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【読書感想文】『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』小宮一慶

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回読ませていただきました本はこちらでございます。

ビジネスマンのための「読書力」養成講座 小宮流 頭をよくする読書法

「読書力がある」というのは、大抵の本がスラスラ読めてしまい、あっという間に読めてしまい、つまりは速読ができるということではないかと思って、この本を読みはじめたのでした。

帯には

速読だけじゃムダ!

と書かれておりまして、速読の本ではないのだな、と買ってから気が付きました。

読書筋の筋トレ

これさえ読めば、ムキッと「読書筋」がつくに違いありません。

どういう風にトレーニングしていくのでしょうか。

この本の著者の小宮一慶さんの読書法は5段階に分かれているのです。

  1. 速読
  2. 通読レベル1
  3. 通読レベル2
  4. 熟読
  5. 重読

これ全て、本に対する姿勢が違うのです。

これまで本を読んでて、こんなこと考えたこともありませんでした。

大したお方です。

膨大な量の読書を重ねるときっとこういうことを考えるように自然となるものなのかも知れません。

つまりはボクはまだまだ修行が足らんというところでしょう。

気になったところをピックアップ

P.14:アメリカの教科書は初学者でも分かるように非常に論理的に書かれている

おっとさっそくアメリカの教科書ですか。

英語が読めないのに、それはナンボなんでもキツい。

そもそも英語という言葉が論理的な展開をするそうですから、それに加えてより論理的な教科書で勉強しているアメリカの子供たちは、日本の子供たちよりも遥かに論理的に育つんだろうな〜と思いました。

P.36:論理レベルの高い人が書いた本を読んで、その論理を「なぞる」のが非常に良い。

学ぶという言葉は、真似るから来てるそうですが、これはそう云うことなんじゃないでしょうか。

論理レベルの高い低いをどこで判断するかという問題はありますが、まずはコピー。

P.50:速読とはある意味最初からある程度決めてかかって読む読書です。経験やそれまでの勉強が重要

本を読んで知識が増えると本を読むスピードが上がるそうで、あんまり知識のないわたしの読むスピードが遅いのは当たり前と言えば当たり前の話だったんですね。

まずはしっかり読んで知識を貯えるべきか。

たくさんの知識を蓄えるためにたくさんの本を読みたいわけで、たくさんの本を早く読みたいから速読したいわけで・・・。

う〜ん、困った。

P.70:何のためにその情報が必要かの目的を決め、取りたい情報と捨てる情報を素早く判断する。

速読で問われるのは、全体を如何に早く読むかではなくて、必要充分な情報をいかに速く手に入れるかです。

この辺りは太文字になってます。

速読というのはてっきり、目玉の高速移動術かと思っていました。

確かにサッと情報を手に入れれば充分ですね。

P.115:自分より頭の良い方が書かれた本をじっくり読むことによって、著者ほどのレベルにはなれないにしても、ゆっくりとなら追いつけるようになる。

ボクも小宮さんに近づいているんですかね。

じっくりと読むというのが、なかなか大変なものでして、よくわからないところだらけだとわからない自分にイライラして、じっくりと腰を据えるということがしんどくなってきます。

これでは小宮さんに近づけません。

ちなみにこの辺りまでで通読レベル2なんですが、ここまでで随所に小宮さんの書かれた本の宣伝が入ります。読書力を養成しつつ、しっかりと営業もする。

こういう抜け目のなさも学んでいきたいと思う所存です。

P.144:人は、それぞれ違うと云うことが分かっていれば、「何で俺の言うことが分からないんだ」ではなくて、「俺の言うことはもともと分からないんだ」というところから、コミュニケーションを始めることが出来ます。そうするとモノの考え方が楽になります。

そうかな~?

始めから分かってもらえないというところからスタートするのは楽になるどころか、かなり根性がいる気がします。

P.168:熟読するからにはその分野では専門家と同じ知識を身につけようとすることです。

ちなみに小宮流の熟読というのは、『注や参考文献を参照しながら、きっちり理解するために読む読み方』です。

そこまでする気がない、またはする必要がないのなら熟読などする必要はないということですね。

熟読の道は実に険しい。

P.199:習うという字は羽に白と書いてあって、白は鳥の胴を表し、習うという字は鳥が飛び立つ姿で、つまり、鳥が飛び立つように、学んだことを実践するのが習うということであるとか、

飛び立つのを前提で読むべきであります。

飛び立つとはアウトプットをすると云うことですね。

せっかく知ったことを活かさないともったいないと云うコトです、きっと。

P.221:必ずある時点で行き詰まる。それこそが新しい知識を得ようとする大きなきっかけになります(だから、厳しいようですが、もし行き詰まっていないとしたら、問題意識のない証拠とも言えます)。

イヤ全く、仰る通り。

ここのところ行き詰まってばかりです。

だから、必死になって本を読むのです。

本の最後には、小宮さんが薦めるナイスな本がズラ~っと並んでいます。

当然、ご自身の書かれた本もズラ~っと並んでいます。

宣伝の部分を省くと、内容が薄くなってしまうんじゃなかろうか。

そんな心配をしてしまいました。

考えながら読むということ

まずたくさん読んで知識を入れたら、次は考えながら読むと。

それが自然にできるようになったらかなりアタマが良くなってるんじゃないでしょうかというような感じで、速読が出来ますよという本とはちょっと違いました。

考えるのってしんどいので、なかなかしないわけです。

でも、それがしんどいと思わずにできるようにならないと、これからの時代を生き残っていくのがしんどいわけです。

だったら、考える訓練しようということになりますかね。

あれやこれやと考えるためには、知識をたくさん得なければなりません。

たくさん知識を得るためにあれやこれやと本を読むのです。

たくさん本を読むとその内に早く読めるようになるそうですから、速読をするためには本を大量に読むのが結局は早道なのかも知れません。

最初から早く読める人はいないのです。

少しずつ積み上げていきましょう。

それではまた。

ありがとう!

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