元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読ませていただきました本はこちらでございます。
会社で働くということ
ジュニア新書ということで本来は中学生とか高校生が読む本なのでしょう。
それでも読んでみようと思ったのは、『会社で働くということ』がどういうことなのかというのを、これまで一度たりとも考えたことがないからです。
今年52歳になるのに、今更そんな事を考えてどうするの?と言われそうですが、何事も遅すぎるということはないと言いますし、読んでみた次第です。
しっかり考えなされ
結局のところ『会社で働くということ』がどういうことなのか、という明確な答えはありませんでした。
若者よ、しっかり考えて就職先を選べよということなのかな、と思いました
考えろと言われても正直なところ、中学生ぐらいではキツいでしょうね。
時々ウチの会社にも職場体験で中学生がやってきたりしますけども、そういうときは会社も社員も思いっきりええカッコしますから。
大人の醜さをさとられまいと必死になるので、中学生たちが考える材料にはあんまりならないでしょうね。
彼らが観たのは、会社いや社会のほんの一部分でしかないということだけは、しっかりと理解しといて欲しいです。
会社員になることだけじゃない
そもそも働くところを会社に限定するのもおかしな話です。
働くとはどういうことだ?
仕事にはどんなものがあるんだろう?
若者にはもっと手前に考えねばならないことがあるのです。
ボクが学生の時には、会社員になって働くことを全く想定していませんでした。
ゆえに就職について悩んだりしたことは皆無です。
今の勤めている会社にしたって、住んでるところの近くに会社があったから選んだだけですし。
今となってはもう少し興味のあるものを仕事にすれば良かったな〜とちょっぴり後悔しています。
ボクには誇れる学歴もありませんでしたし、ブラブラしてる期間が長かったこともあって、選択肢もありませんでしたから、とにかく働かせてくれるというのならそれでいいやという感じでした。
だから、若者には学歴が高いと選択肢が増えますから、勉強するかしないかなら「する」を選んだほうが良いとアドバイスしますが、いろんな仕事があるということをまずは広く知ることから始めて欲しいですね。
友達が会社員になったからと言って、自分も会社員にならねばならないということはないのです。
誰でも出来ること
ボクの場合、会社員になることを想定してなかったので、いざ会社員になることを考えなきゃいけなくなったときに、どんな仕事が良いのかぜんぜんわかりませんでした。
正直なところ、考えるのも面倒だという感じでしたね。
ボクはプロミュージシャンになって、音楽を作り続ける人生を歩むつもりでしたから、その夢が叶わないとなったときには、残りの時間はおまけみたいなもんだと考えてました。
漂う雲のように風に流され、どこへゆくとも知れずに普通のおっさんとして生きていくしかなくないという絶望感でいっぱいの中での選択でした。
会社員というのは誰でも出来ることだと思っていましたから、会社員になる不安というのはありませんでした。
ずっと自分にしか出来ないことをやりたいと思っていたので、誰でも出来る会社員になることは辛かったです。
※ちなみに今は何も出来ない男が飯を食えてるわけですから、ありがたいと思ってます。
スタートが絶望してましたので、出世欲は全くありませんでした。
出世しなくても長く勤めたらそこそこ給料は上がるのかな〜と思っていたのですが、それは完全が宛が外れてしまいました。
出世しても、ウチの会社では世間一般より少ないと思いますけども、ナンボかはマシでしょうから、妻に苦労をかけることになってしまった現状は、実に申し訳ない気持ちになることもあります。
自分には合わない
根拠は全くないんですが、学生の頃から自分はきっとサラリーマンは性に合わないんだろうと思っていました。
だから、学生時代にサラリーマンになる道は早々に選択肢から外してしまいました。
サラリーマンになるしかなくなって実際なってみたんですが、やっぱり性に合ってないです。
直感というのは、案外的外れではないものです。
根拠が見つからないだけで、記憶や体験の深いところに根拠がきっとありますから合わない気がしたら、それは回避してそれをせずに済む努力をしたほうが良いでしょう。
ボクの場合はその努力が実らなかったんですがね。
性に合わないとは思ってたんですが、仮になったとしたらきっと定年まで何となくダラダラと過ごせてしまうんだろうな〜とも思ってました。
そして、実際に定年がそんな遠い未来でなくなった今、見事にダラダラと過ごせてます。
思考は現実化しますよ。
さて、本の感想というよりも自分のこれまでの働きっぷりを振り返ってしまうような内容になってしまいましたが、改めて自分が毒に薬にもならない人であることを思い知った気がします。
それでも、これを読んでくれた方がちょっと笑ってくれたりすれば、それでいいです。
それではまた。
ありがとう!