元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回聴かせていただきましたアルバムはこちらです。
Reflections
ボクが子供の頃、寺尾聰さんの『ルビーの指環』は空前絶後の超絶怒涛の大ヒットしてました。
当時の大ヒットというのは、今の大ヒットと違い、老若男女全ての人が空で歌えてしまうものなのでした。
この曲の良さも、歌詞の意味もよくわからなかったけど、とにかく何度も聴いているうちに、ボクもまた空で歌えてしまっていました。
時を経て、ついに寺尾聰さんのこのアルバムを味わえる年齢になったような気がしました。
やっとお酒の味がわかるようになった、そんな感覚にさせるアルバムです。
曲調が多種多様
寺尾さんが曲を作っておられるのですが、とにかく同じような曲調のものは一切ありません。
一人の人でこんなに多種多様な曲が作れるものなの?と驚きます。
普段ボクがよく聴くアルバムというのはジャンルが固定されていて、仮に少々そのジャンルとはちょっと違う要素が入っていたとしても、スパイス程度で、ジャンルの範囲内での出来事に留まっているように感じることが圧倒的に多いです。
それがこのアルバムは、本当に寺尾さん一人の作曲なのか?と疑ってしまいたくなるほど、バラエティに富んでいます。
※もちろん編曲者の力も大きいとは思いますが。
よって、何回聴いても新たな発見があるような、そんな楽しいアルバムに仕上がっています。
これぞ歌謡曲という楽しさ溢れるアレンジ
中学生ぐらいになってロックを聴くようになってから、音楽のジャンルというものを意識するようになりましたが、それ以前はそんなものを意識してませんでした。
民謡や演歌が他とは違うとはわかっていましたが、海外発祥のロックだったり、ジャズだったり、ブルースだったりというのは、さっぱりわかりませんでした。
そんな子供の頃、普通に聴いていたのは主に歌謡曲でした。
何も違和感なく歌謡曲を聴いていました。
そして、今。
Reflections – Wikipedia
こちらによると、このアルバムのジャンルはシティ・ポップとあるのですが、ボクはいわゆる歌謡曲だな〜と思いました。
歌謡曲とはジャンルに縛られずに、歌詞、メロディー、歌う人に合わせて最適なアレンジをして、様々ジャンルを横断しても違和感のないものだと捉えています。
そういう意味でこのアルバムはまさに歌謡曲といったものでした。
1曲1曲も別々の曲調で作られていますが、その1曲の中にも様々なジャンルのテイストが盛り込まれているのです。
アルバムを何周聴いても楽しい上に、1曲を何回も聴けてしまう楽しさがありました。
歌詞がカッコいい
曲もアレンジも素晴らしい上に、歌詞もまたカッコいいわけです。
子供の頃にボンヤリ観ていた映画やドラマの中には、子どものボクが生きる世界とは全く異なった大人の世界があり、憧れたものでした。
きっと自分も大人になれば、あの世界の住人に普通になるんだろうな〜と思っていました。
しかし残念ながら、昭和が終わり、平成も過ぎて、令和はかつて憧れた大人の世界ではありませんでした。
もちろんそれは自分にも責任はあるのですが、時代の変化は憧れた世界にさせませんでした。
それでも昭和の大人の世界には未だ憧れ続けているのです。
このアルバムに収録されたの曲の歌詞には、そんな憧れたような昭和の大人の世界がありました。
だから、とにかくカッコよく感じてしまうのです。
つまりはどこを切り取っても楽しくてカッコいいのです。
近年聴いたアルバムの中では、最高のアルバムでした。
それではまた。
ありがとう!