元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読んだ本はこちらでございます。
錦繍
普段あまり小説を読まないのですが、時々読まねば!と思い立つ時がありまして、それで検索をかけてみますと、この作品が良いというのを目にしたので、買ってみました。
美しい日本語
まず驚いたのがとにかく日本語が美しいというところでした。
これまで味わったことのない読書体験でした。
この物語を一応ちゃんと読めて、感動できる日本人に生まれてこれたことに感動するほどの美しさでした。
こうして散々ブログにて駄文を垂れ流しておるわけですが、自分もいつか量が質に転化されるときが来て、美しい文章が書けるようになっていたら良いな〜と思わされました。
美しい文章を書くには美しい文章をもっと知らないと書きようもないと思うんですけどね。
書評が使える
もちろんストーリーのほうも素晴らしいものでした。
きっとこのタイミングというか、中年を過ぎたからこそこの物語が面白がれたんだろうと思います。
最初の数行を読み出したら、これオモロ!とグイグイと引き込まれていきました。
少し読んだところで、他にもこれを読んだ人はどう思ったのだろうか、と気になってネット上にあるいくつかの書評を読みました。
実に様々な意見がありまして、ある程度ネタバレになるものもありましたけども、この物語を面白がれるものになりました。
小説はビジネス本よりもずっと読むスピードが遅くなるんですけども、先に内容の要約とか、書評とかを読んでおくとそこそこ速く読めることがわかったのも収穫でした。
小説の読み方が少しわかったような気がします。
大人になっていない自分に出会う
過去は変えられないと言いますけども、過去は変えられるな〜と思いました。
その時その時の自分の状況や心境によって過去をどう捉えるかで変わります。
事実は一つなのですが全然違ったものに感じられます。
何事もどう捉えるかなのだな〜と改めて考える機会になりました。
泣けるほどのことはありませんでしたが、素晴らしい小説でした。
昔の30代半ばの男女は普通にこんな文章が書けたものなのでしょうか?
ここまで美しい表現はできないにしても言葉遣いなんかはこれが普通だったのでしょうか?
物語の面白さに引き込まれて履いたのですが、それよりも昔の男女の大人っぷりと言いますか、落ち着いた感じが、どうして50過ぎても自分からは醸し出されてないのか、ずっと気になってました。
時代ですかね。
自分はまだ大人になれてないのかも知れません。
どうやったら大人になれるんでしょう。
少し恥ずかしい気にもなりました。
それではまた。
ありがとう!