元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回観ました映画はこちらでございます。
キングスマン:ゴールデン・サークル
今回観ました『キングスマン:ゴールデン・サークル』が公開される直前、実はまだ前作である『キングスマン』を観ておりませんでした。
そこで『キングスマン:ゴールデン・サークル』を楽しむには、『キングスマン』を観ておいたほうが良いだろうと思って観たら、
これがビックリするくらいおもしろくて、どハマリしました。
続け様に2回観て、妻と一緒にもう1回観て、計3回も短期間で繰り返し観てしまいました。
そうなると、当然『キングスマン:ゴールデン・サークル』が待ちきれないという感じになってしまいました。
劇場で続け様に観てしまうほどおもしろい
まず公開初日に普通に映画館で字幕版を観ました。
その後に今度はMX4Dという、風が吹いたり、匂いがしたり、椅子が動いたりする劇場で吹替版を観ました。
ちなみにMX4Dで観たからっておもしろさが増すということはありませんでした。
1200円上乗せしてみたわけですけど、そこまでの価値があったかはちょっと疑問です。
また、この映画に関してはお酒の苦手な人はMX4Dで観ることはオススメしません。
こんな短期間に同じ映画を2度観るなんてことは、大好きな仮面ライダーでもないわけで、いかにこの映画がボクにとってはおもしろかったかというのを表しております。
でも、くどいようですが、MX4Dじゃなくても良かったなとは思います。
武器がアメリカンで楽しい
スパイ映画と言えば『007』シリーズがあまりにも有名です。
そこに出てくる武器や道具がスパイということであからさまに武器とわかる姿をしておらず、いざという時に武器に変形するところが男子にとってはワクワクするところです。
前作でも革靴のつま先から即効性の毒が塗っていある刃が出てきたり、手榴弾になるライターや毒の入った万年筆、通信できる眼鏡、電撃を食らわせる指輪、そして何と言ってもシビレたのが銃になる傘でした。
すでにオッサンなのでやりませんが、子供の頃だったら傘でバンバン撃って、敵が撃ってきたら傘を広げて弾を跳ね返すという一連のアクションをマネしていたでしょう。
たとえば、近所の子供がそれをやっているのを発見してもボクには止められません。
今回も前作に出たものは当然出てきますが、新たなスパイ道具や武器がたっぷり出てきます。
映画の前半でキングスマンがいきなり壊滅状態に追い込まれてしまい、アメリカにあるキングスマンと同じような組織であるステイツマンに助けてもらうことになります。
似たような組織なのですが、キングスマンがイギリス紳士であったのに対してステイツマンはカウボーイなので、カウボーイ的なスパイ道具や武器が出てきます。
仲間同士で通信するのにメガネを使うのは同じなんですが、形が違うというように、何もかもがいちいちアメリカンなのも楽しいです。
ステイツマンのエージェントにコードネーム・ウイスキーという人が出てきますが、この人がまた昔『キャノンボール』で観たバート・レイノルズさんみたいで、いかにもアメリカンなのにシビレました。
※バート・レイノルズさんは一番上の真ん中にいる人ですね。鼻の下に髭が生えてたら全部同じ人に見えてしまいます。
キングスマンを観た時はキチンとスーツを着こなす大人ってカッコいいな〜と思いましたが、テンガロン・ハットにジャケットってのもカッコいいです。
ただ、そんなカッコでは表を歩きづらいとは思いますが・・・。
ステイツマンの武器で一番かっこいいのはムチと投げ縄です。
これがキングスマンの傘に相当します。
「お、インディー・ジョーンズだ」と思いました。
そういえばインディー・ジョーンズもハットかぶってますね。
もしも映画館でムチを売ってたら買ってましたね。
それくらい、カッコいいです。
そもそもこの映画は子供が観ても大丈夫なんだっけ?
文化の違い?
エロはほんの少しだけですがあります。
子供と一緒に観て、アレは何をしてるのかと説明を要求されるお父さんお母さんは、そこそこ大変だろうな〜と思いながら観てました。
それ以上に教育に良くないとか言われそうなのが、人の死に様です。
スパイ映画ですから単に銃で撃たれる人もたくさん出てきますけど、そうじゃない、痛そうな殺され方もいっぱい出てきます。
ただ絶妙なのが、そういう残酷なシーンやシリアスなシーンのあとに、笑いを取りに来るシーンがくるのです。
だから「うわっ」と顔をしかめた直後に笑ってしまうという変な感じになります。
喜怒哀楽をおもちゃにされている感覚があるのです。
でも、これが楽しい。
また、今回の悪者が麻薬密売組織なんですね。
いっぱい麻薬やってる人が出てきます。
その麻薬をやってる人を救うためにキングスマンが活躍する話なんですが、そもそも麻薬をやるというのは犯罪であるという認識がボクにはあるのです。
正義の組織であるキングスマンが犯罪者を懲らしめずに救うのです。
この辺りが前作とは打って変わって、鑑賞後の爽快感が失われる原因となりました。
麻薬密売組織は麻薬に毒を混ぜており、麻薬をやった人が数時間で死に至ってしまいます。
死ぬまでにいろんな症状が出ます。
死ぬ一歩手前では麻痺して、まるで時間が止まったみたいに身体が動かなくなってしまいます。
そして体のすべて機能が止まって死に至るのです。
麻薬をやった人が、その果てに死んでしまうことになるのは、自業自得なんじゃないの?
「麻薬をやってる善良な市民」って言葉おかしくない?
と麻薬に対する立ち位置が、この映画を作った皆さんとボクとでは全然違っていたのです。
麻薬をやった人のために命がけで戦うキングスマンやステイツマンがイマイチ理解し難かったです。
この辺、一緒に観に行ったお子さんに質問された親はどう返せばいいのだろう?と自分に子供がいなくて良かったな〜とちょっと思いました。
アメリカ大統領はこの悪の組織が作った麻薬を使用して、硬直してしまった人を一つの施設に集めて、まとめて処分することを言い出したのですが、やってはいけない麻薬をやったんだから、それも致し方なしかな、と思ってしまいました。
字幕と吹替ではニュアンスがそこそこ違う
字幕と吹替で同じ映画を観たのですが、よく似た洋画と邦画を続けて観たような感覚です。
『マトリックス』が大好きでして、DVDも持ってますので何回も観てます。
※これはBlue-rayですが・・・
字幕で観て、吹替で観て、さらに英語字幕でも観ました。
これが微妙にニュアンスが違っていて、3パターン観てやっと『マトリックス』を味わい尽くせた、作った人が伝えたい事はわかった、ような気がしました。
今回もやっぱりその微妙な違いがありました。
きっと片方だけ観た人とは受ける印象がずいぶん変わってくるだろうな〜と思わせました。
字幕を先に観たからだと思うんですが、吹替では物足りないという印象です。
これは『マトリックス』を観た時と同じです。
役者さんの口の動きに合わせてセリフを詰め込まなくてはならないため、止むなくカットせざるを得ない言葉というのも出てくると思いますが、やっぱりできることなら字幕で観たほうが良いと思いました。
絵的におもしろいことは同じなんですが、キャラクターのセリフの重みが全然違います。
当然吹替のほうが軽いです。
大変おもしろい映画でしたので、DVDも買おうと思います。
もっと長い映画だったそうで泣く泣くカットしたところはディレクターズ・カット版で観れるでしょうから、それも観たいです。
DVDを買ったら英語字幕も観ます。
間違いなくおもしろい映画ですのでぜひご覧ください。
それではまた。
ありがとう!