元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回はこちらを読みました。
人生を変える「数学」そして「音楽」
最近好きだということに気がついた「数学」と、やはり最近聴くようになったジャズが融合した本ということで、とってもワクワクしながら購入しました。
いつもならもっと中身を見てから購入するんですが、目次をチラッと見て、著者さんが数学者でジャズピアニストということでこれはもう間違いないと確信してしまいました。
個別の話
ところがハードルが上げすぎたんでしょうか、少しも楽しめませんでした。
もっとジャズに絡めて数学を語る、もしくは数学を絡めてジャズを語る、そういうようなものを期待していました。
ところが実際は、数学のセクションと音楽のセクションとスカッと分かれていました。
タイトルには「教科書には乗っていない絶妙な関係」とありますから、「数学」と「音楽」の絶妙な関係について書かれていると思ってたのです。
もちろん全く書いてないということではないのですが、ジャズピアニスト的な「数学」と「音楽」の関わりはほぼほぼないので、期待はずれということになってしまいました。
このタイトルで数学と音楽の関連性を期待するほうが変ですかね?
理解できない
また、書かれていることが理解できないというのもキビシかったですね。
予備校なのか塾なのか、そういうところで講師もなさっている方ということで、「数学」に関する説明は御手の物でしょう。
でも、ボクには説明がさっぱりわからないことばかりでした。
以前に読みました『フェルマーの最終定理』の中にもこの本に出てくる話がいくつか出てきました。
その時ははっきりわかったとは言えないまでも、大体こういうことなんだろうな〜的な感じで掴めたことが、この本ではかなりややこしく説明されているような気がして、途中で考えるのがしんどくなるほどでした。
著者の中島さんの講義を受けている生徒さんはきっと優秀な人ばかりなんでしょうね。
中島さん本人も数学オリンピックで金メダルを獲った方ですから、そりゃもうムチャクチャ頭が良いんでしょうけども、それだけに逆にアホに対する説明が下手なのかな、と思えました。
もしも『フェルマーの最終定理』とこの本の読む順番が逆だったら『フェルマーの最終定理』は手にしてないですし、『フェルマーの最終定理』がいかに広い読者層を想定していたかというのを思い知りました。
本というのは1回読んだだけでは読んだうちに入らないという方もおられますので、もう一回読んだらもうちょっと理解できるようになっているのかもしれません。
感動が理解できない
「数学」に関しても「音楽」に関しても大変感動なさったから夢中になったということですが、感動なさったという事実は理解できたものの、それのどこで感動したのかというのまではよくわかりませんでした。
勉強ができるというのと、それを伝えるというのは、別の能力なんだとハッキリとわかりました。
自分も他人とコミュニケーションを取る時は他人が正しく理解できるかどうかということをよく考えながら、喋ったり書いたりしなきゃいけないな、と思った次第です。
それではまた。
ありがとう!