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【読書感想文】『笑うイグ・ノーベル賞』志村幸雄

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回読みました本はこちらでございます。

笑う科学 イグ・ノーベル賞

ボクは理系出身なので、科学や数学などには興味は沸くのですが、読み始めるとチンプンカンになることが多いのです。

でも、これは違いまして時間はかかりましたが、ちゃんと読めました。

それくらい読みやすくて楽しい本でした。

身近な世界を変える研究

イグ・ノーベル賞というのは、かの有名なノーベル賞とは全然違って、世のため人のためになるか微妙な、かつおもしろい研究やその結果を出した人に贈られます。

例えばボクもつい買ってしまった犬の喋っていることが解るという『バウリンガル』の開発に携わった人たちであったり、

例えばカラオケを作った方だったりです。

普通のノーベル賞を受賞した内容よりも我々との距離感を考えると、イグ・ノーベル賞を受賞した内容のほうが遥かに解りやすいように感じられます。

かつては学生時代の飲み会のあとは必ずカラオケでした。

もしカラオケが存在してなかったら、ボクたちはへべれけになるまで呑んだあとは、一体何をしていたのでしょう。

仲間とのカラオケの中で体験した楽しい思い出は一体どんな思い出と入れ替わっていたのでしょう。

そんなことを考えると、カラオケの発明は少なくともボクの生きる世界を変えたってことになります。

こうして、一見すると何の役にも立たなそうな研究ばかりに授与される賞ではありますが、身近な世界が変わっているのです。

この世に無駄な研究はないのかも知れないと思いました。

真剣だからこそ面白い

受賞内容は面白いものになっていますが、研究者は至って真剣なところが余計に面白くなっています。

「事実は小説より奇なり」と言いますが、この場合は「事実は小説より喜なり」でしょうか。

また日本人が活躍しているのもなんだか嬉しくなります。

というか、こんなおもしろ分野に日本人がムキになっているというのが、これぞ日本人という気がして嬉しくなったのでした。

多くの日本人に知ってほしい本です。

それではまた。

ありがとう!

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