大きな野望に挑戦する際の、強力な自己肯定感に繋がるのです。

日々何気なく過ぎていく時間の中にも、意識すれば「小さな達成」は無数に転がっています。

それらを一つひとつ丁寧に拾い上げ、自分を肯定していく。

この習慣こそが、人生を大きく変える原動力になるのだと学びました。

人生を好転させるヒント③:元気は「もらう」のではなく「あげる」

そして、最後の三つ目のヒントが、「元気」に対する考え方です。

元気を出せるいい方法があります。それは「元気をももらおう」ではなくて「元気をあげよう」と思うことです。

調子が悪い時、人はパワースポットなどへ行って「元気をもらおう」としがちです。

しかし、著者によれば、元気とは本来もらうものではなく、自分の内側から湧き出てくるもの。

そして、そのきっかけは「誰かに与える」ことにあると言います。

つまり、自分が落ち込んでいる時こそ、意識的に誰かを喜ばせるための行動を起こすのです。

家族に優しい言葉をかける、友人の話を親身に聞く、誰かのために小さなプレゼントを用意する。

そうやって誰かに元気を「あげる」ことで、結果的に自分の心にもエネルギーが満ちてくる。

これは「面白いから笑うのではなく、笑うから面白くなる」という話にも通じます。

行動が感情を導くのです。

この「元気の作り方」を一度マスターしてしまえば、もう無闇に落ち込むことはなくなるかもしれません。

まとめ:日常から世界を変える一歩を踏み出す

この本から学んだ

「引き算の思考」

「夢が叶いやすい体質の作り方」

「元気の与え方」

この3つは、これからのボクの人生の指針となる、非常に価値のある教えでした。

大きな成功や劇的な変化ばかりを求めるのではなく、まずは自分の「半径5メートル」にある日常を大切にし、小さなことから変えていく。

その積み重ねが、いずれ振り返った時に、とてつもなく大きな変化を生んでいるはずです。

この本は、現状に満足できず、何かを変えたいと願うすべての人の背中を、優しく、しかし力強く押してくれる一冊でした。

ちなみに、本書には内容が加筆された「完全版」もあるようです。

これから読まれる方は、そちらを選んでも良いかもしれません。

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あわせて読みたい

著者の元パートナーである、しみけんさんの本も非常に興味深いです。

あわせて読むことで、また違った視点が得られるかもしれません。

それではまた。

ありがとう!

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