元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回ご紹介いたします本は、外山滋比古さんのお書きになった出会いについてのお話です。
乱読のセレンディピティ
書店をぶらぶら歩いていると、ふと目に飛び込んでくる本ってありませんか?
今回ご紹介する外山滋比古さんの『乱読のセレンディピティ』は、ボクにとってまさにそんな一冊でした。
著者の名前も知らなかったのですが、「乱読」と「セレンディピティ」という結びつかない単語の組み合わせに、なぜか強く心を惹かれたのです。
ボクは現在50代です。
今のところ「頭が固くなってきた」という自覚はないですし、周りからそう指摘されたこともありません。
しかし、年齢を重ねれば普通は思考が固まっていくものだと思います。
「頭が硬いですね」と人から指摘されるようになってからでは、もう手遅れで柔らかくはならないのではないか。
そんな静かな危機感があり、「そうならないための頭の使い方」をしっかり身につけたいと常々考えていました。
ボクはいつか独立して、自分にしか生み出せない価値を世間に提示できるようになりたいと思いながら日々読書をしています。
だからこそ、「素敵な偶然に出会う、予想外のものを発見する」という意味を持つ「セレンディピティ」という言葉に、本能的に惹きつけられたのかもしれません。
ページをめくり始めると、その予感は確信に変わりました。
この本は、ただの読書術を解説した本ではなかったのです。
知識を「知恵」に変えるための思考法
まずは本書の基本情報と、著者である外山滋比古さんについてご紹介します。
(後から調べて、大変有名な方であることを知りました)
- 著者:外山 滋比古(とやま しげひこ) 1923年生まれの英文学者、文学博士、エッセイスト。ミリオンセラーとなった『思考の整理学』など、思考法や日本語論の分野で数多くの名著を残されています。
- 出版社: 扶桑社(文庫版:227ページ)
- 発売日: 2016年9月29日
[公式ページURL:https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594075583]
本書は、サブタイトルに「思いがけないことを発見する能力」とあるように、読書を通じていかにして新しい発想やアイデアを生み出すか、そのための思考法を説いた一冊です。
『乱読』がボクの読書と行動を変えた理由
この本は正直に言うと少し理屈っぽいのですが、その理屈っぽさこそが読み進めるほどに心地よくなる不思議な魅力を持っています。
本書から得た「3つの気づき」と、それに触発されてボクがどう行動を変えたのか(Before・Action・Result)を交えてお話しします。
① Before:ビジネス書ばかり読んで「わかった気」になっていた自分
この本に出会う前のボクは、心の赴くままに本を選んでいるつもりでも、気がつけば「ビジネス書」というジャンルに大きく偏っていました。
特に速読術に関する本ばかり読んでいた時期もあり、知っている内容だとスラスラ読めるため、「読書が上達した」と喜んでいたのです。
しかし、独立して「自分にしか生み出せない何か」を作りたいと願いながらも、同じような知識ばかりをインプットしている状態でした。
② Action:3つの気づきから「乱読」と「アウトプット」を開始
そんなボクの頭をガツンと殴ったのが、本書で語られていた以下の考え方でした。
- 気づき1:新しいアイデアは「乱読」から生まれる 本書によれば、同じジャンルの本ばかり読んでいては、知識の距離が近すぎてありきたりな発想しか生まれません。「すでにあるA」と「一見無関係なB」を組み合わせることで、新しいCが生まれる。だからこそ、脈絡なく読む「乱読」が有効なのだと。 これを知ったボクは、意識的にビジネス書以外の本へ手を伸ばすことにしました。これまでほとんど読まなかった「小説」を少しずつ読み始め、さらに「俳句の本」や「ファッション関連の本」など、全く畑違いのジャンルにも挑戦し始めました。
