元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読んだ本は数々の著書を出しておられる本田健さんの本でございます。
金持ちゾウさん、貧乏ゾウさん 仕事と人生の変わらない法則
本田健さんの著書『金持ちゾウさん、貧乏ゾウさん 仕事と人生の変わらない法則』を読みました。
タイトルを見た瞬間に、「あれ?あの有名な本をもじってる?」と感じた方も多いのではないでしょうか。
ボク自身もそうでした。
書店でパッと見ただけだと、別のベストセラーと勘違いしてしまいそうなタイトルです。
本田さんほどの方でも、こんな遊び心というか戦略的なタイトルをつけるんだな〜と少し驚き、同時にちょっと残念な気持ちも抱きながら読み始めました。
童話のように読みやすいストーリー仕立て
読み進めてみると、この本は童話のようなストーリー仕立てで書かれていました。
主人公として登場するのは「金持ちゾウさん」と「貧乏ゾウさん」。
彼らの会話や体験を通じて、お金にまつわる考え方や人生の姿勢が描かれています。
難しい専門用語や数字の羅列はほとんどなく、むしろ寓話を読んでいるような感覚です。
そのため、小さなお子さんでも楽しめる内容だと思いました。
学校教育の中では金融教育がまだ十分とは言えませんが、このような本をきっかけに「お金って何だろう?」と興味を持つ子どもが増えるのはとても良いことだと思います。
親子で一緒に読んで話題にすれば、お金の捉え方や人生観について自然に会話が広がるでしょう。
大人が読んでも学びがある
もちろん、この本は子ども向けだけではありません。
大人が読んでもしっかり楽しめて、学びのある内容です。
ボク自身も読んでいる途中で胸が熱くなるシーンがありました。
単に「お金を増やすテクニック」ではなく、「お金と自分との距離感をどう考えるか」という根本的なテーマが語られているのです。
お金に振り回されてしまう人もいれば、お金を上手に使い、人生を豊かにする人もいる。
その違いは知識や収入額だけではなく、「お金に対する考え方」や「心の在り方」に大きく左右されます。
本書ではその本質が、ゾウたちの会話を通じてわかりやすく伝えられていました。
子どもに伝える金融リテラシーの第一歩
金融教育というと、大人向けの投資本や専門書を思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、この本のように「寓話」として学べる形は、むしろ本質を理解するのに適しているのかもしれません。
子どもが読むと「お金って怖いものじゃなくて、上手に使えば人生を助けてくれるものなんだ」と気づくきっかけになります。
たとえば、貯金をする大切さや、人に与えることで巡り巡って自分に返ってくる考え方など。
小難しい経済理論ではなく、日常生活に直結する形で語られているので、小学生や中学生でも理解できるでしょう。
そして、そうした基礎的な考え方は、大人になってからも必ず役立つはずです。
ボクが感じた一番の学び
この本を読んで一番印象に残ったのは、「お金は単なる道具にすぎない」というメッセージです。
お金そのものが人生の目的になるのではなく、どう使うかによって人生の質が変わる。
つまり、お金を稼ぐことと同じくらい「お金をどう扱うか」が大事だということです。
ボク自身、お金に関して無駄遣いをして後悔したこともあれば、投資や自己投資を通じて未来につながった経験もあります。
この本を読みながら、自分のこれまでのお金との付き合い方を振り返り、今後どう向き合っていくべきかを考えさせられました。
大人にこそ響く「童話的アプローチ」
童話のような形式は一見すると子ども向けに見えますが、大人が読むからこそ深く響く部分があります。
寓話はシンプルなストーリーの中に普遍的な真理が隠されています。
本書もまさにその通りで、ゾウたちの会話に「当たり前だけど忘れがちな真実」がたくさん込められていました。
たとえば、「お金は貯めるだけではなく、循環させてこそ意味がある」という考え方。
これを子どものうちに知っていれば、大人になって浪費や借金に苦しむリスクを減らせるでしょうし、大人が改めて学べば、人生の再スタートにも役立ちます。
まとめ|『金持ちゾウさん、貧乏ゾウさん』は世代を超えて読める一冊
本田健さんの『金持ちゾウさん、貧乏ゾウさん』は、子どもから大人まで楽しめる寓話的なお金の本です。
難しい専門書では伝わりにくい「お金の本質」を、ユーモラスでわかりやすい形で教えてくれます。
ボクは読み終えて、「お金との距離感を改めて見直すきっかけになった」と感じました。
金融教育がまだ浸透していない日本において、この本は子どもにとっては金融リテラシーの入り口になり、大人にとっては初心を取り戻すきっかけになるでしょう。
世代を超えて読まれる価値のある一冊だと思います。
それではまた。
ありがとう!
