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【読書感想文】優秀な中年向けのキャリア本に置いてけぼり。普通の50代が読んだ感想:『40代50代からの自分らしいキャリアアップ戦略』書の庭プロジェクト 感想

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回読みました本はこちらでございます。

40代50代からの自分らしいキャリアアップ戦略

タイトルからして、今まさに「このままでいいのか?」とモヤモヤしているボクにぴったりだと思ったんです。

しかし、読み進めるうちに、ボクの中に湧いてきたのは「これって、かなり優秀な人向けの本では?」という違和感でした。

「強みは経験・人脈・スキル」と言われても…

本書では、「あなたの強みは、これまでの経験、培ってきた知識、そして人脈や問題解決能力です」といったことが繰り返し書かれていました。

正直、ここでいきなりつまずきました。

というのも、ボクにはそれらしい「技術」も「人脈」もないんです。

40代や50代でキャリアアップを考えるなら、そうした資産があることが前提とされているようで、「それがない人はどうすればいいの?」という肝心な部分がすっぽり抜け落ちているように感じました。

チャットGPTに聞いたのと同じ内容?

読んでいて思ったのは、「これ、ほとんどチャットGPTに聞いたら答えてくれる内容じゃないか?」ということでした。

実際、現状についてチャットGPTに相談したことがありまして、今後についてアドバイスがほぼそのまま載ってました。

あれ?この本はチャットGPTが書いたの?と思ってしまいました。

中年のリアルはもっと厳しい

世の中には「50代からでも遅くない」「今までの経験を活かせばいい」といった希望を持たせる言葉があふれています。

本書もそのスタンスでした。

しかし、それは「経験や人脈がある人」だから言えることなんですよね。

たとえば、これまで組織に属して言われた仕事をこなしてきただけの人、自分で何かを立ち上げた経験のない人、ましてや職場以外に人とのつながりがない人にとっては、「じゃあ何から始めればいいの?」という疑問しか残らないんです。

ボク自身、まさにそのタイプです。

ハマる人にはハマる。けれど…

たぶん、この本が役立つ人もいると思います。

例えば、大手企業でそれなりのポジションにいた人や、フリーランスとして実績を積んできた人、社外にも幅広いネットワークを持っている人など。

そうした“ある程度できる人”にとっては、自分の強みをどう整理して、次のステージへ進めばいいかのヒントが得られる内容でしょう。

でも、そうじゃない人、特にボクのように「この年まで、何も積み上げてこなかった」タイプには、この本の提案はあまりに遠い。

むしろ「世の中って、やっぱり厳しいんだな…」と、現実を突きつけられたような気分になりました。

自分の立ち位置を確認する一冊にはなる

正直、この本を読んでも「すぐに使える戦略」が見つかることはありませんでした。

ただ、「自分はこの本の想定する読者とは違う」ということが明確になったのは、大きな気づきでした。

これからのキャリアを考えるなら、自分には何が足りないのか、どこから始めるべきかを冷静に見つめ直す必要があると、あらためて感じました。

なので、ある意味、この読書体験もまた「キャリア戦略」の一環だったのかもしれません。

それではまた。

ありがとう!

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