元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回読みました本はこちらでございます。
世界一ふざけた夢の叶え方
どちらかといえば、自分はふざけた人間なのではないかと思っているので、これは丁度いいんじゃないかと手に取った次第です。
もう人生の終りが見えている年齢に達して夢を叶えようとする姿は滑稽に見えるかもしれませんが、死ぬ間際までも「自分はこう在りたい」と考えたいタイプなので、温かい目で見持っていただけると幸いです。
タイトルに偽り在り
読んでびっくりです。
タイトルとは正反対で、全くふざけてはいません。
もしかしたら「ふざける」の意味を、ボクはこれまで間違っていたのかも知れません。
タイトルと中身が違うことはよくありますが、これほど違っていることは滅多にないんじゃないでしょうか。
この本に出てくる人達は、ものすごくマジメです。
読んでいると、むしろ自分の不真面目さがクローズアップされ、自分のダメさ加減も浮き彫りなって、ただただつらい気持ちになりました。
仲間と応援し合う
夢をいかにして叶えるかということを書いた本でこれほど惨めな気持ちになったことはありません。
その夢の叶え方とは、ざっくりと申しますと「気の合う仲間と目標を定めて励ましあっていく」という方法です。
ノートにそれぞれの夢を書き、文字だけではなく絵も描くのです。
夢はできるだけ具体的に書きます。
そして、それぞれの夢に対して仲間は「お前ならできる」と応援するのです。
「夢をできるだけ具体的にする」のも、それを「文字に起こしたり」するのも、これまでに読んできた夢を叶える系の本と全く同じで新鮮味すら一切ありません。
それに、これのどこに「ふざけた」要素があるのがサッパリわかりません。
ただ、個人的に一番キツかったは仲間と夢を語り合い、励まし合っていくことが夢をかなえるための起爆剤になるというようなところです。
ボクはずっとプロミュージシャンになるために奇跡とも思える出会いがあり、仲間たちと頑張ってました。
プロミュージシャンになるというのはいろんな形があって、それを具体化しなかったのが悪かったのかもしれません。
しかし、その時は自分たちは必死に頑張っていました。
励ましあっていました。
それでもダメでした。
全員がオレたちならやれると思っていたはずです。
それなのに、全然ダメでした。
この著者さんたちは月一回の飲み会で励まし合っていたら夢が叶ったらしいですが、わたしたちはもっと密接にあって夢を語り合っていました。
同じ方法をとっていても、望む結果が得られるわけじゃないということを身をもって経験しているので、著者さんたちがどれだけ自分たちが人より優れたところがあったわけじゃないと書いていても、いや、少なくともオレたちよりは優れていたんじゃないの?と思えてきて、つらかったです。
しかも、今ではボクには友達はいません。
夢を語り、励まし会える人間がこの世に存在しないのですから、さらにつらかったです。
具体化が鍵
でも、この方法がまるっきり間違っているとも思えませんでした。
やはり夢をもっと具体的にするべきだったのです。
もし、著者さんたちに特別な力があるわけじゃないとしたら、自分たちの夢がかなりボヤけていたことくらいしか、違いが見つかりません。
この本を読んでいる間はつらくなってましたが、終盤にはよし今度はまず目標を明確にしようという、いつもの夢を叶える系の本と同じ結論に到達しました。
結局、よし頑張ろうと思える良い本でした。
ただ、問題が1つ。
いちいち「(笑)」が出てくるんです。
きっと彼らが夢を語らう時はニコニコしているということなんでしょうけども、文章ではどうにもヘラヘラしているような印象で気分が悪いです。
あ、これが「ふざける」ということなのか?
それではまた。
ありがとう!