元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読ませていただいた本はこちらでございます。
本の読み方 スロー・リーディングの実践
恥ずかしながらこの著者の平野さんを存じ上げてなかったのですが、芥川賞を受賞されている作家さんだそうです。
普段あまり小説を読まないので、芥川賞とか直木賞がどんな人がもらえる賞なのかも存じ上げない情けないおっさんです。
作家をやっておられるということは、ただ本が好きというようなおっさん(ボクのこと)よりも遥かに膨大な量の本を読んでインプットされておられるでしょう。
しかしながら、人間に与えられた時間は皆同じ。
芥川賞を受賞しているからといって急に人よりも時がゆっくり流れるということはないのです。
だから、職業的にも沢山の本を読まなければならない人がたどり着いた読書の境地を堪能できるのではないかと、本を読んでる途中に芥川賞受賞者だと気がついて、読むことになりました。
速読とは真逆に思えるスロー・リーディングは逆に早く読めるのか?と期待したのですが、そうでもなかったです。
速読はダメ
内容はザックリと書きますと、速読はダメということのみでしたね。
速読なんかで本なんか読んだらアホになるでと言わんばかりでした。
速読に挑戦して挫折されたんでしょうか。
速読がダメと言い切るにはまず速読しないと言えないわけですからね。
ボクも速読が未だできないものですから、平野さんの仰ることもわからなくもないんですが、残念ながらあまり共感できませんでしたね。
なぜスローリーディングなのか?
速読しても本を楽しめないとか、その内容が身につかないとか、そういうようなことを主張するのは「スロー・リーディング」というタイトルの本だからある程度は必要なことでしょう。
だけども、肝心のスロー・リーディングがなぜ速読に優るのか?
そこのところがよくわかりませんでしたのから、共感ができなかったわけです。
以前読んだ速読の本にある速読の良いところについて、この本でもほぼほぼ同じ内容で書いてあるのです。
速く読んでも遅く読んでも同じ効能が得られるなら時間は有限ですから、そりゃ速いほうが良いとなりませんか?
きっと速読をディスるために、平野さんもいくつかの速読に関する本を読み込んでおられるとは思います。
だけど、それなら速読をディスるのもそこそこに、スロー・リーディングにしかない良さというものをもうちょっと展開して欲しかったです。
後半には読書術なし
後半のほうは、国語の教科書みたいな内容になってまして、もはやスロー・リーディングで読むことなんてどうでもいいんじゃないかと思わせるものになってます。
これから高校受験や大学受験が控えている方はもしかしたら参考になるかもしれませんが、残念ながら受験の予定がないのでボクは途中から読むのを止めてしまいました。
ごめんなさい。
実際のところ、本当に速読というものが存在するのかどうか。
ボク自身が実践できておりませんので、わかりません。
速読しているのを動画などで見ても、それが実際どの程度内容を理解できているのかというのがわかりにくいということもあって、それはUFOとか幽霊とかのようなオカルトみたいな気がしないでもありません。
※面白いんですけどね。
ただUFOは存在しててもおかしくない気がするけども存在してたとして何か良いことがあるような気はしないし、幽霊に至っては見えないほうが幸せだと思っているので突き詰める必要はありません。
でも、速読は出来るのなら出来たほうが良いですからね。
仕事で資料を読まざるを得ないときなんかに、サラッと読めたら話が早いですし。
だから、これからも速読という技術があると信じて、どうしたら身につくんだろうな〜と考えながら過ごしたいと、この本を読んで強く思いました。
それではまた。
ありがとう!