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【読書感想文】『遅読家のための読書術』印南敦史

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

今回読みました本はこちらでございます。

遅読家のための読書術

前々から本を早く読めるようになりたいと思っておりまして、そういうようなことが書いてある本を見かけると買わずにはおれない性分でした。

速く読むことばかりが頭にあったのですが、この本のタイトルは「遅読家」と真反対。

この言葉がひっかかりました。

たまに速く読める時もあるんですが、おおむね遅読です。

なので、きっと遅読を逆手に取った効果的な読書術が書かれているに違いないと思い、なんなら速読の本よりも効果があるんじゃないかと手にとった次第です。

遅読家の速読術

遅読家の速読術とでもいうのでしょうか、そういうものが紹介されています。

それは「流し読み」でした。

それじゃあ読んでることにならないじゃないかとおっしゃる方もおられますでしょう。

流し読みに嫌悪感がある人はもう読まないほうが良いと思います。

個人的には眼球を早く動かしましょう的な速読よりもリアリティを感じますし、流し読むと内容がアタマに入らないという批判もあるでしょう。

しかしながら、アタマに入らない時は精読しても熟読しても入らないものです。

ボクの場合は流して読んだからわからないということはないので、それなら流して読んだほうが時間が短くて済むので良いと感じました。

※流して読んで気になった部分に当たったら精読します。

新型読書ノート

サラサラっと読んでいかにアタマに残すかというところで、やっぱり読書ノートを付けるということが良いようですね。

といっても、ボクのようにブログにダラダラと書くということではなく、良かったなと思う1文をA4の紙に書いていって、その中からひとつベストな1文を選んだり、本の感想を1行でノートに書いたりするそうです。

簡潔に書くほうがインパクトがあり、その1文を選ぶ過程で色々考えたりして記憶に残るらしいのです。

感想文を1行で書いたものが溜まったら、その中のベストを選びます。

そこでこのベストを抜き出した本はどんな本だったかなと思い出すのが、記憶の定着に効果を発揮するんだと思います。

覚えようとするよりも思い出そうとするほうがアタマに刻まれるそうですし。

音楽を聴くように読書する

この本で何より印象に残ったのは音楽を聴くように読書するというところです。

著者の印南さんがCDのライナーノーツを書いておられたことがあり、そのときはいろんな音楽を聴いておられたそうです。

ボクが一番多いの、音楽を聴くときのシチュエーションは歩きながらです。

聴いてるか聴いてないか特に意識せずに聴いています。

そのときに良いなと思ったものは何度も聴きます。

何度も聴いてると聴くたびにいろんな発見があったりします。

音楽は一度聴いただけで全てをわかろうとしては聴いていないんです。

なぜ、これを読書に応用しなかったのか。

言われてみると不思議にすら思います。

一回読むだけでその本のエッセンスをすべて吸収してやろうと思って読み始め、結局一回読んだだけでは今ひとつ理解できなかったり、感動したはずの内容もスカッと忘れてしまったりするのは、ひとえに自分がアホだからだと思っていました。

情報が脳を通っていくのは読書も音楽も同じだなと気が付いたのはとても大きいことです。

これから本の読み方が変わるんじゃないかと思います。

買ってすぐ書店の前のベンチでほぼほぼ読んでしまいまして、こんなことなら立ち読めばよかったと(スミマセン)思ったほどスラスラっと読めてしまいました。

自分は自分で思うほど遅読家ではないのかもしれないと思わせてくれた本でございました。

それではまた。

ありがとう!

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