元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回観た映画はこちらでございます。
※以下のサブスクでも観ることが出来るそうです。
ガッチャマン
実はアニメのガッチャマンをほとんど観たことがありません。
なのに『ガッチャマン』を観ました。
理由は簡単。
松坂桃李くんが好きだからです。
『侍戦隊シンケンジャー』で松坂くんが殿として活躍する姿にシビレて以来、松坂くんが出ているものは基本的に観ようとしてしまいます。
※もちろん、観てないのもあります。
そして、この『ガッチャマン』は松坂くんがチームのリーダーの役どころということで、ついついワクワクしてしまいました。
ダメな特撮映画として有名な『ガッチャマン』ですので、少々心配になりながらの鑑賞です。
押さえるべきところを押さえさえすれば良いのに
元々アニメ作品であるならば、せめてビジュアルだけでもしっかりアニメに沿った上でのスタイリッシュさというのを追求してもらいたかったです。
ビジュアル面が実写映画にするに当たっていちばん押さえるべき部分だと思います。
ビジュアル面やまた基本設定だけでもしっかり元ネタに沿っておけば、後は少々脚本がアホでも、ここまでアニメを再現してくれたんだから、許してやろうという気にもなるんじゃないかと思うのです。
ところがなぜかアニメやマンガを原作にした実写映画を制作する人たちは、その変えちゃいけない唯一の要素にメスを入れたがる傾向があるように思います。
自分ならもっとカッコいいデザインに出来るのにと思いながら、制作を目論むんでしょうか。
同じタツノコプロのアニメで言えば、『破裏拳ポリマー』もそうでした。
唯一ポリマーの正体知っている犬(セントバーナードの男爵)がいない時点でアウトでした。
犬だけがポリマーの正体を知っているところがこの物語の面白さを際立たせていることに、どうして製作者は気が付かなかったのでしょうね。
白鳥のなのになぜ黒と紫
こちらの『ガッチャマン』のミステイクは白鳥のジュンが白くないことです。
アニメの白鳥のジュンは白ベースにピンクで構成されたコスチュームです。
女性の戦士特有の可愛らしさと美しさとしなやかさが表現された見事なデザインです。
ところがこの実写の白鳥のジュンはなぜか黒ベースに紫という色使いになっています。
これのどの辺が「白鳥」なのよ?と『ガッチャマン』をあまり知らないボクですら、キョトンとしてしまいました。
デザインした人、白鳥という鳥知らんの?と。
まさに文字通りなんですけどね。
この時点でこの映画はヤバいぞとなるのです。
例えばゴレンジャーをリメイクしますということになってですよ、
モモレンジャーと名乗っているのに、色が紫だったら違和感しかないでしょ?
現場の人はこのカンタンなことに誰も異を唱えなかったのでしょうか?
爆弾処理できない?
とにかく白鳥のジュンさえしっかりしていれば、もうちょっとマシになったと思える映画に仕上がっています。
公開時には演じた剛力彩芽さんもずいぶん叩かれたようですが、彼女だけのせいでは決してないと断言できます。
そもそもアニメの設定はこうなっています。
アメリカ人と日本人のハーフ。(中略)美少女。(中略)爆弾のプロでもある。
驚くべきことに、このキャラクターを形成する設定が何一つ反映されていないのです。
スケジュールの都合のつくハーフの役者さんがいなかった、スケジュールの都合のつく美少女もいなかったとしても、爆弾のプロだという設定だけはなんとか出来たはず。
なのに、この映画のジュンは爆弾処理が出来ないのです。
じゃあ一体誰なんだ?となるでしょう。
白鳥のジュンのコスプレもしない、爆弾処理もしない。
これじゃ、ただの剛力彩芽じゃないか。
おい、女優やろ、演じろ!となってしまうのも仕方がないことです。
ベルク・カッツェが貧乳
ここからはボクの趣味の問題です。
『ガッチャマン』の悪役といえば、ベルク・カッツェですね。
アニメではゴリゴリのオッサンなのですが、なぜかこの映画では女性になっちゃってます。
ストーリー上、ベルク・カッツェが女性であることのほうが都合が良かったのは仕方がないにしても、あんなセクシーなベルク・カッツェのデザインにするのなら、もっと言えばガッツリ胸元が開いたデザインにするならば、なぜ、おっぱいの大きい女優さんをキャスティングしなかったのか。
これだけがず〜っと引っかかってました。
そもそもベルク・カッツェのデザインに沿ったものなら、別におっぱいが小さかろうが関係なかったんですが、わざわざ胸元をパカッとあけているのは谷間を見せて、セクシーさをアピールするためでしょう?
同じようなデザインで、これまたタツノコプロのアニメでは、『ヤッターマン』のドロンジョというキャラクターがいます。
こちらのアニメではこのような感じです。
セクシーです。
これを実写化するにあたって誰が演じたかと言いますと、ご存知、深田恭子さんでして完璧でした。
なぜ、これと同じことが『ガッチャマン』では出来なかったのか。
ベルク・カッツェがやりたいおっぱいの大きい女優さんなんていくらでもいただろうに。
それが用意できないなら、通常通りオッサンにやってもらうか、胸元を開けないデザインにすればよかったのに、と無駄にガッカリさせるわけです。
ベルク・カッツェを演じた女優さんはなんにも悪くないのに、ガッカリさせてしまうのですから、製作者は罪です。
観終わって考えてみれば、女性のキャスティング問題ばかりが気になってしまう映画でした。
シンケンレッドとスパイダーオルフェノクとウルトラマンジードと変態仮面の豪華なガッチャマンなのに、もったいないです。
それではまた。
ありがとう!