元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回観た映画はこちらでございます。
こちらの映画はU-NEXT、
huluや
DMM TV
で観ることができます。
ブルージャイアント
以前、このマンガが面白いというのを何かで読んで、興味が出始めていたジャズのマンガだということで1巻だけ買って読んでみました。
確かに面白かったんですが、なぜかそれ以降買いませんでした。
全部まとめて読みたいとでも思ったのかな。
それでどんな話だったかも忘れた頃に映画になったと知って、これは観に行かなくては思い立ち、観に行くにはまず読んでおかないとダメだろうと、10巻まとめ買いしました。
でも、映画を観に行った日までには8巻までしか読めませんでした。
8巻まで読んでたら映画をカバーしきれているだろうと思ったら、映画は5巻以降10巻までの話でした。
結末がちょっと違っていた(映画を観た後に確認しました)のですが、マンガと違うと大抵はなんで勝手に変えたの?イラつかせるものですが、
※ボクは8巻までしか読んでなかったので映画を観た時点ではマンガの結末は知らなかったのでイラつきようもないんですが・・・。
これはこれ、それはそれという感じでスンナリ受け止めることが出来ました。
映画を作っている皆さんがちゃんとマンガを読み込んだ上で作っているんだろうな〜と思いました。
原作から変更があっても、作り手の愛を感じたら、それで成功なのです。
バンドあるある
ボクは若い頃にロックバンドをやっておりまして、プロになるつもりで日々頑張っておったのですが、この映画の主人公ほど何もかもを音楽に捧げていたかといえば、そんな事はありません。
このスタンスがプロのミュージシャンになれる人とただ音楽好きとの違いなんだろうな、と思えました。
そして、それは必死に努力してます、というものではなく、必要だから練習を重ねていただけというのも良いです。
プロになるためにムキになったと言うよりもただただ好きだからということで、そんなに夢中になれるものに出会った人にはその才能が開花するんだろうなと思いました。
そこまで夢中になれるものに若くして出会えている主人公が羨ましかったです。
自分がただのオッサンでしかないのが、よくわかりました。
ボクはロックをやっていたわけですが、ジャズバンドはぜんぜん違う世界なんだろうな〜と思っていたのですが、この映画の中にはバンドあるあるとも言えるんじゃないかと思えるエピソードが結構出てきました。
バンド活動ってジャンルが違っても同じようなものなんですね。
たまたまロックバンドとジャズバンドが似てるだけなのかな?
ともかく懐かしい青春の日々が次々と蘇ってきました。
懐かしい思い出に浸るのは脳にとっては良いことだという話なので、
映画を観に行って良かったな〜と思っていたのですが、
このような記事を見つけてしまいまして、只今混乱しております。
みなさんは、お好きなご意見を採用してください。
ストーリーとともに在れ
マンガでもかなり泣かされましたが、映画もまた終始泣かされました。
ただでさえ、涙もろくて、普通の人なら泣きはしないようなことでもすぐ泣けるんですが、やっぱり自分が音楽をやっていたからでしょうかね、喜びも悲しみも余計に理解しやすくなっているんです。
だから、いちいち心揺さぶられて疲れました。
ボクは50代になってようやくジャズが面白いと思うようになってきて、チョコチョコ聴くようになったのですが、きっとこの映画を観れば、誰もがジャズに興味が湧くんじゃないかな〜と思いました。
全然知らなかったオリンピック競技の選手のドキュメンタリーなんかを観ると急にその競技そのものにも興味が湧いてきて、オリンピックが楽しくなったりすることがありますが、
※とはいえ、ボクはほとんどオリンピックは観ないんですけどね。
まるでドキュメンタリーを観ているかのような錯覚をして、主人公と同じようにジャズという音楽が身近に思えて、興味が出てくると思います。
こうやって映画でストーリーとともにジャズを受け止めると、ジャンルに関わらず、またカテゴリーに関わらず良いものは良いと思えるものなのかも知れないと思いました。
どんなストーリーとともにそのジャンル、カテゴリーを知るかで、自分の興味の幅が広がるんだな、と思いました。
興味ないものだからと映画や小説などのストーリーに触れないのは、もしかしたら自分の可能性を狭めてしまっている行為なのかも知れません。
そう思うと、未だに何が面白いのかさっぱりわからないサッカーなんかも、サッカーのマンガを読んだら面白がれるようになれるのかも知れないな〜と思いました。
あ、キャプテン翼は面白かったな。
あれで普通はサッカーが好きになるはずなのに、どうして未だ興味が湧かないんだろ?
音の良い映画館で良かった
今回は音楽を題材にした映画であったので、音が良いことを売りにしているスクリーンで観ました。
普通のスクリーンで観た場合と何が違うのかはわかりませんけども、感動がひとしおだったのには音の良さもあったのではないかと推測されます。
そして、ジャズライブの臨場感も味わえたであろうおかげで、ジャズが素晴らしいとより一層思えたのだと思っております。
ここまでライブに近い環境でジャズに触れる機会がほとんどなかったのですが、主人公がジャズライブでジャズに心を奪われたように録音されたものを聴くのでは、ジャズの良さは理解しづらい部分があるのかも知れません。
この物語の中でもジャズファンが少ないことが語られていましたが、それはライブでの感動を録音で残すことが出来ないからなのではないかと思いました。
ライブ映像でも今回の映画館ほどの設備で触れないとダメでしょう。
やっぱりいちばんはライブを体感することでしょう。
だから、ボクは今年はまだ行ったことがないジャズバーに行ってみたいと思うようになりました。
タッグマッチとシングルマッチの違い
ロックバンドとジャズバンドの違いをプロレスファン的に解釈できるところがありました。
ロックバンドのライブは、タッグマッチで試合を構築するのに近いんじゃないかと思いました。
連携やコンビネーションが重要になってきます。
ロックバンドもそれぞれの役目を全うすることが重要なんじゃないかと。
そしてジャズバンドはシングルマッチです。
同じ3ピースバンドで考えると、ロックバンドの場合は同じバンドの3人は同じチームで試合をするという感じですが、ジャズバンドの場合は3WAYで同じバンドでありながらも、敵という感じです。
象徴的なのが、ジャズバンドというのは同じメンバーでず〜っとはやらないと語られていたところです。
メンバーを変えながら、音楽を作っていくもので出会いと別れはセットだと。
ロックバンドは基本的には同じメンバーでず〜っとやっていくものだし、一度解散しても再結成があったりします。
バンドあるあるはどちらにもあるあるなんだけど、その音楽を作るに当たっては随分と違うもんだな〜と思いました。
ボクはロックバンド歴が長いので、結局は1人であるというジャズミュージシャンのスタンスに寂しさを感じてしまいました。
ロックよりも先にジャズに触れ、ジャズにシビレていたとしてもプレイヤーになりたいとは思わなかったかなと考えてしまいました。
ジャズがすでに好きな人はもちろん観に行っていると思いますが、ジャズって何?って人にもぜひ観に行ってもらいたい作品です。
それではまた。
ありがとう!