元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読ませていただきました本はこちらでございます。
「速読」で頭がよくなるすごい勉強法
ボクは「速読」という言葉にめっぽう弱いです。
なぜなら、全然速く読めないから。
そのスキルにずっと憧れているのです。
だからこそ、「速読」とタイトルにある本を見つけると、つい手が伸びてしまいます。
今回読んだのは、若桜木虔さん著の『「速読」で頭がよくなるすごい勉強法』。
しかも“勉強法”もセットで学べるというのですから、これはお得だと期待して読み始めました。
速読も勉強法も、どっちつかず?
ところが、読み進めるうちに思ってしまったのです。
「お得な内容ではなかったな」と。速読と勉強法という2つのテーマを一冊にまとめるのは魅力的ですが、どちらも中途半端な印象を受けました。
あくまでボクの主観ですが、どちらか一方に特化して掘り下げたほうが良かったのではないでしょうか。
あるいは、この本は導入編で、続編でさらに詳しく学べるようになっているのかも知れません。
それでも、速読が苦手なボクでもサクッと読めてしまいました。
速読術の本を何冊か読んだことがある人なら、スルスルと読み進められる内容かと思います。
ある意味、「速読できるようになったのかも?」と錯覚できる一冊です。
体育会系の速読術?目を鍛えるメソッド
この本で紹介されている速読法は、ざっくり言えば“目のトレーニング”。
いわゆる体育会系アプローチで、眼球を速く動かす力を鍛える方法です。
これまでボクが読んできた速読本では、「眼球を動かす速読は間違いだ」と書かれていることが多かったので、この方法は新鮮でした。
実際に試してみると、眼球を動かす訓練はかなりハード。
慣れるまでは乗り物酔いのような感覚すらありました。
中には本当に気分が悪くなる人もいそうです。
でも、体育会系の方には向いていると思います。
少しくらい体にダメージがないと「やった気がしない!」という方なら、まさにうってつけです。
知識がスピードを加速させる
読書スピードを上げるには、結局“知っている情報”を増やすしかないという点もこの本のポイントです。
知っている単語や内容は瞬時に理解できますが、知らない情報は当然スピードが落ちます。
だからこそ、繰り返し読んで記憶量や知識量を増やすことが速読への近道なのだと書かれています。
つまり、読書そのものが自然と生活に溶け込み、特別意識しなくても本を読む状態になれば、おのずと速く読めるようになるのです。
残念ながら“必殺技”的な速読法があるわけではありません。
でも、ボクのように「まだ見ぬ必殺技を求めて」読み漁ってしまう人間にとっては、きっと今後も速読本ジプシーは続くのでしょう。
ちなみに、この本に出てくるトレーニングの一つに、「パソコンで文字を拡大してスクロールしながら読む」という方法があります。
これ、実はボクもすでにやっています。
老眼が進んできたのでKindleで拡大表示して読んでいるのですが、もしかしてこれも速読の一歩なのかも?
だとしたら、ボクにも希望がある気がしてきました。
勉強法は“英語”特化型
さて、勉強法についての内容ですが、英語学習に特化している印象です。
英語の勉強に今あまり関心がない人にとっては、正直読みどころは少ないかもしれません。
しかも本書では「9割の人にはいらない」とまで書かれているので、通常の勉強法を知りたくて読むと肩透かしをくらうかも。
とはいえ、他の勉強法本に出てくるような要素もあり、まったく無意味というわけではありません。
勉強法関連の書籍をこれまで読んだことがない人にとっては、刺激的に感じられると思います。
小説術にも興味が湧いた
著者の若桜木さんは、小説の書き方も教えておられるようで、そちらも気になりました。
ボクは小説を書くつもりはありませんが、ブログを書くうえで参考になる部分もありそうです。
結局のところ、速読も勉強法も“簡単に身につく魔法”ではありません。
コツコツと、地味なトレーニングを重ねるしかないのだと思います。
それでも、ボクはやっぱり信じたい。努力と工夫で、いつか速読マスターになれる日が来ると。
それではまた。
ありがとう!
