元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読んだ本はこちらです。
「中卒」でもわかる科学入門 ”+?×÷”で科学のウソは見抜ける!
このタイトルを見て、普通はどういう印象を持ちます?
ボクは中卒程度の学力があるなら理解できるくらいにわかりやすく書いた科学の入門書という意味に捉えて、実にお気楽に購入した次第です。
でも、考えようによっては中卒を物凄く馬鹿にしタイトルにも取れますがね。
さて、ボクが極端に科学に弱いというのもあるとは思いますが、お気楽な入門書ではございませんでした。
入門書?
とはいえ、科学というものはそんなにハードルの高いものではなく、もっと身近なところに存在するものであって、科学と聞いてもそんなに構える必要はなく、もっと気楽に接する方が生きていくのがより楽になるんですよという感じの内容でございまして、入門書と言える作りではあります。
ボクは一応理系を選択していたので全く科学に興味がなく、ちょっと科学の話をされただけでも失神しかねないような本当に科学が苦手だという人に比べるといくぶんかは科学に対するハードルは下がっているとは思います。
それにもかかわらずちょいちょいなんのこっちゃい?となる単語が出てきました。
たぶん科学の用語でもないんでしょうけど、それがあたかも一般常識のように書かれています。
※ボクがアホなだけで本当に一般常識なのかもしれませんが・・・。
そうなると、もうこれ以上読み進めても何も理解できないんじゃないかと、心配になってくるのです。
科学の入門書でさっそく心配からの不安を抱えながらの読書では、科学について知ることは諦めざるを得ないという気持ちになってきます。
むしろ科学のことを少しでも知ろうとしたことが悪かったのかも知れない、科学を理解する頭を持ち合わせていないのかも知れない、というどんどんしんどくなっていくのです。
それは著者さんが想定している読後状態とは違うんじゃないかと思うと、この本を手に取ってしまったことにすら後悔し、著者さんにこんな感想しか書けなくても申し訳ないという気持ちになってしまうのでした。
ちなみに出てきた言葉でパッと意味がわからぬまま読み進み最後までさっぱりわからなかったのが「エントロピー」という単語でした。
これ、一般に使用されている言葉なんでしょうか?
エントロピー – Wikipedia
わからないけど楽しい
それでも最後までわからないなりにも楽しく読める内容になっているのには驚かされます。
普通はわからないことが出てくると途端に読むのが嫌になるものですが、最後まで楽しんで読めてしまいました。
比較的わかりやすいたとえ話やらコラムが間に挟まれていますので、通常の科学系の本を読む場合よりも幾分疲れずに済んでいるんだと思います。
そういう意味では実に良く出来た本でした。
読んだ後に思ったことなんですが、タイトルの「中卒」というのは著者さんご自身のことで、一般的な「中卒」の方ということではないんじゃないでしょうか。
この著者さん、たしかに学日本の学校では中学卒業したところで止まっていますが、大検をとってアメリカの大学に入学しておられます。
それを以て「中卒」としたような気がしますが、無理がありますね。
※仮に大学に行っておられなくても、尋常ならざる読書量で有名な方なので、知識量はえげつないことにはなっておられると思います。
なので入門書というにはやや難しい仕上がりになっているのは仕方がないことかと。
本当の意味での入門書となると相当その分野に精通している人でないと書けないんじゃないでしょうかね?
苦手と言って逃げずにこれからもちょいちょい科学の関連の本を読んで、普通に科学のありがたみを感じたいと思いました。
それではまた。
ありがとう!