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【読書感想文】『全裸監督 村西とおる伝』本橋信宏

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回読みました本はこちらでございます。

全裸監督 村西とおる伝

Netflixで『全裸監督』を観てから原作本も読みたくなりました。

女優さんの画像がほしい

この本を読んでわかるのは、連続ドラマ『全裸監督』は抜群に面白かったのですが、やはりドラマはドラマであったということです。

ドラマで描かれた村西とおるさんは、リアルな村西とおるさんではありません。

※当たり前ですけどね。

あんなに面白かったドラマ版の村西とおるさんも、リアルな村西とおるさんに比べるとショボく思えてきます。

「事実は小説より奇なり」と言いますが、それはまったくもって本当であったことを、ドラマ版を見てから、この本を読むと誰もがそう思うのではないでしょうか。

そんなリアルな村西とおるさんを体感すると、ドラマ版には出てこなかった村西とおるさん周辺人物や村西とおる監督作品がヒジョ〜に気になってきます。

残念ながら村西とおる監督作品を一本も観たことがありません。

ゆえに名作だと謳われる『SMぽいの好き』さえもどんな作品なのか、全く知りません。

村西とおるさんの飛車角、日比野正明さんとターザン八木さんは名前は知っているものの、うっすらとしか顔が浮かんできません。

ドラマ版に登場した黒木香さんや乃木真梨子さんはなんとなく知っていたのですが、それ以外にここに登場した多くの女優さんは残念ながら顔がぱっと浮かんでこない人ばかり。

せめてこの作品や人物の半分でも知っていれば、表紙の村西さんの写真にも色がついたのではないかと思いました。

※ボクは電子書籍で読んだのでモノクロなんですがね。

やはりいちばん楽しめるのはリアルタイムでAVを観ていた世代でしょうね。

たぶん、ボクより少し上の方々がドラマの中で万札握りしめて並んでビデオテープを買っていた世代だと思います。

バブルを謳歌してた人たちです。

AVの内容の描写は不要

そんな村西監督作品およびクリスタル映像のAVを観たことがない人のためなんでしょうが、AVの内容を細かく再現しているところがいくつかあります。

これがボクにはダラダラしていて読む気がしませんでした。

どんな内容だったかを簡潔に書くだけで充分だと思いました。

気になったら探して見るでしょうし。

それでも村西さんを語るうえで、AVの内容の詳細を書く必要があるということならば、せめてそのAVのワンシーンの写真でもあれば、想像もしやすかったんですがね。

ボクは電子書籍で読んだので、この本がどれほどのボリュームだったのかあまりピンときていませんが、この無駄なものを省けば、もう少しスッキリした本になったのではないかと思いました。

読みたかったのは、村西さん本人や周辺にいた当事者の話ですので、そこにもっともっとページを割いて欲しかったです。

世界でいちばんタフな男かと思っていた

村西さんの本にはこのようなものがあります。

※ちなみにボクはこの本を読んではいません。そのうち読みたいです。

この人ほど、天国と地獄を味わった人はいないのは間違いありません。

エゲツないほどの借金を背負わされても、決して自己破産しなかったことなどを読むと、物凄くタフな男だと思っていました。

精神力なら世界一なんじゃないかとすら思っていました。

ところが、その想像を絶するストレスは村西さんの体を蝕んでいたそうです。

村西さんが決して最初から特別な人だったわけではなく、たゆまぬ鍛錬によって精神は超人になっていったのだけども、肉体そのものは普通の人だったのです。

それが悲しかったです。

さらに終盤の村西さんの姿は、どんな超人にも老いは等しくやってくることを思い知らされて、さらに悲しくなりました。

アントニオ猪木さんのYouTubeを観ると悲しくなってきますが、それと同じような悲しさを感じました。

ボクは村西さんから何を学ばなければいけないのだろう?

何を後世に残していかなければならないのだろう?

そんな事を考えさせられました。

全くの赤の他人がそこまで考えるのも変な話ではあるんですが、こうして村西さんの足跡をたどる本が出たということで、村西とおるという人が長らく人の記憶に残り、いつまでも死なない人物になり得ることが嬉しくなりました。

それではまた。

ありがとう!

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