元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回読みました本はこちらでございます。
昭和歌謡大全集
以前、映画のほうを観ました。
どんな映画だったのか思い出せませんでした。
面白かったのか、そうでもなかったのかすら思い出せません。
それでもインパクトはあったので本屋さんで見つけた時、読んでみたいな〜という気持ちがムクムクと起き上がってきたのでした。
読みやすい?
読み始めてみますとこれがテンポよく読めて、思ったよりスッと読めまして楽しかったです。
状況や状態を少々わかりにくい比喩で表現されていて、しかもそれがやたら長い文章で出てきます。
それを味わうのがこの作品の一番の楽しさだとわかっていながら、パッと最初の説明がわからないとなると読み飛ばしてしまっていたのもスッと読めた原因だとは思います。
おばはんとにいちゃんの壮絶なる死闘を描いた物語で、ちょいとえげつない描写が出てきますのでバイオレンスな小説ではあるのですが、全体的にギャグマンガような感じでした。
村上龍に感動
ボクがこの本を読んだ時は著者である村上龍さんを、カンブリア宮殿と『すべての男は消耗品である』という作品でしか知りませんでした。
なんだか小難しいことを言う、粋でオシャレなことを書く、そういう人なんだろうな〜って思っていましたが、こういうギャグマンガみたいな小説も書けるんですね。
その幅の広さに感動すら覚えました。
歌謡曲を知らない
残念だったのがこの小説で取り上げられている歌謡曲を知らないのが多いということでした。
ボクの年代ではほんのり古いんで、タイトルこそ知っているものの、歌詞の内容、メロディ、演奏のすべてがパ〜ッと甦るほどは知りませんでした。
全ての章に歌謡曲のタイトルを使用していますので、当然その曲が何らかの形で物語に絡んでくるんですが、それがイマイチ想像がつきませんでした。
ちょっと調べればいいんでしょうけども、そこまではしなかったのは、この作品にかける情熱はその程度ということですかね。
知識がないとどんなキャラクターであるかの想像すら出来ず、楽しさが半減してしまいますので、もう少し色々知ってから、また読むと味わいが変わってくるかと思います。
映画のキャラとは若干違うんでしょうけども、途中からこの人はこんな顔してることにしようと、Wikipediaのこの作品の欄を見ながら、それぞれのキャラを演じた役者を想像しながら読みました。
昭和歌謡大全集 – Wikipedia
映画が作られていて助かりました。
楽しめました。
それではまた。