元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回読みました本はこちらでございます。
プリンに醤油でウニになる 味覚センサーが解明した仰天の色の謎
とくにウニが好きなワケでもないんですが、 こういう何かと何かを混ぜたら、何かの味になる的な話が好きなので、そういうのが色々書いてあるのだろうと期待して読みました。
楽しみにしていた「混ぜたらこんな味」関係の話も当然あったわけですが、その他「味」周辺の科学的なお話が満載でした。
だけど、そういうのにはイマイチ興味が持てなかったので、 その辺は飛ばしてしまいました。
つまり、難しいところは飛ばした、そういうことです。
「味」を数値化できる機械がありまして、それによってプリンに醤油を混ぜたら、ウニっぽくなるというのが科学的にも証明できるという話です。
興味があったのは味のメカニズムだけですが、上に書いたとおり「味」周辺の話がいっぱい出てきます。
それでは気になった一文をピックアップして感想を書いてまいります。
食感
煎餅を口に含む。歯でかもうとする。ジワーッと歯に食い込んでしまったら、おいしいだろうか?気持ち悪い。
確かにボクはそう思うんです。
でも『ぬれおかき』というのがありますね。
それはジワ~ッと歯に食い込んで来るのを楽しむおかきです。
それを気持ち悪いといってしまうと身もふたもないですね。
せめて、科学的にどう気持ち悪いかを説いてくれると楽しかったのにと思いました。
肉とキノコ
将来、食料危機で肉類が不足したときに活躍するのがキノコだといわれている。それは、キノコの食感と味が肉に似ているからである。
よく肉厚の椎茸は肉に似ているなんていいますが、食感は似てるかもしれませんけども、代用品にはならないと断言します。
単にボクが椎茸が苦手なだけなんですけどね。
本当に食料危機が来て肉の変わりに椎茸を食べるようになっても、やっぱり椎茸を肉として食べることは出来ません。
今は大豆ミートという新しいお肉の代用品がありますし、それにしますか。
まいたけとエリンギとえのきとしめじとマッシュルームなら大丈夫なんですが、椎茸がどうしてもダメなので肉の代用にするのは無理です。
わさび
ワサビはできるだけ目の細かいおろし器でおろした方が良いといわれる。
これまでの人生の中で、わさびをおろすような場面にまだ出くわしたことがありません。
すでにおろされたものがあるかチューブから出すが常です。
自分でおろすってだけで相当おいしく思えるので目が粗いとか細かいとかまで気にしないんですけどね。
トウガラシ
トウガラシは痛覚を刺激するのだ
つまりは「痛い」の弱いのが「からい」ということなのです。
確かにからいのを食べたら胃が痛くなったり、お尻が痛くなったりします。
※それはまた違う痛いなんですけどね。
からいのが大好きな人というのはきっとMです。
ボクはそんなにからいものが特別得意なわけではありませんが、得意でいいことあるのかな〜と思ってます。
つまりは痛み強いということですが、それって体に何か異常をきたしている時にも気づきづらいということになると思いますから、全然いいことじゃないですね。
足し算
プリン+醤油は”値段の安いウニの味”という表現が適切かもしれない。
うま味とコクが不足しているのでこう云う結論になったのですが、値段が安いウニなら普通にウニを買えば良いので、わざわざこんな変なコトをする必要がないですね。
それこそ食料危機に直面してウニが食べられなくなった時の代わりにこの技を使うことになるかと思います。
ボクはウニもあんまり好きじゃなく、現時点で全く口にしないですが、一切困ってませんから、代用品を用意する必要はありません。
「コーンスープ=牛乳+たくあん」
ミキサーでかき混ぜるんでしょうね。
これは猛烈にやってみたい衝動に駆られました。