- 気づき2:知識を溜め込むな!「知的メタボ」を防げ 外山さんは、知識をただ溜め込むだけの状態を「知的メタボ」と呼び、使わない知識はただの贅肉だと警鐘を鳴らしています。防ぐ方法は「インプットしたらアウトプットして循環させる」こと。 これにハッとさせられたボクは、まさに今読んでくださっているこのブログを、「知的メタボを防ぐための健康的な知的生活」の一環として位置づけ、本で得た知識を自分の言葉で整理して発信し続けることにしました。
- 気づき3:失敗が発見に変わる「セレンディピティ」の実例 本書では、ペニシリンの発見や、イルカの脳とコミュニケーションの研究など、失敗や偶然が世紀の大発見に繋がった実例が紹介されています。これらは単なる幸運ではなく、鋭い観察眼と探究心があったからこそ。乱読で多様な知識を得ることは、この「観察眼」を養い、思考が固まるのを防ぐ訓練になるのだと確信しました。
③ Result:読書が「宝探し」に変わり、思考の柔軟性を手に入れた
これらの行動を続けた結果、ボクの意識は確実に変わりました。
小説や俳句、ファッションといった未知のジャンルに触れることで、「世の中には自分の知らない視点がこんなにあるのか」と、凝り固まりそうになっていた頭がほぐれていくのを感じます。
一見無関係に見える知識が、いつかビジネスのアイデアと結びつくかもしれないと思うと、日々の読書がまるで「宝探し」のように楽しくなりました。
また、「面白かった」で終わらせずブログでアウトプットする習慣がついたことで、知識が単なる情報から、自分の中で使える「知恵」へと昇華されている実感があります。
おすすめポイント:こんな人に刺さる本です
この本は、次のような人に特におすすめです。
- 「頭が固くなってきたかも」と年齢的な焦りや危機感を感じている人
- 新しいアイデアや企画が出せずに悩んでいる人
- 自分の読書がマンネリ化している(同じジャンルばかり読んでいる)と感じる人
- 知識をインプットするばかりで、「知的メタボ」になっている自覚がある人
一般的な読書術の本が「いかに効率よく知識を集めるか」という”量”や”速さ”に焦点を当てているのに対し、本書は「集めた知識をいかに化学反応させ、新しいものを生み出すか」という”質”や”思考法”に重きを置いています。
あわせて読みたい関連本
『乱読のセレンディピティ』を読んで、発想力や思考の柔軟性をテーマにした本への関心がさらに高まりました。次に読んでみたい(または併読をおすすめしたい)本を2冊ご紹介します。
- アダム・グラント 著『THINK AGAIN(シンク・アゲイン)』 「思い込みを手放す方法」が書かれた一冊。ボク自身、思い込みが強いほうだと感じています。乱読で多様な知識を得ても、固定観念のフィルター越しに見てしまっては意味がありません。セレンディピティを活かすためにも、この本で思考の柔軟性をさらに高めたいです。
- 小宮一慶 著『ビジネスマンのための「発想力」養成講座』 外山さんの本が思考の「原理原則」だとすれば、こちらはより実務に近い発想の仕方が学べるはずです。両方の視点を持つことで、より立体的なビジネス思考ができるようになると期待しています。
まとめ:偶然の出会いをチャンスに変える一冊
今回は、外山滋比古さんの『乱読のセレンディピティ』をご紹介しました。
- 多様なジャンルを読む「乱読」が、新しいアイデアの源泉になる。
- 知識は溜め込まず、アウトプットして循環させることで「知的メタボ」を防ぐ。
- 偶然の発見(セレンディピティ)は、鋭い観察眼と探究心から生まれる。
この本と偶然出会えたこと自体が、ボクにとって大きなセレンディピティでした。
「頭が固くなるのを防ぎたい」
「独立に向けて新しい発想が欲しい」
という思いから、小説や俳句にまで手を伸ばすようになった今の自分は、少し前の自分からは想像もつきません。
もしあなたが、日々の業務や生活の中で「何か新しい発想が欲しい」「思考のマンネリを打破したい」と感じているなら、この本はきっと強力なヒントを与えてくれるはずです。
さあ、あなたも今日から、いつもなら絶対に選ばないような本を手に取り、「乱読」の世界へ一歩踏み出してみませんか?
それではまた。
ありがとう!