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【読書感想文】 『「知の衰退」からいかに脱出するか?』 大前研一

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

今回読みました本はこちらでございます。

「知の衰退」からいかに脱出するか?

真っ白で分厚い本なので普通ならビビって買わないんですが、「そうだ!僕はユニークな生き方をしよう!!」この一文に心が躍ってしまい購入してしまいました。

ユニークな生き方っていったいどんなものだろう?

ボクはユニークに生きていけるのだろうか?

そもそもボクはユニークではないのだろうか?

この一文だけでいろんな思いがよぎりましたら、買わずにおれませんでした。

怒れる大前研一

少し古い本なので取り上げられている話題が現在とはズレていますが、日本という国だったり日本人だったりが抱えているとされている問題について、著者である大前研一さんが怒りまくっているという内容でした。

近頃の日本人は猛烈にアホだし、今なおアホに向かって驀進中である。

もっと勉強しなさい。

何なら俺が学校作ったから、来なさい。

俺がこんなに正しさを示しているのにそれすら理解しなぐらいアホ。

詳しくは別の本にも書いておるからよく読むように。

何しろ俺の本は海外でも読んでないとマズい感じになってるくらいの名著なんだから、とにかく読め。

そうしないとこの国も人も終わりですよ。

もう知らんぞ。わしゃどうなっても知らんぞ。

というような感じでした。

もっと考えろ

これまでに何冊か大前さんの本を読んだことがありますが、話題がいろいろな方向に広がってる分、もうちょっと濃い話を読みたい気持ちになり、ちょっと物足りない気がしました。

この本を入口に他の大前さんの本を読むと理解が深まるんじゃないかと思います。

ここに書かれている政治のこと、経済のことなどなど、世界と比べて日本はどうとか、いろんなデータを元に書かれておりまして、いやホンマやな、こりゃもっと頭を使って、考えないとマズい気がしてきます。

ボクももちろんのこと、周りの皆さんも、お偉いさんも、政治家も、みんなみんなもっと考えんといかんな、と思わされます。

ひたすら正しいことが書かれているように思ってしまいました。

大前さんの言うとおりに日本が変われば、日本人が変われば、色々良くなりそうな気はしてきます。

敗北の大前研一

ここまで日本を憂うならば、政治家になって直接日本を変える行動を起こせば良いのに、となっていたら、やっぱり政治家になろうとしておられたようです。

ずいぶん前のことでしょうが、都知事選に御出になられたそうです。

ここに書かれているようなことを訴えて都知事選に出たら、石原慎太郎さんに負けたんだそうです。

都民じゃないので何がマズくて負けちゃったのかは知りませんが、みんなの期待や人気や信頼を集めるには、正しさだけではいかんようです。

うるさいオッサンということでは、大前さんも石原さんも大して違いがないように思うんですがね。

大前さんの話のほうが少々分かりにくかったのかも知れませんね。

そのへんに関しても大前さんは本にしているので詳しくはそれを読めとも書かれてます。

商魂たくましい。

しっかりしてはります。

若者たちのために

資源の乏しい国がこれからさらなる発展を望むのなら、好む、好まざるにかかわらずグローバル化していく世の中では、やっぱり我々の頭を使うしか方法はないのかも知れません。

とことんまで考えるのはしんどいことではあります。

これから社会にでる子供たちや、これから生まれてくる子供たち、若者たちに素晴らしい世界を残すには、大人がもっと真剣に頭を使うことを考えなきゃいけないんじゃないでしょうか。

なんかややこしい書き方になってしまいましたが、ともかく脊髄反射する前にもうちょっと考えてみようということですね。

次世代のことなんて知らんがな、わしゃ、己が生きるのだけで精一杯じゃいという方もおられるでしょうが、若い人が楽しくやっているのを見ると、なんか嬉しくもなるし、楽しくもなりませんか。

若い人に活気がなかったり、希望がなかったり、ってほうがキツいです。

具体的に出来ることなんて小さなことかもしれないし、自分一人がチョットぐらいモノを考えて行動したからといって、明日から急に、大前さんが嘆かない日本になるってことはないでしょう。

だけど、みんながそのちょっとのことを積み重ねていくことが、明るい未来を作ることになるんじゃないでしょうか。

ドラゴンボールの元気玉みたいなもんです。

頭のスペックは誰でもそう大差はないんです。

継続して使うことで磨かれていくんです。

磨くのに遅いってことはないと思います。

磨きましょうよ。

と自分に言い聞かせられる本でした。

それではまた。

ありがとう!

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