元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回ご紹介いたします本は小笠原敬承斎さんのお書きになった日本の礼儀作法について解説している本でございます。
外国人に正しく伝えたい日本の礼儀作法
若い頃は礼儀作法なんてものは七面倒臭いものと思っており、きっと知らず知らずに無礼なことや失礼なことをやらかしてきたと思います。
それにより、嫌われてしまったり、アホだと見下されてしまったりが、まったく気がついてませんがあったはずです。
今年53歳ですので、さすがにあまりに礼儀知らずでは、本物のアホだと思われかねませんから、ここに来てしっかり礼儀作法の基本というのを知りたくなりまして、『外国人に正しく伝えたい日本の礼儀作法』を手に取った次第です。
小笠原流礼法との出会い
マナー講師が新人研修などで教える作法は、時に「本当に正しいのか?」と疑問に思うことがあります。
その中で「小笠原流」と示されていたのを思い出し、著者が小笠原さんなので、おそらく正しい日本の作法なのだろうと判断しました。
親に教わってなんとなくやっていた作法も、なぜそうするのかの解説があることで、意味合いが変わります。
ボク自身も読んでいて納得できる部分が多かったです。
ちなみに著者の小笠原敬承斎さんは女性で、約700年続く小笠原流礼法で初の女性宗家だそうです。
完全にボクは頭の中で男性を想像していましたので、驚きました。
女性と知って読めば、文章の受け取り方も変わったかもしれません。
外国人にわかりやすく書かれている
本書はタイトル通り、外国人に伝えるために非常にわかりやすく書かれています。
礼儀作法に疎い人でも理解しやすい内容です。
最近、妻の御朱印集めに付き合うようになり、ボクも寺社仏閣に足を運ぶ機会が増えました。
京都市生まれなので、以前から寺社仏閣は身近にありましたが、歴史や神様のことにはほとんど関心がありませんでした。
しかし年齢を重ねると、なぜここに神社やお寺が建てられたのか、どんな神様が祀られているのかに興味が湧いてきます。
さらに最近『全領域異常解決室』を観て、一段と日本の神様に興味が湧いてまして、もうちょっと八百万の神様に感謝しなきゃならないんじゃないかと思うようになりました。
感謝を伝えるには、やっぱり神社なのではないか。
日本の神社と参拝作法
そこで本書は、礼儀についての中で、寺社仏閣についての基礎知識も盛り込まれておりまして、今の自分にバチッとハマる内容となっていました。
平安時代以降、朝廷より特別の処遇を受けた二十二の神社を二十二社といいます。律令体制の弛緩にともない、国家の重大事、天変地異のときなどに朝廷から特別の奉幣を受けていました。
二十二社は、伊勢(内宮・外宮)、石清水、賀茂(上賀茂・下鴨)、松尾、平埜、稲荷、春日、大原野、大神、石上、大和、廣瀬、龍田、住吉、日吉、梅宮、吉田、廣田、祇園、北野、丹生、貴布襧(きぶね)です。
神社の話ですが、ボクはこういうこともさっぱりでした。
これを知ったボクは、「死ぬまでに全部回りたい」と思いましたが、現状まだ大半は行けていません。
参拝作法も丁寧に解説されており、曖昧な方はぜひチェックするとよいです。
神社は比較的参拝方法がわかる場所が多いですが、お寺は情報が少ないので、正しい作法を知ると安心です。
もしかしたら仏様はそんな細かいことは気にしないタイプなのかも知れませんが、正しい参拝方法を実践すればご利益が変わってくるのではないかと思います。
箸の持ち方と食事作法
本書ではご飯の食べ方についても触れられています。
特にボクはお箸の使い方が気になりました。
ペンの持ち方とお箸の持ち方の基本は同じだからです。ペンの持ち方を改めると、無理なく正しいお箸の持ち方ができるようになるはずです。
実際に、誤ったお箸遣いを改めたいと思った方が、まずペンの持ち方から直すようにしたところ、お箸遣いも改善することができたと伺ったことがあります。
実は恥ずかしながら、箸の持ち方があまり上手ではなく、最近になって必死に矯正しているところです。
ということで、ペンの持ち方から矯正しています。
さらに箸についてこんな記述がありました。
箸を使用することは、じつは脳への刺激として大変効果的で、三歳から八歳くらいまでの子どもの脳の発達に、重要な影響を与えることがわかっています。
日本が経済成長を遂げてきた背景に、箸の使用が大きく貢献していたのではないか、とまでいわれるほどです。
ボクもこの情報を知り、改めて積極的にお箸を使うようになりました。
礼儀作法だけでなく、脳や文化への影響も意識できるのは面白いポイントです。
今までも普通にお箸を使ってましたが、たとえば牛丼など丼ものを食べるときはスプーンを出してくれるお店がありますが、今後はお箸一択で行きます。
誰にオススメか
- 礼儀作法に疎い大人
- 日本文化に興味や関心のある方
- 日本を正しく外国の方に伝えたい人
文章もわかりやすく、実践しやすい内容になっています。
ボクのように大人になってから礼儀作法を学びたい人にも最適な一冊です。
まとめ
本書を通して、日本の礼儀作法の基本を改めて学ぶことができました。
箸の持ち方や参拝の作法など、日常や旅先で役立つ知識が詰まっています。
礼儀作法に自信のない方や日本文化に興味のある方は、ぜひ一度手に取ってみてください。
学んだことを実践することで、日々の生活が少し豊かになるかもしれません。
それではまた。
ありがとう!
