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【アルバムレビュー】大人になって出会ったメタルの快感 -『RUN RIOT』OUTRAGE 感想

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回聴きましたアルバムはこちらでございます。

RUN RIOT

久しぶりにヘヴィメタルを聴きました。

しかも、ご覧通りジャケットが実にヘヴィメタルらしくてシビれました。

やはりヘヴィメタルは視覚的なインパクトも大事だと改めて感じます。

OUTRAGEとの出会い

今回聴いたのはOUTRAGEというバンドです。

実は、ボクにとって初めてのOUTRAGE体験でした。

名前は昔から知っていましたが、なぜか敬遠していました。

その理由は、高校生か大学生の頃に見た彼らのビジュアルイメージにあります。

音楽雑誌で見たとき、ギタリスト(たぶん)が太っていたのを覚えています。

ボクも太っているほうなので、自分もこんなふうに見えているのかと思うと、少しゲンナリしました。

もしOUTRAGEの音楽やら演奏がカッコよくてファンになってしまったら、「太っていても良いじゃないか」と太っていることを肯定してしまうのではないか。

そんな微妙な感情から、これまで聴かずにいました。

いつしか「アウトレイジ」というとヤクザ映画の代名詞になり、

バンドのOUTRAGEはすっかり忘れてしまっていました。

しかし、ふとしたきっかけで聴いてみたら、これがメチャクチャカッコ良かったのです。

なぜ今まで聴いてこなかったのかと、心底後悔しました。

とはいえ、このタイミングだったからこそハマれたのかもしれません。

もうどうあれ、自分が太っていることを肯定することはありませんから。

ベースの存在感

ボクはハードロック系のベースを弾くので、ヘヴィメタルを聴くときは特にベースラインが気になります。

このアルバムのベースは、最初はあまり目立たないように感じましたが、二周目(アルバム全曲視聴の2回目)に入るとどの曲にも確実に存在していることに気づきました。

例えるなら、アルバム全体をマンションとすると、曲は各部屋。

そしてOUTRAGEのベースは、どの部屋にも敷き詰められた分厚い絨毯のような存在でした。

ただの絨毯ではなく、しっかりと質感がありながら、派手に主張することなく、全体を包み込んでいます。

音の好みとしては、もう少し主張するベースが好きなのですが、このバンドのサウンドにはこのスタイルがしっくりきます。

これがベストなバランスなのでしょう。

ギターとドラムの魅力

ギターについては、どことなく日本人ならではのメロディ感があります。

フレーズは確かにヘヴィメタルですが、音そのものはあまりヘヴィになりすぎず、意外と聴きやすいです。

普段なら「ヘヴィメタルなんだから、もっと低音をブーストして高音をキンキンにしないとダメだろ」と思うところなのですが、なぜかこのバンドにはそう感じませんでした。

それだけバンド全体の完成度が高く、細かい音作りを気にしなくてもヘヴィメタルとしての世界観がしっかり構築されているのでしょう。

結成が1982年ということなので、キャリア40年以上の重みがそうさせているのかもしれません。

そしてドラム。

切れ味が鋭くて、聴いていてとても心地よかったです。

「こんなドラマーと一緒に演奏したいな」と思わせる切れ味でした。

ヘヴィメタルでは疾走感を出すためにツーバス連打が定番ですが、このバンドはそこまで多用していません。

それどころか、ワンバスのときのほうが疾走感があるように感じました。

ワンバスで鋭く疾走感を出し、いざツーバスが登場すると、また違った味わいの疾走感が生まれる。

このバランスが絶妙で、まさに「素晴らしいヘヴィメタル」です。

キャッチーな歌メロ

演奏やアレンジが素晴らしいだけでなく、メロディもキャッチーなのがOUTRAGEの魅力のひとつです。

ヘヴィメタルにキャッチーなメロディが必要かどうかは意見が分かれるところですが、ボクは「必要派」です。

歌詞は全編英語ですが、サビ部分はシンプルな英語が使われているので、自然と口ずさみたくなります。

キャッチーなメロディとわかりやすい歌詞が合わさることで、聴いていないときでも脳内でリピートされ、どんどん記憶に定着します。

結果として、OUTRAGEがどんどん好きになってしまうのです。

これからのOUTRAGE

こうして一度ハマると、過去のアルバムも次々と聴きたくなるのが音楽ファンの性です。

OUTRAGEも例外ではなく、これからじっくりと聴き込んでいきたいと思います。

ヘヴィメタル熱が再燃してきた今、しばらくはこの世界にどっぷり浸かることになりそうです。

それではまた。

ありがとう!

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