元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読ませていただきました本はこちらでございます。
人生を好転させる「新・陽転思考」
今すぐ人生を好転させねばならないほどに、今現在が落ち込んでいるというわけでもありませんが、さらに良いほうに転ぶのなら、そんな思考法を知りたい。
そう思いまして、この本を手に取った次第です。
ポジティブになれる理由
どんな本であるか、ざっくりと申しますと、どんな事実も「よかった」と思えたり「悪かった」と思えたりするものだから、「良かった」と思うほうを選択するほうが、それから先の人生楽しくなるよ、ということでした。
何でもかんでも肯定的に物を捉えることは多少無理が生じることもあります。
どう考えたって良いこととは思えないというようなことですら、無理やり良いこととしてしまうのが普通のポジティブ・シンキングです。
※とボクは考えています。
しかし、この「新・陽転思考」というのは、心のどこかでネガティブな感情が芽生えていても見ないふりして無理からポジティブになろうとするのではなく、ポジティブになるにポジティブになれる理由をちゃんと探して本当の意味でポジティブになろうじゃないかという思考法なのです。
不幸な出来事に遭遇しますとパニックになってしまいがちです。
パニック状態のままトンチンカンな判断を下してしまい、さらにパニックになるというようなこともしばしばあるものです。
そういう時に少しパニクっても、ちょっと待てよ、この不幸な出来事の中に、自分のミスに気づけたとか、弱点を知れたとか、バカさ加減を思い知ったとか、これは後の人生に活かすことのできるんじゃないか?というところを探しだすのです。
まず1回冷静になるように心がけるわけですね。
そこでパニックに陥らせた出来事と後に活きそうな出来事を比べてみて、どっちのほうが自分にとってプラスになるか、幸せを感じるかを考えてみます。
そして、自分にとってプラスなほう、幸せを感じるほうを選ぶと、不幸な出来事はいつの間にか幸せな出来事になってしまう、つまり思考が陽の方向に転換したということです。
これが陽転ですね。
何事も一旦冷静になってその出来事を上のほうから俯瞰で見てみると色々わかることがあるもんだということですね。
とはいえ、そんなにカンタンに冷静になれるなら苦労しないわけですが、この本では普段から、ごく小さな不幸の中に「よかった」を見つけるトレーニングをして、ごく自然に幸せになる考え方が出来るようにしましょうとありました。
日々の弛まぬ努力が自分を幸せにするのです。
これは人生においてもプロレスにおいても同じなのです。
他人にも陽転
他人に対しても同じで、仕事の上の付き合いだと頭にくるような人ともお付き合いせねばならないという場面があります。
しかし、そういう場合でもその人と付き合うことで自分の成長につながるところはないかと考えたり、また自分に似た人ほど頭にきたりするものですから、その頭にくる部分は自分の欠点なのではないかと考えてみたりして、陽転させるわけです。
つまりは、大体の出来事には心から良かったと思えるようなことが隠れているものであるということですね。
それはそうなんだろうな〜とは思ったんですが、他人に関してはそれがなかなか難しいな〜と思いました。
同族嫌悪を感じたら、腹がたったあとに自分もこうなのかと落ち込みますし。
また「よかった」ことと考えてみるとしても、それが「我慢強くなれてよかった」というようなことしか「よかった」が見つからなかったら、何でこのアホのためにこんなに我慢しないといけないのかと、それはそれで腹が立ってきたりするわけです。
まるっきりの陽転は難しいわけです。
困りました。
考え方というのは環境とか習慣で変わったりしますから、急に考え方が陽転しなくたって、陽転させることが出来たほうが明らかに楽だと思うところから始めるで良いのかな、と思いました。
少しずつ出来事や物事に対する考え方を変えるようにしていけば、最終的には腹の立つことも、悲しくなることもずいぶんと減って、日々が楽しく過ごせるのはほぼ間違いないのではないでしょうか。
何事も続けることが大事なんです。
継続は力なり。
どうしても出来ないときは
最後にどうしても陽転思考できないことがあってもそれはそれでええんじゃないのと著者の和田さんは言ってくれます。
なのでずいぶん気が楽になります。
陽転思考を推奨しておられる和田さんにも、どうしても陽転思考出来ないことがあると、あえて陽転思考せずにツラいな〜という思いを抱えたままにしたことがあるんだそうです。
それは和田さんのお母様の死なんだそうです。
結局はお母様の死も「誇りに思える」という「よかった」感じの結論に達しておられまして、時間はかかれど陽転思考が出来れば、大成功ということなんでしょうね。
とにかくほぼ全てのことは陽転できるのだな〜と思わせてくれます。
ただ気になったのが、そうやって苦しみを、悲しみをそのまま受け止めたのがそのことだけであるということは、お父様がお亡くなりになられた時は「お父さん死んでよかった」と直後に陽転思考できたということなんでしょうかね?
ま、単純にまだお父様がお亡くなりになっていないということなのかもしれませんが、お母様への思いは綴られているのですが、お父様に関しては1行たりとも出てきませんでしたので、男としましてはスルーできませんでした。
ボク自身は父を亡くしてますし。
父が亡くなったことはもうそこそこ経ちますけど、ただただ悲しさや後悔が残ってますけどね。
どうあれ、いつまでも苦しい、哀しいと思っててもな〜んにも前に進めないのは事実ですからね。
生きてりゃいろいろありますけども、なるべく楽しくとらえたほうが良いんじゃないかとは思います。
人生一度きりですから、出来るだけ楽しく過ごしたいですね。
日々が苦しくてたまらん人はこれを読んで素直に実行するときっと気持ちが軽くなりますよ。
それではまた。
ありがとう!