元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回観ました映画はこちらでございます。
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章
ボクは第6部までしか『ジョジョの奇妙な冒険』を知りません。
その中でもっとも好きなシリーズが第4部なのです。
この度映画化された『ダイヤモンドは砕けない』はその好きな第4部なのです。
実はマンガもこの部分だけ持ってます。
普段、全然観ないアニメもこの第4部だけは録画して観てました。
それくらいこの第4部が好きなものですから、正直、実写映画化されるというニュースを聞いた時は嬉しさよりも不安のほうがいっぱいでした。
監督が三池崇史さんだというのもまた、喜んで良いのか悪いのかよくわかりませんでした。
三池さんの映画で思い出すのは『テラフォーマーズ』と
『無限の住人』です。
『テラフォーマーズ』はひどい有様(原作マンガにそんなに思い入れがなかったので生粋のファンの人よりはダメージは少なめだったかと)でしたが、『無限の住人』はお客さんは入らなかったそうですが、ボクが観たマンガの実写映画の中では最高の出来でした。
ということで、三池さんの映画は観てみないとわからないんです。
キャストの違和感はすぐになくなるので大丈夫
映画に先立ちまして、メインキャラクターのビジュアルが公開されると主演の山崎賢人くんが、マンガの東方仗助に比べてずいぶんとスリムなので、全然成立しないんじゃないか?と不安にさせました。
さらに同じく準主役的な位置づけの空条承太郎もまたずいぶんと小さい男に見えてしまい、これも大丈夫か?と不安にさせました。
ところが映画が始まって数分で、これで良かったなと思わせます。
そもそもマンガのようなプロレスラーもビックリな体型の日本人はそうそういませんし、主人公が不良の高校生となるとむしろこの体型のほうがしっくり来ます。
承太郎もまた、同じくこの仗助の親戚なんだから、こんなもんだろと思わせる説得力がありました。
『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくるキャラクターは全て実にマンガマンガしたキャラクターばかりですから、そもそも実写で演じるのはキツいのです。
そのキャラをそのまま再現しても、あまりにアホなものになってしまうので、それを全てナチュラルなものに直していって、地に足の着いたものにしたのがこの映画です。
芝居が上手なこと(多分)、衣装の再現度や髪型の再現度が素晴らしいことが効いて、キャラクターのビジュアルに関する違和感はすぐに消えます。
だから、大丈夫です。
スタンドはほぼそのままですので大丈夫
このマンガのおもしろさは「スタンド」という超能力での戦闘にあります。
そして「スタンド」の魅力は、そのデザインにあります。
主人公のスタンドがこちらのクレイジー・ダイヤモンド。
そして、主人公をサポートする承太郎のスタンド、スタープラチナ・ザ・ワールドがこちら。
これが映画ではどんな風になってしまっているのかが不安にさせます。
実写化すると勝手に改変してしまうことが多いです。
男性キャラが女性になっていたり、マンガに出てこないキャラが大活躍したり、キャラクターのデザインがスッカリ変わっていたり、ムチャクチャにされることもしばしばあるわけです。
しかも、この「スタンド」は人が演じるわけではないのでムチャクチャしやすそうな気がしました。
そしてキャラクターのビジュアルは先に公開されましたけども、「スタンド」のビジュアルは全部は公開されませんでしたから、さらに不安が募りました。
ところがご安心下さい。
出て来る「スタンド」は全てほぼマンガ通りです。
これが素晴らしい。
ムチャクチャにするどころか、むしろマンガよりカッコ良くなっていたりするのもあるくらいです。
エコーズ↓や
ザ・ハンド↓は
動いてることに感動すら覚えました。
ストーリーもほぼそのままですので大丈夫
問題はストーリー。
壮大な物語をわずか2時間に凝縮するために、どうしてもどこか端折ったりしなくてはなりません。
ただタイトルに「第一章」とあるように、この第4部の最大の敵である「吉良吉影」が出てくるところまでは描かれないということがはっきりしていますので、キリの良いところでスパッと切ってくれれば、そんなにストーリーは改変しなくても良いんじゃないかと考えておりました。
若干違うところはありますけども、ほぼほぼマンガの通りに描かれているのも原作ファンとしては嬉しいところです。
安心して観て下さい、大丈夫です。
というようなことで、世間のみなさんがこの映画をどのようにジャッジされているのかは知りませんけども、ボクは大変楽しめました。
「第一章」となっているのだから「第二章」、「第三章」と制作されるのか思っていましたが、続編の制作は未だ実現していません。
ヒットしなかったんですね。
残念です。
今からでも作ってくれませんかね?
それではまた。
ありがとう!