元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読ませていただきました本はこちらでございます
乱読のセレンディピティ
セレンディピティとは、
セレンディピティ – Wikipedia
セレンディピティ(英語)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。
なのだそうです。
この本との出会いこそ、まさにセレンディピティでした。
本の存在も知らなかったけども、なんとなく惹かれたんですよね。
で、実際に読んでみたら実に面白い本だったので、セレンディピティと呼んでもいいのかな、と思った次第です。
理屈っぽい本
この本、少し理屈っぽいです。
そして、この理屈っぽさがボクは好きです。
これを面白がれなかったら、すぐに読むのが面倒になってしまうかも知れませんね。
乱読は新しい発想を生む方法
タイトルからわかるように乱読をオススメしているところのある本です。
たまたまですが、ボクは比較的乱読です。
とはいえ、乱読を心がけてはいたわけではありませんが、なるべく同じような内容のものは読まないようにしてました。
でも、ついつい好きなモノというのは偏りがちで、しかも知っている内容だと速く読めてしまうので速読が出来たような気になって嬉しくなってしまいます。
※速読系の本に偏ってたりします。
そして、嬉しいのでまた偏りました。
これからはコンピュータには出来ない、人間ならではの発想力、企画力で新しいアイデアが出せる人が重宝がられるそうです。
全く新しい発想というものもあるにはあるんでしょうけども、そうそう出てきません。
なのでこちらで当たり前なことを、当たり前ではないあちらで試すとか、一見何の接点もない物同士を引き合わせることによって、新しい発想を見つけることが出来るのです。
ということで、同じようなことが書かれている本ばかり読んでいても、新鮮なマッチングなど思いつかないわけです。
物事同士の距離が離れているほうがより斬新なものが生まれる可能性が高いでしょうから、いろんなジャンルの本を読む、つまり「乱読」が良いんじゃないかということが書いてある本です。
セレンディピティの例
この本でのセレンディピティの意味は
思いがけないことを発見する能力。
特に科学分野で失敗が思わぬ大発見につながった時に使われる。
とあります。
その例としてこの本ではペニシリンの発見や、イルカが言葉で意思疎通を図っていることを発見したことが上がっています。
ペニシリンの話はボンヤリと知っていましたが、イルカの話は知らなかったのでこれだけも読んで良かったな〜と思いました。
※ちなみにペニシリンの発見の話はこちら→偶然から発見された抗生物質「ペニシリン」 誰かに話したくなる地球の雑学、そして、イルカの話はこちら→ジョン・C・リリー – Wikipedia
知的なメタボを防げ
頭の良し悪しというのについても少し書いてありまして、物知りはよく頭が良いということになりますけども、あまり知識を貯めこんでいては知的メタボになるってことが書いてあります。
貯めこまずに、たとえば今ボクがしているようにブログに本で読んだことを書いて、インプットしたらアウトプットするという具合に、ちゃんと循環させることで健康的な知的生活が送れるとのことです。
さらにアウトプットしたものはスカッと忘れてしまってもいいともおっしゃっています。
頭にどうでもいいことが残っていたら新しい知識を入れるところに困るし、実際その知識を引き出すにも時間がかかると。
よくパソコンのデスクトップにいっぱいアイコンがある人がいますよね。
たまにしか使わないものまでそこにあって、そのたまにしか使わないものをたまに使おうとするとどこにあるのかわからなかったりします。
この状態が頭のなかでも起こるというわけです。
ハードディスクがいっぱいになりますとパソコンの動作が鈍りますが、そういうことも人間の頭のなかでも起こるわけです。
なので、スカッと忘れてしまうというのは実にいいことである。
そもそもほんとうに自分が生きる上で大事な知識ならば忘れるはずがないということなんです。
読書術は?
その他には散歩することで頭の回転が良くなるというようなことが書いてありました。
おかげで明日からのピクミンブルームにも精が出そうです。
また、サブタイトルに「読書術」とありますので、読書に関してのコツやらテクニックやらを期待していたのですが、良い意味で裏切られました。
チョコチョコ読んでいる読書術の本では得られなかったことがたくさん得られました。
この本との出会いこそセレンディピティだな〜と思いました。
それではまた。
ありがとう!