元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
近頃、本を読むよりも映画を観ることのほうが多くなってしまいまして、ここから映画の割合が増えますがご了承ください。
今回感想を書かせていただきます映画はこちらでございます。
こちらの作品はU-NEXTで観ることができます。
99.9 -刑事専門弁護士- THE MOVIE
今回はプロレス成分薄めでしたが、その代わり『ビー・バップ・ハイスクール』成分が導入されて、本筋とは関係ないところでもしっかり楽しませてもらいました。
当然、本筋も大変楽しめました。
実は映画を見る前に、ドラマ版を全話見返しました。
もちろん、新作のドラマも観てから映画館に行きました。
これが今回の映画を楽しむにあたってかなりの効果があったように思います。
これから映画を観に行く方が出来れば全話見返してからにすると、より一層楽しめると思います。
ヒロインが変わることへの不安
このドラマは2シーズン放送されています。
主人公のバディであるヒロインがシーズン1とシーズン2では違っています。
シーズン1が大変楽しめたのでシーズン2が作られると知った時は、メチャクチャ嬉しかったのですが、バディが早速変わるというのはなかなか受け入れがたく、シーズン2終盤まで引っかかっていたのを覚えています。
そして今回の映画と最新のドラマでもヒロインが交代しています。
この記憶が蘇ってドラマを見返す前は少々不安でした。
ところが、ドラマを2シーズンを続けざまに観ますとリアルタイムで観たときほどのヒロイン交代劇に違和感がなかったのです。
そういうのもあって、今回のヒロイン交代劇への不安はかなり軽減された状態で映画を観ることが出来ました。
結果どうだったかと言うと、このヒロイン交代劇は見事に映画を面白い方向に導いていたと思いました。
これまでの2人のヒロインとは全く別方向のキャラクター設定がなされているのが、本当に新たな『99.9』の魅力になっていると思います。
ただヒロインのキャラクターが濃い目になってしまいましたので、そもそもの主人公のパートナーであるパラリーガルの明石の出番が若干減ったように思えて、それはちょっと残念です。
シーズン3を作って欲しい
今回の体勢でシーズン3を作って欲しいな〜と強く思わせる映画でした。
とはいえ、大きなテーマがこの映画で消化しきってしまったところがあるので、シーズン3のための新テーマが必要になってくるのが問題かな?とは思います。
※テーマとは、つまり主人公が倒すべきラスボスのことです。
なぜならシーズン1のラスボスは検事の偉い人でしたし、シーズン2は裁判官の偉い人でした。
弁護士が法廷で戦う相手は検事と裁判官しかいないので、敵を想定できないんじゃないでしょうか。
最新のドラマでは弁護士が立ちはだかりましたけどね。
シーズン3ではこれまで以上の強力なラスボスが設定できないと作れないかな、とは思いました。
それでもなんとか作って欲しいな、と思わせる面白さでした。
和歌山カレー事件を思い出す
多くの方がこの映画を観終わって思い出すのは和歌山カレー事件ではないかと思います。
和歌山毒物カレー事件 – Wikipedia
確固たる証拠がないままで死刑判決が下っているというのは自分の身になって考えてみたら、ムチャクチャ怖い話です。
しかもこの『99.9』では何もしてないのに起訴されちゃった人を助ける物語ですから、モデルにするにはもってこいの事件です。
和歌山カレー事件もかなり前の事件なので知らない人も今では多くなっているのでしょうし、この映画を観た人にもボクが思っているほど和歌山カレー事件を思い出した人はいないのかも知れません。
でも、一度死刑が確定したものを覆すまではなかなか行かないのかも知れないけども、これを機にちゃんと証拠がないのに死刑というのはさすがにキツいというふうに慣れば良いのに、と思いました。
決定的な証拠もないのに、何年も刑務所に入れられたままなんてあっていいわけないんですから。
まして死刑確定なんて。
それにどんなに気をつけていようとも、急に犯人されてしまうわけですから自分ではどうにもならないですよね。
この映画だとネタバレになっちゃうので詳しくは書けませんが、あんなことで犯人に仕立て上げられたら、とてもじゃないけど判決が覆りそうな気がしません。
ドラマだから事実がハッキリしましたけども、実際は無理なんじゃないかと思いました。
というか、実際は起訴されたら99.9%有罪が確定するので、それをひっくり返すからドラマになるんですけどね。
ボクには犯罪に巻き込まれませんように、と祈るしか出来ません。
切ない。
切なくはなりますが、面白い映画ですのでぜひご覧下さい。
それではまた。
ありがとう!
