元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読ませていただきました本はこちらでございます。
勝てる読書 (14歳の世渡り術)
思っていた内容とは全然違っていました。
読書をすることによって、勝負事に勝てるようになる読書方法が記されている本だと思って手にとった次第です。
どっちかといえば自分は負け組に属してるんじゃないかと思える人にとっては魅力的なタイトルですが、全然違いました。
本のガイドブックでした。
期待したものと違うと、大抵はガッカリするものなんですけども、この本の素晴らしいところはガッカリどころかとっても楽しめてしまうというところなんですね。
そもそもどういう本なのかがわかって手にとった人にはこの素晴らしさを知る由もないんですけどね。
行けそうな気がしなくなった
見事に読んだことがない本ばかりが紹介されていました。
この世に本がたくさんあることは知っていました。
すべての本を読む尽くすには人生はあまりにも短すぎますけども、そもそも何の興味もわかない本や日本語以外で書かれていて読めない本を省いたら、残りの人生でそこそこは読み尽くせるんじゃないかと、心の何処かで考えていたのです。
だがしかし、この本を読んだことでこりゃムリだと思ってしまい、絶望に打ちひしがれました。
絶望のあとに希望があった
しかし、希望にも満ち溢れていたのです。
この本を手に取らなければ、知らないまま人生を終えてしまったかもしれない自分が面白がれそうな、興味が湧いちゃった本がまだこんなにたくさんあるなんて!
この世には一体どれほどの面白いことがあるというのだろう!
という希望です。
実際読んでみると思ったほど面白くなかったな〜という本もあるかも知れません。
というのも、紹介が上手です。
どの本も面白いんじゃないかな〜と思わせます。
以前は小説は読まんでいいと思っていたのですが、今は物語だからこそ理解しやすいという側面があることを知って、もっともっと読めべきだったと思っております。
ゆえにこのような物語のガイドブックは大変ありがたいのです。
読書感想文を書かなければならない方へ
夏休みの宿題に読書感想文がある方は読書感想文づくりに向けてこの本を読んでみるのはどうでしょう。
学校の先生が薦めるような本よりも、はるかにスイスイと読書感想文が書けるはずです。
何の本を読んでもOKな場合のみ有効ですがね。
この本に最初のほうに、読書感想文についてのことが少し書かれているのですが、そういえば自分の時は夏目漱石の「こころ」を読んで感想書かなアカンかったのを思い出しました。
宿題だから仕方なく読んだんですが、残念ながら子供の頃のボクには、この小説にまったく魅力を感じることはありませんで、ただただしんどい思いをしただけでした。
この時に読書はしんどい、と脳裏に刻まれました。
このトラウマをぶっ壊すのに30年近くも時を要してしまいました。
あの時、子供の頃のボクが面白いと思える本に出会っていれば、今では凄まじい読書家になっていたことでしょう。
本好きが講じて小説家になっていたりしているかもしれません。
気楽な気持ちで学校の先生は本を選定したのかもしれませんが、学校の先生の選択が一人の子供の人生を左右することもあるということをよく理解した上で選んでほしいものだと今更ですが思いました。
そんなややこしい商売であったとは知らずに、学校の先生になりたいな〜とちょっとでも思っていた自分はアホだったと今、反省しております。
脱線しすぎましたが、面白い小説なんかないかな〜と思っている方にはピッタリの本でございます。
ぜひ。
それではまた。
ありがとう!