元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読みました本はこちらでございます。
69 Sixty Nine
このところ『カンブリア宮殿』を観ておりませんので、村上龍さんがお元気なのかどうかはわかりません。
これを読むことで『カンブリア宮殿』のことを思い出したので、また見てみようかな〜という気持ちになっています。
さっそくTVerのお気に入り登録に『カンブリア宮殿』を入れました。
ところで、これまで村上龍さんの本はどれも楽しめました。
そんな中、今回読みました本はX(旧Twitter)で繋がりのある方にオススメしていただきまして、早速購入しまして、読んだ次第です。
昭和が羨ましい
これを読んで最初に湧いた感情は「羨ましい」です。
これぞ自分が子供の頃に憧れた大人の世界だからです。
大人と言ってもここに出てくるのは高校生がメインでけどね。
これを書いた村上さんはボクよりちょうど20歳上で、ウチの両親と同じ世代です。
彼らが青春を送った時代である60年代〜70年代にボクも青春を送ってみたかったと強く思わせるものがありました。
明らかにボクらの時代よりも何もかもが緩いという気がしました。
ボクが高校生をやっていた80年代もギリギリ昭和だったのですが、明らかに空気感が違っているように感じられました。
ここには憧れた昭和時代がありました。
だから読んでいる間、たとえ主人公たちがヒドい目にあっていても、羨ましいと思えてしまうほど、ボクは60~70年代の昭和に憧れていたのです。
お父さんの言葉に泣けた
残念なことに、ボクは自分の父親としっかり話すことなく永遠の別れをしてしまいました。
だから、いくら思い返そうしても父親の言葉というのがほとんど蘇ってきません。
応援されたり、勇気づけてくれたり、逆に叱られたり、たしなめられたりというのもありませんでした。
だから、しっかり息子に言葉を投げかける主人公の父親の言葉に痺れましたし、感動もしました。
仲間を売るようなこと以外だったらもう正直に喋ってはよう帰って来い、別に人殺ししたわけじゃないんだからな。
これは主人公が警察に引っ張られていくときにかけた言葉です。
カッコいいな〜と思ってしまいました。
校長から、いろいろ言われる時、目をそらしたり、下を向いたりするな、卑屈になるなよ、別に威張ることはないが、卑屈にペコペコすることはないからな、お前らがやったことは、人殺しでもかっぱらいでも強姦でもない、信じてやったんだから、堂々と、処分を受けてこい
これまたカッコいいな〜と思ってしまいましたね。
こんなこと言われたら、父親のことを尊敬してしまいますね。
何も言われませんでしたが、ボクは父親のことを尊敬していますが。
そして、自分には子供がいないので、声をかけるのは他人になってしまいますし、仕事上でも部下はいないので、こんなアドバイス的なことを言うこともほとんどないのですが、仮にこれからこんなふうに若い人に言葉を投げるシーンが有るのなら、こんなふうに言えたらいいな〜と思いました。
ホンマの話?
長崎県が舞台の物語なんですが、妙にリアリティがあるような気がして、もしかしてモデルになった話でもあったのかな〜とずっと考えているだけで、調べたりはしていません。
でも、あってもおかしくはないかな〜と思いました。
とにかく、どこもかしこも緩いんで。
ともかく団塊の世代が最もやりがいのある、生きがいのある、世代なんじゃないかな〜と改めて思いました。
そこから世代が先に行くほどに、生きづらくて、正直者がバカを見て、やる気の出ない世代ばかりになっているように思いました。
それではまた。
ありがとう!