元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読ませていただいた本はこちらでございます。
「知」のソフトウェア
「知の巨人」と呼ばれる立花隆さんの本でございます。
恥ずかしながら、つい最近まで立花さんのことを知らなかったのです。
何がきっかけだったのかは忘れてしまいましたが、その二つ名である「知の巨人」と呼ばれる人がいることを知り、興味が湧いたのです。
何を以て「知の巨人」と呼ばれるようになったのか。
「燃える闘魂」とか「ブレーキの壊れたダンプカー」とか「人間山脈」とか痺れる二つ名を持っている人というのに憧れがちなのですが、それは自分にはそんな二つ名が冠される才能はないだろうから憧れたのです。
それらの二つ名と同じように「知の巨人」というのにも憧れを抱いたのです。
何を成したことで「知の巨人」と呼ばれるようになったのか。
それを少し知れるのではないか、と思いこの本を手に取ったのです。
40年前の本だった
キレイな本だったので最近出た本かと思いきや、あとがきの最後の最後に「一九八四年二月」と記されており、著者の立花さんがこれを書いたのが、約40年前であることが知りビックリしました。
途中でアレ?なんか古いぞと思うことは何度もあったんですけど、最後の最後まで古さを強くは感じてませんでした。
ずいぶん面倒なやり方をしてるんだろう?と思うところもあったのですが、40年前ならばこれが先進的な情報の管理だったんでしょうね。
何のために本を読んでいるんだろうか
立花さんは仕事のために読む必要があって、読んでおられるようでした。
こんなことを書いてほしいとか、自分はこれが書きたいということでそれを書くために、多くの本を読む、つまり情報を集めているのです。
種を植えて、育てて実を収穫するというプロセスに似ていて、作家活動というのは農業とあんまり変わらないのかもな〜と思いました。
もし立花さんが本を書くことを仕事にしなかったら、こんなに情報を収集する必要はなかったんじゃないかと思います。
本を読むことは新しい知識を獲得することです。
新しい考え方を獲得することです。
知的好奇心がうずいて、もっと知りたくなって本をどんどん読みたくなってしまうのです。
読むのが、まず楽しいから読むという側面があります。
でも、ここからが重要です。
獲得した知識や考え方をどうするか、どう活かすのか。
立花さんは本などを読んで獲得した知識を整理して本にしました。
作家でもないボクは本で得た知識をどう使えば良いのか?
それはやっぱり仕事に活かすのが一番活かせることでしょう。
知識を活かすことで、仕事が楽になったり、楽しくなったり、給料が増えたり、休みが増えたりしたら最高なわけです。
楽しいだけで情報を獲得していて、そんな当たり前のことも出来ていなかったように思いました。
立花さんは作家だから、と考えちゃってました。
得た知識を生かさないのなら、知識を獲得することに意味が出ません。
知りたいという欲望を満たすだけにするのはもったいないな〜と思いました。
このブログで少しはアウトプットしていることにはなるんですが、感想を書くのと本から得た知識をまとめて新たな考えを加えて、新たな知識として本を書くのとはエラい違いです。
アウトプットから入るほうが良いのかも
ボクはたまたま読みたいものを読んできて、その知識を仕事でアウトプットすると有効に働きそうだから、インプットしようという、アウトプットから考えて本を選び読んだりするほうが良かったかなと反省させられました。
知的好奇心はある方だと思うのですが、ただ知りたがるだけではもったいないし、せっかく重たい頭を首の上に乗っけて生活しているのですから、もっともっと使わないともったいないですね。
そんなことを考えさせられる本でした。
それではまた。
ありがとう!