元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回読みました本はこちらでございます。
浮世絵を知りたい。
浮世絵にほんのり興味がありまして、買ってしまいました。
どういった絵のことを浮世絵というのか、どういう画家がいるのか、そういうことも知らぬ状態で読みましたが、とっても楽しめました。
ちなみ浮世絵とはこういうものだそうです。
江戸時代に成立した絵画のジャンルである。 錦絵 とも言う。演劇、古典文学、和歌、風俗、地域の伝説と奇談、肖像、静物、風景、文明開化、皇室、宗教など多彩な題材がある。「浮世」という言葉には「現代風」という意味もあり、当代の風俗を描く風俗画である。大和絵の流れを汲み、総合的絵画様式としての文化的背景を保つ一方で、人々の日常の生活や風物などを多く描いている。
筆で描いてるものだと思っていたのですが、大体は印刷物といいましょうか、版画なんです。
印刷物
版画なので同じのがいっぱいあったということらしいんです。
新聞の折込チラシ的なものや、ブロマイド的なものとかあったみたいで、割と芸術的というよりも、マンガとかイラストに近い親近感のあるものだったようです。
印刷の工程がさほど今と変わらないというのも驚きました。
人がやるか、機械でやるかくらいの差でした。
でも、人が印刷に関わりますと、それぞれの工程に名人というのか、しっかりとした技術を持った人がいないと全然成り立たない気がします。
そうなると印刷というとバンバン複製できそうで価値があんまり無さそうな気がしますけども、そうでもないのかもな〜と思いました。
美人画はつまらない
ザックリわけますと人物を描いたものと、風景を描いたものと分けられますが、ボクは風景を描いたもののほうが好みです。
色鮮やかで、この本で紹介されているものはどれも美しいんですが、人物画、特に美人画といわれているものは、当時はだいたい同じ顔に描くものだったそうで、つまらないです。
美人の基準が今と違うからでしょうね。
全然「美人」画に見えないのも問題です。
むしろ、ちょっと気持ち悪いくらいでして、イマイチでした。
男女の描き分けがされていない風のもありまして、余計に好きになれませんでした。
風景のものはファンタジーな感じとかありまして、好きです。
浮世絵の価値
こういう本に載っているものではなく、本物の浮世絵を見たら、また印象も違ってくるんでしょうけども、とにかく色がキレイでした。
となると、やっぱり本物が見たいな〜と思うんですけども、見たいな〜と思う浮世絵は日本にはないのが多いのです。
多分、海外での評価のほうが高かったんでしょうね。
浮世絵で陶器をくるんで輸出してたそうですから、完全にチラシですね。
国内の評価はイマイチでも、世界に出ると評価され、日本でも評価し直されるというのは、割とよく聞く話だったりしますが、何も最近のことじゃなかったんだな〜と思いました。
ネットで簡単に世界と繋がれるようになった今、我々がその価値に気がついてない何かがあってもすぐに紹介されますから、もう外国の方に価値を見出してもらう日本のものはあんまりないかも知れませんね。
最近、Xで日本の剣術で有名な北辰一刀流の宗家がドイツの方だと知りました。
剣術の一つがドイツの方に価値を見出してもらえて、この人がいなかったらどうなっていたんだろう?と思いました。
ピッツァ職人だったり、
ピッツァ職人世界一は日本人 – イタリア人以外で初の王者となった日本人のお話
パティシエだったり、
日本代表チーム、優勝おめでとうございます!クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーとは?
世界各地で日本人が世界一を獲得してますが、こういうの話を知ると国境は徐々になくなりつつあって、地球規模で物を考えないといけないのかな〜とか思いますね。
それではまた。
ありがとう!