少し前にテレビでたくあんを細切りにしてパスタに見立てた、カルボナーラを見かけましたが、食べた人が一様に美味いと絶賛してたんです。
きっとこれと同じような味の構成になってるんだと思います。
「レアチーズケーキ=ヨーグルト+豆乳」
これも手軽に出来そうなので試してみたいですね。
ちなみこの他にも、
「クリームチーズ=ヨーグルト+マヨネーズ」
「チーズ=梅干し+牛乳」
「栗=チーズ+蜂蜜」
「ブドウ=リンゴ+牛乳」
などが紹介されていまして、機械で味の構成を調べるとほぼ同じということです。
どれもすぐに試せそうなのでやってみたいです。
コーヒー
ここから突如コーヒーについてです。
ブルーマウンテン:カリブ海沿岸産でバランスのとれた味
ガテマラ:甘い香りと淡い酸味の中米産
ブラジル:苦味の強い南米産
コロンビア:甘い香りと酸味があり、円熟したコクのある南米産
マンデリン:苦味の強い東南アジア産
コナ:強い酸味と甘い香りがあり野性的
機械でコーヒーの味の違いを測定した結果が引用部分なんですが、コナの「野性的」な味というのがピンと来ません。
飲んだらもしかしたら分かるのかもしれませんね。
コナにも色々あるのかもしれませんが 「ハワイコナ」は格別値段が高く、なかなか手が出ません。
ストレスは苦味に対して鈍感にすると云う事実はしておいたほうがいい。
今の会社に勤めてから異常にコーヒーを飲む量が増えましたし、以前よりもより濃いブラックを飲んでいます。
なるほど、そういうことだったんですね。
脂と油
常温で固体の油脂を「脂」、液体のもの「油」と呼ぶことが多いようである。
この表現の違いが以前から少し気になっていたのでスッキリしました。
ラーメンの表面にプカプカ固体で浮いてるんが「脂」で ラー油みたいに液体で浮いてるのが「油」ですな。
脳
脳で起こっている現象なのか、舌も関係している現象なのかすら不明。
これは「スイカに塩をかけたら甘くなる」のメカニズムの解明がまだ出来ていないという話なのですが、どっちにしてもボクは塩をかけない派なのでどうでもいいです。
んなアホな
みんなが犬並みの嗅覚を持った世界、想像するだに楽しいではないか
全くそうは思いません。
臭くてたまらないと思います。
どの感覚もそうだと思いますが、あんまり鋭過ぎるとしんどいんじゃないでしょうか。
楽しいだろうなぁとか、素晴らしいとか微塵も思いません。
いったいこの著者さんは何が楽しいんでしょう?
犬に必要だった能力だから搭載されていて、人間にはそこまでの嗅覚は必要ないから、そこそこなんです。
これでいいのだ。
高血圧
逆に塩分を少なくして、うま味を多くすれば、十分においしい味噌汁を楽しめるのだ。
塩分についての話。
塩分取り過ぎな毎日ですから、何も味噌汁だけでなく、口にする全てのものをうま味アップの塩分ダウンで行きたいところです。
現在血圧を下げる薬を飲み続けているので、余計に気にしないといけませんね。
水
硬水の多いフランスでは、ジャガイモを茹でないで蒸し煮している
中国も基本は硬水なんだそうで、普通に使う水の種類によって料理の仕方も違って来るんだそうです。
煮物には軟水が適しているので、日本ではジャガイモは煮るわけです。
ちなみに硬水で煮るといいのはトンコツなんだそうです。
普通の人は、煮ることはあんまりないと思いますが、急に本格的にラーメンが作りたくなる衝動にかられることがありそうな方は覚えておいて損はないかと思います。
豚骨煮こむほど硬水を買ってくるのはしんどいですけどね。
味の成分表というのがたくさん見れて、いつも何気に口にしているものが分解されていると、 口の中では複雑なことが色々起こってるんだなと思い、さっさと飲み込んでしまわずに、ゆっくり味わうべきだなと思いました。
早食いは身体にも良くないですしね。
それではまた。
ありがとう!