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【読書感想文】『佐賀のがばいばあちゃん』島田洋七

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回読んだ本はこちらでございます。

佐賀のがばいばあちゃん

ブームの時は全く見向きもしなかったんですが、ブームが遠く過ぎ去ってから急に気になりました。

涙腺崩壊

芸人で活躍されている方の母親というのは、面白い人が多いというイメージがあります。

それゆえ島田洋七さんの場合はおもしろいおばあちゃんに育てられて、本人も面白く育ったんだろうな〜と思っておりました。

きっと大笑い連発の本だろうと期待してました。

もちろん笑える話もたくさん出てきますけども、チョイチョイ涙腺が崩壊しました。

おばあちゃんのエピソードだけではなく、洋七さんの幼少期の話がいろいろ出てきます。

良い話ばかりで昼休みに読んでおったんですが泣いてしまいました。

急におっさんが本を読んで泣いてるのを傍で見たら気持ち悪いですね。

でも、あふれる涙を止めることはできませんでした。

泣くのはストレス解消になるそうなので、会社で読むことをオススメします。

これがちゃんとしたポジティブシンキング

ポジティブシンキングで生きたほうが何かと都合が良いと言われております。

それがナチュラルにできる人はいいのですが、そもそもネガティブシンキングの人がこれではイカンとポジティブシンキングに変更しようとすると、多少の歪みが生じてしまうものです。

ボクもどっちかというとネガティブシンキングな人で、イカンイカンとポジティブにポジティブにと無理矢理良いように捉えようとして、逆にしんどい感じになってしまった経験があります。

しかし、本来のポジティブシンキングというのはこのおばあちゃんが教えてくれる考え方なのではないかと思います。

無理矢理感がないわけではないし、屁理屈でもあるとは思います。

しかしながら妙な説得力があって「たしかに」と思わせて、ネガティブな感情からくるツラさがどこかへ行ってしまう効能がありました。

人生の達人と呼んでも過言ではありません。

このおばあちゃんは60代ですが、あと10年ほどで自分もその域に達することができるのだろうかと心配になりました。

優しい人になりたい

この話はたしか40年ほど前のことと書かれていました。

たぶん著者の洋七さんが40代後半のときに、ご自身の小学校の高学年から中学卒業までのエピソードを書いておられるのだと思います。

自分がそれくらいのときのエピソードを本にできるほど覚えているかと考えると、そんなにいくつも明確には覚えていません。

洋七さんですし、話は虚実入り交じっているんでしょう。

その全てが嘘というわけではなく、いつまでも覚えてられるようなインパクトの強い出来事で優しい人と接した機会がきっと多かった人生を歩んでこられたのだと感じました。

感受性が豊かであったのも確かでしょうし。

戦争の後でみんながみんな、深く傷ついたから優しくなれたのかも知れません。

本当は周りの人が冷たかった話もあったかもしれませんが、この本には佐賀県には悪人はいないんじゃないかと思わせるものばかり。

昭和の田舎には優しい人しかいなかったのかもしれないと思わせます。

こんなに優しい田舎ならむしろ住んでみたいとすら思います。

田舎での陰湿な嫌がらせ 虐めについて。

数年前、父親が脱サラし田舎へ引っ越して来たのですが自宅周辺の住民の敵視 嫌がらせが多く困っています。

とはいえ、実際はそんな優しい人ばかりが居る田舎はそうそうないのかも知れません。

自分は他人に対して親切に接することができているだろうかと、ここまで優しさにあふれているだろうかと、考えさせられました。

人に気づかれないのが本当の優しさ、本当の親切

こういう言葉が出てきます。

親切にすると親切にした自分をホメてもらいたくて、親切にしたことをアピールしてしまいますが、ボクはまだ本当に優しくしたことも親切にしたこともないのだな〜と胸が痛みました。

人の親切にあふれたいい話でした。

それではまた。

ありがとう!

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