元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回観させていただいた映画はこちらでございます。
マジンガーZ INFINITY
特にマジンガーZのファンというわけでもないのですが、マジンガーZの映画が作られるという話を耳にして、なぜかこれは何が何でも観に行かねば!と思ってしまいました。
4DXで大正解
実はこの映画は劇場公開時に4DXで観ました。
以前、他の映画で4DXを観た時には、なんだか映画に集中できない感じがしまして、あんまり良い印象がありませんでした。
ところが、今回の映画で印象がガラッと変わってしまいました。
イスがムチャクチャ揺れまして、水しぶきもハンパなくかかりまして、ほぼほぼ遊園地のアトラクションでした。
以前利用した時は確かに揺れるし、濡れるし、臭いもするけど、全部やんわりという感じでした。
あってもなくても大差ないのにこんなにお金獲られるんだ〜とガッカリしたものです。
だがしかし、今回はスゴい。
ホントにスゴかったのです。
それこそ主人公の兜甲児と一緒にマジンガーZに乗り込んでる感じでした。
カップホルダーに捕まってないとイスから落ちそうでした。
これだけやってもらうと4DXにして良かったな〜と誰でも思うでしょうね。
ボクはどうせそんなに揺れねぇだろうと思って、ポップコーン買ってました。
すると序盤からグレートマジンガーが大活躍しまして、さっそくイスがムチャクチャ揺れました。
のんきにポップコーンなんか食べてはいられませんでした。
戦闘シーンじゃないところで必死になってポップコーンを食べました。
それは、この揺れにポップコーンを落としたり飛ばしたりしても被害を最小限に食い止めようとしたからです。
妻と一緒に観ていたのですが、妻は映画が始まったら最後までポップコーンをつまむことはできませんでした。
4DXで鑑賞なさる時は、飲まず食わずで観ることをオススメします。
マジンガーZがとにかくカッコいい
ボクはアニメをほとんど観ません。
観ない理由としましては、全部ではないのですが、苦手な絵柄があるからです。
こういうのは良いけど、こういうのはちょっとな〜というのがあるのです。
プリキュアで説明しますと、こちらのプリキュアの絵は大丈夫だったんですが、
こちらのようなプリキュアの絵が苦手なのです。
ニュアンスつたわりますかね。
そもそもあんまり観る気にならないアニメですから、馴染みある『マジンガーZ』とはいえ、出て来るキャラクターが最近のプリキュアみたいな絵柄に仕上がっていたらどうしようかと思いましたが、全然大丈夫でした。
どのキャラクターも良い感じに今っぽく仕上がってるように思いました。
昔、観ていた雰囲気がしっかり残っていて、ボクみたいに子供の頃アニメを見ていたけど近頃はサッパリだという方もこれならスッと『マジンガーZ』の世界に入っていけるはずです。
また、声優さんの中に芸人さんが混じっているのは、よく不安要素として語られます。
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この映画でも宮迫博之さんとおかずクラブが声をやっているキャラクターが出てくるのですが、まったく気になりませんでした。
映画を観ている最中はそのことをスッカリ忘れてました。
大人の事情でどうしてもプロの声優じゃない人を起用しなくてはならないこともあるのでしょうが、二組の芸人の出演が気にならない演出をしたのは、この映画のスタッフがとにかくカッコいいマジンガーZを作りたいと邁進してきたんだろうなと思わせます。
リメイクにはこういう作品に対する愛情が必要なんですよ。
濃厚なファンが見たら、適当に作ったのか、愛を込めて作ったのかはすぐわかりますからね。
そしてマジンガーZはとにかくカッコよく描かれています。
グレートマジンガーというマジンガーZの後継機がありますから、両方出てくるとなるとグレートマジンガーの強さが際立ってしまうんじゃないか、と観る前は危惧していたのですが、心配ご無用。
これは紛うことなくマジンガーZが主人公の映画でした。
ツルッとしたフォルムが好きなんですが、
この映画のマジンガーにはいっぱい線が入ってます。
この辺がちょっとファンでも意見が別れるところになるんじゃないかと思うのですが、本当にマジンガーZが作られたらこんな感じになるのかな〜と思いながら観てるとそんなに気になりませんでした。
敵のロボットがアホほど出てくるんですけど、それをマジンガーZたった1機でやっつけるんです。
んなアホなと思ってもおかしくないんですが、『真・三國無双』をやってるようでむしろワクワクしました。
さらにはマジンガーZは持ってる武器を全部出しますから、うわっカッコいい〜ってずっとつぶやいて観てました。
また、ジェットスクランダーと合体して大空に飛び立つ姿もキチンと全行程描かれてるところもシビレます。
マジンガーZが動いてるところにいちいち感激してました。
特にファンでもないはずのボクですら、これほどまでに感激したわけですから、マジンガーZファンの方なら涙が出るでしょう。
ストーリーはベタだけど良い
悪いやつが出てきて、人類を滅亡させようとして、それをヒーローが阻止するという昔からある定番の流れですが、やっぱりこれがいちばん安心してみていられます。
悪には悪の考え方があって、悪側から見れば正義を全うしようとしてるだけのことが、ヒーロー側から見たらたまたま悪に見えてしまったので同情する余地があるのです、という物語が時々あります。
だがしかし、アレは観終わったあとモヤモヤっとするのでボクは嫌いです。
悪いやつがしっかり悪くて、スカッと悪が滅ぶ。
勧善懲悪。
これをキチンと踏襲しているのでヒーロー物は楽しいのです。
そういうベタなストーリーの中に、エネルギー問題やら国家間で揉めていることやらが挟まって、世相も反映しているのもまた面白いのです。
人類共通の敵が現れてもまだ人類は人類同士で争っていました。
そんなことしてたら人類は滅ぶぞという警告です。
小学生のときに太平洋戦争のことを勉強して、修学旅行で広島に行ったりして、平和ってなんだろ?というような平和学習というのでしょうか、そういうものがありました。
表面的にやっぱり戦争はダメだよね〜というくらいにしか思わなかったのですが、この映画を見れば、子供に平和に対する考えが、それぞれにいろんな意見が出るでしょうけど、芽生えるんじゃないでしょうか。
オッサンは黙ってても観るでしょうけども、マジンガーZを知らないちびっこもぜひとも観てもらいたいですね。
最終的には元気玉でした。
元気玉ってスゲー。
なんのこっちゃサッパリわからないかもしれませんが、映画を観れば大抵の人は元気玉だなと思うはずです。
メチャクチャ面白かったです。
それではまた。
ありがとう!