元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回はこちらを聴きました。
Hell Awaits
久しぶりに聴いたことのないアルバムを聴きました。
おっさんになりますと、聴き慣れているものばかりをチョイスをしがちです。
Apple Musicには自分の好きなものばかりを集めたものを表示してくれるので、ついついそればかりを聴いてしまいます。
それでは発展がないので、思い切りました。
スラッシュメタル四天王で唯一全く知らないバンド
ヘヴィメタルと一口に言いましても、実は細かくカテゴリーが分かれています。
Wikipediaのサブジャンルのところを見ていただくとわかりますが、物凄く細分化されております。
今回感想を書いたSLAYERというバンドはその中の「スラッシュメタル」にカテゴライズされるバンドです。
実は「スラッシュメタル」には「スラッシュメタル四天王」と呼ばれるバンドがありまして、
この4バンドからスラッシュメタルの歴史が始まったという感じなんですが、ボクは四天王のうち、今回のSLAYERだけ全然聴いたことがありませんでした。
現在までスラッシュメタル一筋で音楽を制作しているのは、SLAYERだけという現状だそう(他のバンドは時代に合わせて変化しているということでしょうか)ですから、スラッシュメタル好きから言わせれば、SLAYERを知らずしてスラッシュメタルを語るなかれというところでしょうか。
だから、ボクはスラッシュメタルを語ることはまずありません。
ちなみにMETALLICAとMEGADETHとANTHRAXは何枚かのアルバムを聴いたことがあります。
特にANTHRAXが好きでして、高校生から大学生の時はよく聴いてました。
重さよりも速さ重視
ボクはベースを弾いていますので、低音が効いてる音楽が好きです。
ゆえに音楽を聴くときも低音を効かせる設定にして聴いています。
ヘヴィメタルやハードロックが好きな理由もまた低音がドンと存在感を示しているからです。
でも、中には低音を捨ててるアルバムがあったりします。
有名なのはMETALLICAの『メタル・ジャスティス』ですね。
ベースの音が聴こえません。
このアルバムに収録された曲のデモバージョンを聴いたことがあるのですが、それはギターとドラムだけで構成されているのですが、商品になったアルバムに収録されたその曲は、そのデモ版とほとんど変わりません。
曲はカッコ良かったのですが、猛烈な物足りなさを感じるアルバムでした。
低音を効かせることで生み出す「重さ」がヘヴィメタルという音楽の「ヘヴィ」の部分を担っているわけですが、スラッシュメタルはその名の通り「ヘヴィ」を捨てて「スラッシュ」に当たる部分である「切れ味」つまり「疾走感」や「スピード感」に特化させた音楽ということになります。
METALLICAの『メタル・ジャスティス』の低音が効いてないのは、METALLICAがスラッシュメタルバンドであるという意思表示なのかも知れません。
そうなると、低音が効いてないからつまらないと思ったのは、見当違いということになります。
そもそもボクにはスラッシュメタルは合わないということになります。
そういう状態で聴いたSLAYERは、やはり速さに特化した真っ当なスラッシュメタルでした。
さすがに四天王。
しかしそれは軽さを感じる音楽で、ボクにはやっぱり物足りなく思えてしまいました。
ベースは確かにいた
ただ、ベースは何もしていないのかというそういうことはないのです。
しっかりベースの音は聴こえてきました。
ギターがベースの領域を侵害せずに演奏しているので、ちゃんとベースの役割があったのです。
ベース弾きとしては嬉しい出来事でした。
やっぱり「疾走感」を出すには「重さ」はジャマなのだろうか。
そんな事をずっと考えながら聴いていました。
ボクが知らないだけで進化したスラッシュメタルは名前が違っているかも知れないけど、「重さ」を維持したまま「疾走感」を出すようなアレンジや音選びを成し得ているバンドもあるかも知れません。
そして今もなお、スラッシュメタルを作り続けているというSLAYERはこのアルバムが発表された85年から39年が経ちました。
一体どんなスラッシュメタルに進化しているのでしょうか。
SLAYERはいろいろあって2015年にリリースしたのが最後にアルバムが出ていません。
今年(2024年)の初めに再結成されたばかりなので、来年ぐらいには進化したスラッシュメタルを聴くことができるかも知れませんね。
楽しみにします。
それではまた。
ありがとう!