元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回観ました映画はこちらでございます。
無限の住人
ボクは原作マンガが大好きでして、全巻所有しておりました。
そもそもこの映画にあんまり期待していなかったのが良いほうに働いたと言えなくもないのですが、それを差し引いてもよくぞここまでの映画を作ってくれたという気持ちになりました。
最高の娯楽エンターテイメント時代劇でした。
細かいことを気にさせないテンポの良いチャンバラ
原作マンガ全30巻を2時間ほどの映画にするわけですから、そりゃいろいろ無茶はあるし、原作とは違うところもあります。
ただ「いんだよ、細けえ事は」と気持ちにさせるほど、痛快でテンポよく映画の成果に引きずり込んでくれるのです。
「ザ・松田」このマンガがクドい! 細かいことが大嫌いなヒーロー
※「いんだよ、細けえ事は」はボクの好きなマンガ『ブラック・エンジェルズ』のキャラの松田さんのセリフです。
マンガ30巻分を駆け抜けていくわけですから、テンポよく行かないと終わらないんですよね。
しかも、これだけチャンバラに次ぐチャンバラの映画は久しぶりです。
テレビではスッカリ時代劇は放送されませんし、映画でも時代劇があってもチャンバラがないものが多いです。
子供の頃、ヒーローがバッタバッタと悪人を斬り伏せる時代劇が大好きだったので、
※この『長七郎江戸日記』も主人公が二刀流で悪人を斬りまくります。
その爽快感を久しぶりに味わいました。
木村拓哉がちゃんと万次だった
これまでいくつかの木村拓哉さんのドラマを観たことがありますが、良くも悪くも常に木村拓哉さんが様々な「木村拓哉」を演じているように見えてました。
しかし、この『無限の住人』の木村さんは万次にしか見えません。
最初の数分のシーンでそれを感じて、これは心配ご無用、絶対に面白いと確信しました。
もちろん、木村さんだけなく他のキャラクターも通常の時代劇に比べて実にマンガマンガしたキャラクターばかりなのに、原作に忠実に描かれていました。
そのキャラ忠実度は『20世紀少年』に勝るとも劣らないでしょう。
マンガの実写化はこの部分がしっかりやれていれば、ほぼほぼ問題はありません。
奇しくもこの映画の上映前に、これから上映されるマンガの実写映画の予告が流れました。
そこには『ジョジョの奇妙な冒険』と
『鋼の錬金術師』がありました。
『鋼の錬金術師』はあんまりよく知らないので、マンガと実写がどの程度離れているのかわかりませんけども、『ジョジョの奇妙な冒険』はもう不安しかありません。
※ちなみにこの後『ジョジョ』は観まして安心しました。
再現しやすいマンガとしにくいマンガがあるということでしょうかね。
同じ監督でも『ヤッターマン』は素晴らしい出来でしたが、
『テラフォーマーズ』は、アレでしたもんね。
この『無限の住人』は上手く行ってます。
杉咲花さんが本当に良かった
原作マンガの凛は若干ムカッとすることすらあったのですが、杉咲花さん演じる凛はとにかく何とかしてあげたいと、いやなんともできないのでなんとかしてあげて欲しいと思わせるキャラクターに仕上がっていました。
彼女が何かを訴えかけたり、涙を流したり、とにかく感情が爆発する場面になるとなんだかわからないけども涙が溢れてきました。
もちろん、オッサンになって必要以上に涙もろくなってしまったというのもあるんですが、それだけこの物語の中に引きずり込まれていたということなのではないかと思います。
ちなみにここのところ、この映画の宣伝であっちこっちのテレビに出ていますが、彼女はこの映画の凛のように前髪があったほうがかわいく見えると思う派です。
無骸流の活躍がもう少し見たかった
ちょっと残念だったところを上げるとすれば、無骸流の活躍が極端に少なかったところです。
仕方ないと言えば仕方ないのですが、せっかく百琳も偽一もあんなに似てるんだから、戦闘シーンが欲しかったですね。
特に『無限の住人』のキャラの中では偽一がかなり好きなキャラですので、活躍するところを見たかったな〜という思いがちょっと強めにあります。
※これ↑が偽一です。
でも、それはほんの些細なことです。
本当に面白い映画でした。
久しぶりに仮面ライダーの映画以外でパンフも買いました。
オススメです。
それではまた。
ありがとう!