好き勝手なことを書いておりますが、悪意はありませんのでご了承下さい。

【読書感想文】『天龍源一郎 酒羅の如く』叶 精作、岡戸 隆一

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

今回読みました本はこちらでございます。

天龍源一郎 酒羅の如く

この本は、伝説のプロレスラー・天龍源一郎さんのお酒に関するエピソードを描いた作品です。

お酒をテーマにしているため、読後に「お酒を飲みたくなるのでは?」と思われるかもしれませんが、むしろ逆で、お酒を控えたくなるような内容でした。

プロレスファンなら知っているエピソードが満載

長年プロレスを観ている人にとっては、すでに知っているエピソードが多く、驚きは少ないかもしれません。

しかし、マンガならではの表現でプロレスラーたちがどのように描かれるのかが見どころです。

主人公である天龍さんのビジュアルに関しては、顔はカッコよく描かれていました。

しかし、気になったのはコスチューム。

全日本プロレス系の選手は基本的におへそを出さないのですが、マンガ内の天龍さんのパンツは浅めに描かれています。

天龍ファンとしては、ここだけは違和感が拭えませんでした。

パンツ部分だけは書き直して欲しいぐらいです。

飲み屋にフルメイクで現れるグレート・カブキ!?

グレート・カブキさんの登場シーンも話題のひとつ。

飲み屋でのシーンなのに、なぜかフルメイク&コスチューム姿で描かれています。

もちろん、カブキさんは素顔ではわかりにくいということもありますが、昭和のプロレスファンならノーメイクでも十分識別できるはず。

むしろ、ロングヘアとヒゲだけでも「カブキさんだ!」と分かるくらいの愛情を持っているのではないでしょうか。

ちなみに、実際にカブキさんが経営していた飲食店ではノーメイクだったようです。

伝説のプロレスラー「ザ・グレート・カブキ」飲食業で18年

このギャップも興味深いポイントですね。

ジャイアント馬場 vs アントニオ猪木の描かれ方

全日本プロレス出身の天龍さんが主人公ということもあり、ジャイアント馬場さんとアントニオ猪木さんの描かれ方には若干の違いが見られました。

ジャイアント馬場さんは、特に誇張なくスッキリとした印象で描かれており、実際より少しカッコよく見えるほどです。

ジャイアント馬場図

一方、アントニオ猪木さんは、かなり悪役風にデフォルメされています。

アントニオ猪木図

どう考えても見た目は猪木さんのほうがカッコいいはずなのに、こんな描かれ方をしています。

猪木ファンとしては、少し納得がいかない部分もありましたが、こうした演出もまたマンガの楽しみ方の一つかもしれません。

懐かしのレスラーが続々登場!

プロレスファンにとって懐かしいレスラーが多数登場する点も魅力の一つ。

昭和のプロレスを愛する方なら、思わずニヤリとしてしまう場面がいくつもあります。

プロレスとお酒というユニークなテーマのもと、天龍源一郎さんの豪快な人生が描かれた本作。

プロレスファンなら一読の価値ありです。

ぜひ手に取ってみてください。

それではまた。

ありがとう!

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
最新情報をチェックしよう!
>本を読み、ときどき映画を観て、たまに音楽を聴いてます

本を読み、ときどき映画を観て、たまに音楽を聴いてます

CTR IMG