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【読書感想文】 『宇宙は本当にひとつなのか』村山斉

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回はこちらの本を読みました。

宇宙は本当にひとつなのか

ボクはあんまり宇宙のことに興味がなくて、この手の本をこれまで読んだことがなかったのですが、どうしたのか急に読んでみたくなったのです。

タイトルからもう意味がわかりません。

宇宙がいくつあるかなんて考えたこともなかったからですし、1つだけであろうが、2つ以上あろうが、ボクの生活には何の関わりもないからです。

そんなおっさんが読んだ結果だということを前提に以下を読んでいただけると幸いです。

わからなすぎる

世の中にこんなに難しいことを考えてる人がいるとは、この本を読むまでは全く知りもしませんでした。

読みきるのにずいぶん時間がかかってしまいました。

とにかくサッパリわからないことが多過ぎたからです。

頭に全然入ってこなくて、どうにも読む気が起こらない時もありました。

それなのになぜかずっと気になり、読もう読もうとするけど手が出ず、やっと読んだと思ったら挫折して、そんなことを繰り返していました。

入門書?

こんなに読むのがキツかった本なのに、なんとこれで入門書なんですよね。

入門書ならば行けるかな〜と思って手を出したのですが、ダメでした。

きっと大人の入門書と子供の入門書があると思うのですが、ボクの場合はゴリゴリのオッサンですが宇宙に関しては子供レベルからスタートしなければいけなかったみたいです。

わからないけど面白い

理解が追いつかなかっただけども退屈だったり、面白くなかったわけではありません。

普通は理解出来ないと面白がれないモノだとは思うんですが、なぜか面白く感じました。

どんな本を読むにしても、そこに書かれたことを頭の中で想像して、読み進めていきますよね。

それが出来ないんです。

例えば、暗黒物質や暗黒エネルギーの話が出てきますが、これ、両方ともなんだかわからなかったです。

宇宙には何だかわからないものがたっぷりあったということがわかったという話なんですが、わからないものをわからないまま想像するというのが、頭が硬いんでしょうか、かなりしんどいんです。

後半に差し掛かりますと、多元宇宙とか多次元宇宙とかでてきます。

多元宇宙論 – Wikipedia

この言葉自体、何のこっちゃ?と思うんですが、どうにも宇宙というのは6次元ほどないと辻褄があわないそうです。

これらがどうにも想像できないんです。

説明は猛烈に優しく書いてあります。

著者さんは小学生に宇宙の話をするかのごとしなんですが、それでもサッパリ想像できないし、また想像しづらいと本にも書かれているんです。

想像できないことを理解するというのは、実にふんわりとした感じでしか頭に入らないんですよね。

このふんわりと理解するというのが受け入れられないタイプの人間なので、釈然としない何かを抱えたまま読了することになるのです。

これが気持ち悪い。

でも、気持ち悪いことを知れたのが面白かったのです。

ここが宇宙の話とおさらばするか、さらに深みにハマるかの分かれ目だな、と思いました。

ボクちょっと無理そうです。

面白くは感じたけれど、それよりしんどいほうが印象に強く残りまして、もうしんどい思いはしたくないと思ってしまいました。

「知らない」から「知る」に変わる喜び

知らなかったということを知ったのは、知らなかった時よりも遥かに先に進んだ感じがします。

理解をしてないのなら、さほど違いはないような気はしますが、以前の自分よりも成長したような気がします。

この感じが気持ちがいいんです。

わからないままで気持ち悪いな〜と思いながらも、どこか気持ちいい。

痛いけど気持ちいいマッサージのようなものです。

わからないことを増やしていくことが結局わかることを増やしていくことにつながり、知的好奇心がさらに大きくなっていくのだと思います。

科学系は読むのが大変ですが、面白いのでこれからもちょくちょく読みます。

いい本でした。

それではまた。

ありがとう!

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