元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読ませていただきました本はこちらでございます。
頭がいい人、悪い人の〈口ぐせ〉
頭がいいと思われたいのですが、頭がいいと思われたいと思うのは、自分で頭が悪いということを自覚しているということです。
自分で頭が悪いことを自覚しているということは、自分が思っているほどは頭が悪いわけでもないとも言えます。
結局頭が良くもあり、頭が悪くもあるという、どっちつかずの頭の出来ということになるわけです。
これを普通と呼びます。
ともかく「口ぐせ」を確認すれば頭がいいのか、悪いのかが判明しそうな本を読みました。
以前に似たような本を読んでいた
なんか似たような本を読んでいた気がするのだけども思い出せずにしばらく読んで、この腑に落ちない感は以前にも味わったことがあると思って、著者の樋口さんのお名前をAmazonで検索しましたら
見た目がほぼ同じの違う本が出てきました。
読んだけども読書感想文を書いていない本です。
両方は読んでないのですが、どっちを読んだのかは覚えてません。
つまりは内容をサッパリ覚えてないのです。
途中で読むのをやめたかも知れません。
読んだことを忘れて、また同じような本を手にしていたということです。
それで再びなんだか腑に落ちないモヤモヤした感じになっているということなのです。
頭の良し悪しには、いつのときも関心を持っていることだけは、今確信しました。
ちなみに樋口さんの本で感想を書いているのはこちらです。
頭がいい人、悪い人の定義が腑に落ちない
こういうタイトルだと、まずはどういう人が頭が良い人で、どういう人が頭が悪い人であるかというのをハッキリさせてもらわないと、どれだけ話を進めようともピンとこないということになります。
この定義がいずれも腑に落ちないんです。
感じの悪い人っていますよね。
この本に出てくる頭の悪い人とされる口ぐせを発する人は、どちらかと言えば感じの悪い人だと思いました。
空気の読めなさ具合とか、配慮の足りない言葉のチョイスを指して、頭が悪いと言えなくもないんですが、頭が良くて感じの悪い人っていますから、必ずしもこの口ぐせの人は頭が悪いとは言い切れないんじゃないかと思いました。
空気が読めなかったり、配慮が足らないのをナチュラルでやってしまう人はまず間違いなく頭が悪いんでしょうけども、あえて空気が読めないことを行ったり、配慮の足らないことをいう頭の良い人もいるはずですし。
また、話下手な人を頭が悪いと切って捨てるのも違うな〜と思いました。
樋口さんがお話し上手で話すことで苦労をしたことがないんでしょうね。
ホイホイ言葉が出てくる人はまず間違いなく頭が良いんでしょうけども、出そうとしている言葉が無数に頭に浮かんで短時間で選びきれずに話せなくなっている人を頭が悪いとは言えない気がします。
話下手な人がこの本を読んだら、この本は感じの悪い本という印象になります。
つまり著者さんは頭が悪い人になってしまい、やっぱりこの本で示された頭の良し悪しの定義が揺らぐのでした。
何よりエピソードがつまらない
いろんな口ぐせの人をピックアップしてバカにするという内容なんですけど、ただディスってるだけで、それが全くオモシロく仕上がってないのが、この本のもっともマズいところです。
悪口を笑いに変えるのは、かなりのセンスと技術が必要だということが、これを読むとよくわかります。
人をバカにするからには、自分はそのバカにした人よりは頭がいいと言っているのと同じです。
でも、この程度の悪口ならば、そんなに頭が良くなくとも出来るんじゃないかと思え、樋口さんは他人の頭の良し悪しを判断できるほどに頭が良い人なの?と疑ってしまいます。
高学歴で教授もやっておられるので知識は豊富なんでしょうけども、知識の豊富さと頭の良さというのはまた別なんじゃないかと思わせます。
この中にも相手の気持ちを考えない口グセの人を頭が悪いとしていますが、それならこれを読んで気分悪いとなる人の気持ちを考えずに本にしてしまったのもまた頭が悪いんじゃないでしょうか。
それともこのオモシロさがわからないやつは頭が悪いということなんでしょうか。
それだったら、ボクは頭が悪くてもいいです。
口ぐせが出てたら要注意
とはいえ、この本で紹介された口ぐせが自分の口ぐせになっているようなら、たしかに要注意でしょう。
場の空気を悪くする可能性が高いと思われますので、ね。
頭がいい悪いよりも、知らず知らずに周りの人に嫌われていたりするかも知れません。
このところ、学校や仕事場の人たちとの関係性がギスギスしているという人は、一度これを読んで自分の口ぐせを点検してみるも良いのではないでしょうか。
口ぐせを改善したところで、頭が良くなるかわからないけども、感じの良い人にはきっとなれるでしょう。
それではまた。
ありがとう!