元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
実はボクはレトルトカレーが大好きなのでございまして、
レトルトカレーを食べて、その感想を書くブログをやっております。
なので、読書や映画、音楽鑑賞とともにレトルトカレーはボクのライフワークとなりつつあるのです。
今回読みましたのは、そんなレトルトカレーを深く知るための本です。
レトルトカレー★図鑑
『レトルトカレー★図鑑』というストレートなタイトルに惹かれて手に取ったこの本。
まさにタイトルそのまんま、レトルトカレーの箱写真がズラリと並んだ図鑑でございます。
中身のレビューや味の評価は一切ナシ。
ただパッケージと商品名、そして必要最低限のデータのみ。
これが、妙にクセになるんですよ。
「どんな味だったのか」を期待していた読者からは少々評価が分かれているようですが、ボクにとっては大満足の一冊でした。
ブログでレトルトカレーを紹介しているボクから見ても、「これは食べたことあるぞ〜」なんて余裕かましていたのですが…完全に甘かったです。
想像以上に広かったレトルトカレーの世界
ページをめくっていくと、見たことも聞いたこともないレトルトカレーがゴロゴロと出てくるではありませんか。
もちろん、やや情報は古めかしい印象もありますが、それでもこの世界の奥深さに改めて驚かされました。
図鑑ですから、文章は少なめ。
でもその分、濃度は高いです。
特に「レトルトカレー歴史探訪」は必読。
江戸時代末期の1863年、日本人が初めてカレーに出合ったところから話が始まり、1968年のボンカレー登場を起点に、レトルトカレーが本格的に市民権を得ていくまでの流れがぎゅっと2ページに凝縮されています。
「ククレカレー」ってなんでククレ?
本書の中で特に印象に残ったのが、「ククレカレー」の名前の由来です。
「ククレ」とは、英語の「Cookless(料理しない)」の略。
つまり、「調理いらずのカレー」という意味だったんですね。
言われてみればなるほど、ですが、今までまったく気にしたことがなかったので軽く衝撃でした。
レトルト食品=ククレといっても差し支えないわけですが、実際には「ククレ」という名前をここまで一般化させたブランド力のすごさも感じます。
著者・水野仁輔さんって何者?
本書の著者である水野仁輔さんのことを、ボクは正直存じ上げておりませんでした。
ですが、調べてみたらとんでもないお方でした。
「東京カリ〜番長」なる出張料理ユニットの調理主任を務め、カレーに関する著書も数多く出されているカレー界の伝道師的存在だそうです。
Wikipediaにも掲載されるレベルの方とは…すみません、不勉強でした。
ただ、この図鑑に関しては彼の中でもかなり特殊な作品らしく、他の著書はレシピ本やお店紹介がメインのようです。
ボクは収集家じゃないけど、これは楽しい
この本を読んで改めて感じたのは、レトルトカレーって自由すぎるということです。
どんな食材でも、どんな企画でも、とりあえずカレーにしてしまえば商品になる。
パッケージも十人十色で、ボクのように「これ、美味しそう」と感じたものしか買わないタイプにはたまらないラインナップです。
中には見たことあるけど買わなかったものも多数。
やっぱりパッケージって大事なんですね。
味の前に「買ってみたい」と思わせるデザインであることも、この本を通じて再確認しました。
ただ、ボクは空き箱を集めるためにカレーを食べているわけではありません。
これからも、「美味しそう!」とボクの直感が反応したものだけを選び、丁寧に感想を書いていきたいと思います。
それではまた。
ありがとう!
