元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回感想を書く本はこちらでございます。
続「超」整理法・時間編―タイム・マネジメントの新技法
普通こういう本を手に取る人というのは、忙しい人でしょう。
でも、ボクはぜ〜んぜん忙しくないんです。
何をしたもんかとボンヤリする時間があまりに多く、携帯ゲームにいそしんだり、テレビを眺めるという、何の生産性のないことにばかり、時間を使っております。
やるべきことがないわけじゃないのですが、それは今すぐに今すぐやらなくてもいいかと思ったり、時間がある時にはやるべきことを思い出さなかったりして、ただただ時間を捨てているのです。
やはりこの本も忙しい人のためのもので、暇でしょうがない人のタイムマネジメントではありませんでした。
当たり前ですね。
多くは仕事における時間の使い方や、どうすれば同じ仕事でも時間を掛けずにやれるかについて書かれています。
野口さんを信じ過ぎた
しかしこの本は若干古い本でして、ここに書かれていることよりもっと便利になっちゃってることもあったりして、その辺りは仕方のないことですが物足りなく感じました。
こういうハウツー本の時は、いつもは本の裏のほうを見て、出た時期を確認して買うようにしているんですが、野口悠紀雄さんの本だしと確認せず買っちゃいました。
野口さんの本であっても、読むタイミングというのは重要なのです。
普遍のノウハウというのもあるんでしょうけども、この本にはありませんでした。
タイムマネジメントはやっぱり大事
時間を掛けて仕事をすることが素晴らしいという風潮もあります。
同じ仕事でもクオリティに大差ないなら早く片付けられる人のほうが、どう考えても優秀であるはずなのに、時間をたっぷり掛けて、なんだったらたっぷり汗を掻いていたりしたほうが評価が良かったりするので困ったもんです。
※ちなみにボクが世を忍ぶ仮の姿で勤めている会社にはそういう風潮があります。
早く片付けられる人は空いた時間で、時間がかかる人が片付けられなかった仕事を肩代わりさせられます。
こうして忙しくなった人はこういう本を読むことになるのです。
こうやったら効率よく処理できると教えたとしても、時間を掛けてやるタイプの人は、自分のやり方に固執します。
時間がかかっていることが仕事の充実感を生み、さっさと片付けると旨いビールが飲めなくなるじゃないかって感じです。
そして優秀な人は更に忙しくなって、更なるタイムマネジメントの本を読もうとなるのです。
このようなタイムマネジメントの本を読むことにより、さらに効率よく仕事を進めて成果を上げた人が、ついにたっぷりの時間を確保できるようになると、独立することを考えて勉強をおっ始めます。
最終的には独立するため退社するのです。
世を忍ぶ仮の姿で勤めるボクの会社でも優秀な人からどんどん退社していきます。
時間を掛けることで充実感を得る人の成果はず〜っと変わり映えしませんが、充実感を得ているので退社せずに残ります。
会社はそういう大きな成果は挙げないけども、会社を傾かせるような失敗もない人だらけになります。
同じことを同じように何十年も続けることこそ最適だと考えて、もっと効率を良くしようと考えて行動しようとする若者を批難したりします。
そうこうしているうちに、市場は縮んでいったり、需要の変化があったりして、仕事は減ります。
でも、ものすごく緩やかに減るので減っていることに気がついたときには、もう手遅れだったりします。
ということで、長らく働こうと思ったら、効率よく時間を使って仕事をやり遂げて、成果を挙げなければならないのです。
この本が古く使えなくなってしまったのは、現代においてもタイムマネジメントというのは大事なことであり、多くの人が大事だと考えてきたから、このノウハウが使えなくなってしまったのだと思いました。
これは良いことなのです。
タイムマネジメント業界が進化していることに気がつけて良かったです。
自分たちの生活の多くの部分が、時短になっていることに気がつく間もなく、テクノロジーの進化により時短になっています。
これは工夫次第でボクらは何でも出来る時間は作れるということなのです。
最近はコスパという言葉とともにタイパという、時間におけるパフォーマンス量を気にする人が増えているのは、生活のためにやらねばならないことはなるべく短い時間でこなして、あとは自分の幸せのために時間を割きたいという人が増えたということでしょうか。
仕事の中にはあんまり自分のやりたいことはなかったりするということでもあるのかも知れませんね。
ボクは完全に食うていくためだけに今の仕事をしています。
多く稼げなくても自分がやってて楽しいこと、面白いこと、嬉しいことが仕事だったら、タイムマネジメントを気にして仕事しなくても自然とタイパは良くなると思いますので、そうでない現状はちょっと悲しく感じてしまいます。
ちょっと脱線してしまいました。
すみません。
野口さんのことですから、現在の状況にもっとフィットするさらなるタイムマネジメント術を開発なされているかもしれません。
探してみます。
それではまた。
ありがとう!