元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回観させていただきました映画はこちらでございます。
ちなみに『マン・オブ・スティール』はHuluで観ることが出来ます。
マン・オブ・スティール
以前、映画館でこの映画を観たのですが内容を全然思い出せなかったのでまた観ました。
最近アメリカのヒーローと言えばMarvelばかりですが、DCもいいですね。
アメリカのヒーローは、なぜかルックスがイマイチ(あくまで個人的な意見ですが)なことが多いのですが、スーパーマンもまたあんまりカッコいいとは思ってません。
映画で動いているのを観ている分にはそんなに気にならないんですが、冷静にその姿を見てみるとやっぱり赤いブリーフがなんともカッコ悪いです。
宇宙人なのに、胸のマークが「S」というのもダサいです。
いくつかスーパーマンが作られてきて、このダサいコスチュームを変更してしまったら、スーパーマンではなくなるということなのか、頑なに守られてきました。
しかし、この映画『マン・オブ・スティール』はついに赤のブリーフを辞めたことでかなりカッコよさがずいぶん増してます。
色も少し暗めの青になったことでずいぶん落ち着いた印象になっています。
主人公のデザインがカッコよければ、カッコ悪かったときよりもきっとたのしめるはずです。
昔見た1と2をあわせた話
ストーリーはなぜスーパーマンが地球にやってきたのか、そしてそのスーパーマンを追って悪い奴がやってきて大暴れするのを食い止めるという感じで、ボクが子供の頃に観たクリストファー・リーブさんのスーパーマンの
1と
2の話を足して2で割ったような内容になっています。
以前に観たものよりもはるかに異星人が地球人として生きていく大変さが丁寧に描かれています。
子供の頃スーパーマンを観たときは、空を飛び、頑丈でパワフルで、時間を戻したり、池ごと凍らせたりして、その人間離れした姿に憧れました。
ボクもスーパーマンになりたいとすら思ったものでした。
ところが『マン・オブ・スティール』を観ると、ボクが大人になったからというのもあるのかも知れませんが、普通の人間で良かったなと思わせます。
仮に自分がスーパーマンであったとしても、その能力を持て余してしまい、悪事に手を染めてしまうに違いないと思えてきます。
それほど、スーパーマンが普通の人間として生きることの大変さが描かれています。
宇宙から来たスーパーヒーローが悪人をバッタバッタとなぎ倒す爽快なヒーロー映画かと思ったら、全然違ってました。
新聞社に就職
世界の情報が手に入るということで、大人になったスーパーマンは新聞社に就職します。
デイリープラネットという新聞社どういう新聞社なのかはわかりませんが、警察官になったほうがもっとスーパーマンに必要な情報が入りそうな気がしました。
たぶん、単純に好きな女性の近くにいたかっただけなんじゃないかと。
好きになっちゃった女の子がデイリープラネットの人なのです。
しかもこの女性は異常に好奇心が旺盛で、ヤバいところにどんどん首を突っ込んでしまうタイプなので、スーパーマンが近くにいないと命がいくつあっても足りません。
そんな女性のことを好きになってしまうなんて、運命です。
世界最強の男でなければ、このような女性を守りきれませんからね。
余計な困難に巻き込まれてしまっても好きなの女性のためならエンヤコラ、いくら宇宙人とは言え、好きになったもんは仕方がないということです。
生まれた星は違っても愛は同じなんです。
親が立派な人で良かった
スーパーマンがラッキーだったのは、赤ちゃんのスーパーマンを拾ったのがものすごくちゃんとした人だったことです。
もしもスーパーマンであることが知れ渡ったら、政府に連れて行かれて人体実験をされたりして、生きづらくなることを想像して、子供の頃から何度も何度も普通の子供として生きることを説きます。
それは時に友達を命を救うために、そのスーパーパワーを使ってしまったときでさえ、その父親はその力を使っちゃっダメだと諌めるのです。
子供のなので「なんでやねん」となるのですが、父親がちゃんと上手に諌めるので、父親を悲しませてはいけない、とスーパーマンは普通の地球の子供として生きていくのです。
スーパーマンがそこそこ大人になったある日、父親の命に関わるような災害に巻き込まれます。
それでもスーパーマンに普通の人として生きて欲しい父親は、これが自分の運命であると受け入れて、スーパーマンが救おうとするのを止めて、静かに死んでいくのです。
自分の子供でもないのに、自分の子供のように育て、自分の命さえも子供の未来のために投げ出す。
ボクには子供がいないのでこのような気持ちを完全には理解できていないでしょう。
でも、ボクはこのシーンに猛烈に感動しました。
ほとんどの父親はこの気持ちに共感できるとしたら、自分の父親もきっとボクに対してこんな気持でいたのかも知れないと思うと、ボクはそんな父親の期待に応えることは出来たのだろうかなどと、父親への思いが溢れてきました。
母親もまた、強い女性でした。
やはり息子であるスーパーマンのことを第一に考える人でした。
両親はスーパーマンに地求人として生きてほしいと願っていましたが、結局はスーパーマンはスーパーマンとしての生き方を選んでしまいます。
スーパーマンというSFな話の中に、どこにでもある普通の親と子の物語が差し込まれているのが、良かったです。
これはおっさんになってから観たから感じたことで、このタイミングで観られたことはラッキーだったと思えました。
ヒーロー物を爽快感を求めて観ると、しんどくなるという話でした。
これはこれですごく楽しめはしたのですが、やっぱり仮面ライダーやらスーパー戦隊のようにハッピーエンドで終わるほうが好きです。
それではまた。
ありがとう!