元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回読みました本はこちらでございます。
加藤鷹の恋愛奥義 本当に気持ちいい恋愛・SEXをするための70の法則
今の若い人には誰?となる人だと思います。
でも、ボクと同世代の男性ならほぼほぼ100%知っている方なはずです。
リビング・レジェンド・加藤鷹さんの本でございます。
今更恋愛をしたいとは思ってないつもりでしたが、なぜだろう、読まずにはいられませんでした。
想定読者ではなかった
まさかこのタイトルで、加藤さんが書いた本なのに、自分がこの本の想定読者ではなかったことに驚きました。
この本は女性に向けた恋愛とSEXの話だったのです。
加藤さんの本に女性の読者がいると想定していることにかなり驚きました。
加藤さんは、男性には知名度抜群でしょうが女性にはイマイチな気がしますし、一般的にSEXの話はともかく、AV男優の恋愛の話を積極的に聞こうとする女性がいるのかどうか。
現場で出会った女優さんと恋愛について語ることはあったでしょうが、そんな女優さんたちが加藤さんに恋愛相談をしたりしたこともあったでしょう。
でも、それは加藤さんと一緒にお仕事をするうちに加藤さんの為人を知ってからなのではないかと思うのです。
一般の女性が果たしてこの本に手を伸ばすのでしょうか。
最後のほうになったら少しぐらいは男性に向けた話が出てくるだろうと期待していたのですが、結局最後までありませんでした。
女性に読んでもらうつもりなら、もうちょい女性が手にしやすいタイトルとか、表紙にしたほうが良いんじゃないかと思います。
加藤さんのことを全く知らない人が、この写真の男性を見て職業が何であるかすぐわかるものでしょうか?
ベテランのホストと思うんじゃないかな?
男性による男性論
内容は女性がわからないであろう男性の本質について書かれております。
女性は男性というのはこういうものだと思いがちでしょうが、実はこういうものなんですよ的なものです。
そして、加藤さんの語る男性論には、同じ男性として概ね賛成でございます。
この一冊で男性のことは大体わかります。
男性という生き物がサッパリわからないとお嘆きの女性の方は、購入しても損はしないんじゃないかと思いました。
ボクはKindleStoreで買いましたけども、これだとお手軽に買えますし、写真も図もなく文字だけの本ですので、仮にタブレットで公衆の面前で読んでいたとしても、ちょっとスケベーな内容ですがそういうような本を読んでいるとはバレないでしょう。
賛成しかねるところもある
ただボクのようなオッサンが読むには当たり前すぎて、若干退屈です。
勢いで買ってしまったことを後悔しております。
また概ね賛成だとは書きましたが、賛成しかねる部分もありました。
たとえば「モノにこだわり過ぎるオトコは、隠し事が多い」という部分です。
さも、何もかもをフルオープンにしてる男がいい男だと言わんばかりでしたが、それがどうにも同意しかねます。
モノにこだわり過ぎたり、自分だけの聖域を守ろうとする意識の強いオトコは言い換えれば、隠し事をされる可能性が高いと。
なぜなら「他人に触られたくない、踏み込んで欲しくない、知られたくない」という気持ちが人一倍、強いわけだから、とありました。
隠し事はないほうがいいとは思います。
ただ、モノごとには1人でしか楽しめないモノがあるはずです。
何もかも妻や恋人と共有しなきゃならんというようなことはないと考えております。
1人で楽しむことがその人の魅力や深みにつながることだってあるでしょう。
また、自分が楽しいな〜と思うことが、必ずしも妻や恋人も楽しいと思ってくれるとは限りません。
楽しめない人を無理やり付き合わす人も居るでしょうが、付き合わせないほうがお互いに精神衛生上健全なんじゃないでしょうか。
他人にはまず見せることのないSEXを人に見せてお金儲けしている人にとっては、もはや隠すものなんてないのかも知れませんが、一人の時間を大切にすることで二人での時間のありがたみを感じるってこともあるでしょう。
そもそもこの章で挙げられた喩えもよくわかりません。
オレの場合は、昔、フェラーリを乗っていた頃、助手席にオンナを乗せることはなかったけど、運転したいというなら 「どうぞ」って感じだった。車好き、特にフェラーリ愛好家に言わせると、「助手席ならともかく、他の誰かに運転させるなんて信じられない!」と言われるけど、オレ自身はそのことについて、自分の聖域に入ってこられたみたいな感覚はなかったから。
単純に下手な運転されてぶつけられでもしたら困るってことで、これは女性だから運転させないってわけでもないんじゃないかと思うんですけど・・・。
明らかに運転しにくそうなフェラーリであっても誰でも簡単に運転させる人は、フェラーリ愛好家からすると、フェラーリを大事にしてない人に見えて「信じられない!」となるんじゃないですかね。
隠し事が多い云々の話ではないように思いました。
こだわらないというのは何に対しても全く縛られないということでしょうから、良いことであると御釈迦様もおっしゃってましたし、いいことなんでしょうけどね。
加藤鷹でしか知り得ぬ境地
そもそもボクはこの本に何を期待していたのか。
それは6000人もの女性とまぐわってきたという信頼と実績から紡ぎ出される、男にとっての永遠のテーマとも言える女性の本質についてであります。
それを知ることによって、恋愛関係にならずとも、ボクと関わった女性が気分良くなるのなら、全てが丸く収まるんじゃなかろうかと思った次第です。
そういうことに繋がる内容はありませんでしたので、期待はずれでした。
それにしても6000人という数は凄いですね。
ボクはまだ6000人の女性と直接喋ったこともないと思います。
「すれ違ったことがある」を入れてようやく勝てそうな数字です。
その凄みを発揮するのは、加藤さんしか知りえぬ境地、女性の本質についての話であることをこの本は証明したように思いました。
それではまた。
ありがとう!