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【アルバムレビュー】筋肉少女帯『SISTER STRAWBERRY』- 6曲に込められた多彩な魅力

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回ご紹介するのは筋肉少女帯のセカンドアルバム『SISTER STRAWBERRY』でございます。

SISTER STRAWBERRY

ボクが筋肉少女帯を初めて聴いたのは高校時代の80年代後半でした。

最初に手に取ったのはファーストアルバム『仏陀L』でしたが、正直なところ、当時はあまり好きになれませんでした。

パンク的なサウンドが、その時のボクの音楽的嗜好とは合わなかったのです。

それでも何故か「もう少し聴いてみよう」という気持ちになり、サードアルバム『猫のテブクロ』を手に取りました。

これが転機となり、筋肉少女帯の虜になってしまったのです。

『仏陀L』とは打って変わってヘヴィメタル的なサウンドが展開されており、当時ヘヴィなサウンドを好んでいたボクにはぴったりでした。

メンバー固定期とその後の変遷

『猫のテブクロ』以降、しばらくメンバーが固定され、筋肉少女帯は純粋なヘヴィメタルバンドとしての色彩を強めていきました。

しかし、ボクが愛していたドラマーの太田明さんが脱退してからは、バンドへの興味を失ってしまい、すっかり聴かなくなってしまいました。

音楽ファンにとって、お気に入りのメンバーの脱退は大きな転機となることが多いものです。

ボクにとって太田さんのドラムプレイは筋肉少女帯の魅力の重要な要素だったのです。

『SISTER STRAWBERRY』との再会 – 大人になって分かる良さ

さて、本題の『SISTER STRAWBERRY』についてです。

このセカンドアルバムは、パンク的な『仏陀L』とヘヴィメタル的な『猫のテブクロ』の間に位置する作品として、若い頃のボクにはあまり響きませんでした。

ところが、大人になって改めて聴き直してみると、これが実に楽しいアルバムだったのです!

わずか6曲収録のミニアルバムながら、バラエティに富んだ内容が詰まっており、今では大変魅力的なアルバムだと感じています。

音楽的嗜好の変化について

食べ物と同じように、音楽にも「大人になってから好きになる」というものがあります。

若い頃は理解できなかった複雑な味わいや、微妙なニュアンスが、人生経験を積むことで分かるようになるのでしょう。

『SISTER STRAWBERRY』はまさにそんなアルバムでした。

昔は好きになれなかった曲調も、今では十分に楽しめるようになっていました。

これは音楽ファンとしての成長なのかもしれませんし、単純に年齢を重ねたことによる変化なのかもしれません。

横関敦のギタープレイの魅力

このアルバムでは横関敦さんがギターを担当していますが、実はボクは横関さんのプレイの方が好みでした。

『猫のテブクロ』からリードギターが橘高文彦さんに変わったのですが、筋肉少女帯における橘高さんのプレイはあまり好きになれませんでした。

面白いことに、後にX.Y.Z.→Aで橘高さんの演奏を聴いて大ハマりすることになるのですが、同じギタリストでもバンドが違うとこうも印象が変わるものかと驚いたものです。

「ジェットフィンガー」の異名を持つ横関さんですが、その真価は1曲目の「マタンゴ」からいきなり炸裂しています。

この爽快感のあるギタープレイは、まさに癒やしと言える心地よさです。

三柴江戸蔵のキーボードが生み出すスリル

若い頃のボクは、キーボーディストのいるハードロックバンドが苦手でした。

ギタリストの見せ場が減ってしまうのが許せなかったのです。

当時このアルバムを好きになれなかった理由も、三柴江戸蔵さんが前に出すぎているように感じられたからでした。

しかし、時を経て聴き直してみると、大いに前に出てくる三柴さんのピアノプレイにシビレました。

横関さんとのスリリングなせめぎ合いが、なんとも心地よく感じられるのです。

この編成でもう2〜3枚アルバムを作ってほしかったと思えるほど、両者の化学反応は素晴らしいものでした。

まとめ – スキマ時間に最適な30分の音楽体験

『SISTER STRAWBERRY』は6曲で30分57秒という短い収録時間のアルバムです。

だからこそ、スキマ時間に気軽に聴くことができる作品でもあります。

筋肉少女帯の音楽的変遷を知る上でも重要な位置にあるこの作品を、ぜひ多くの方に聴いていただきたいです。

若い頃に聴いて好きになれなかった方も、改めて聴き直してみると新たな発見があるかもしれません。

それではまた。

ありがとう!

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