元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回読みました本はこちらでございます。
喜ばれる人になりなさい
こちらを読みまして感じたのは、「恵まれた人の成功談は、果たして参考になるのか?」ということでした。
主人公は、お金持ちで、容姿端麗で、頭脳明晰、さらには運まで味方につけた人物。
どれか一つでも持っていれば幸運なのに、全てを兼ね備え、さらに大人になってからも大成功を収めています。
正直なところ、お金持ちでもなく、容姿端麗でもなく、頭脳明晰でもないボクにとって、このような話は現実離れしすぎていて、参考になるとは思えませんでした。
まるでファンタジーのような世界観
物語には、嫌な人、ダメな人、どうしようもない人が一切登場せず、出てくるのはまるで仏のような人ばかり。
ボクからすればまるでファンタジーですが、これが事実だというのだから驚きすぎて顎がはずれます。
「どれほど前世で徳を積めば、こんな人生が送れるのだろう?」と考えさせられました。
せめて来来来世くらいには、こんな人生を歩めるように、今から徳を積もうかなと思ったほどです。
成功談の裏にある平等な現実
どれだけ恵まれた人でも、病気だけは平等に訪れるもの。
この事実だけは共感できました。
というのもお母様が膵臓癌を患ってお亡くなりなったそうです。
これで膵臓癌が消えてなくってお母様は今も元気ですとなったら、素晴らしいことなのに全然喜べないという自分の心の汚さだけが浮き彫りにされるところでした。
どこで泣くねん
全体としては「長々と成功者の自慢話を聞かされた」という印象が拭えませんでした。
編集者が「5回も泣いた」とのことですが、一体どの場面で涙したのか気になりました。
その編集者もまた、きっと恵まれた人生を送っている人なんでしょうね。
それでも、作中の「お母様のおかげさまという神様がいる」という言葉には心を打たれました。
つまり感謝の気持ちがボクには圧倒的に足らないのです。
自分もこの言葉を胸に、これからを生きていこうと思います。
『喜ばれる人になりなさい』は、圧倒的に恵まれた人生を送る人の成功談が綴られた一冊でした。
最初から概ね成功が約束された人の体験談を読むのが好きな人には響くかもしれませんが、そうでない人にとっては、共感しにくい部分が多いかもしれません。
それでも、「感謝の気持ちを持つことの大切さ」を伝えてくれる一冊であることは間違いありません。
それではまた。
ありがとう!
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