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【映画レビュー】『オリエント急行殺人事件(2017年版)』

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回はこの映画の感想でございます。

オリエント急行殺人事件

アクション映画でも仮面ライダーでもない映画を観るのは、ずいぶん久しぶりのことでして、楽しめるかな?と心配でしたが楽しめました。

興味を持ったのは日本版のドラマ

他の映画を観に行ったときに、この映画の予告編を観まして、これは観たいな〜とすぐなりました。

というのも、以前テレビでやっていたドラマ版『オリエント急行殺人事件』がこの作品について全く知らない状態で観て、メッチャクチャおもしろかったからです。

こういう単発のドラマを何度も観たいという気持ちにほとんどなったことがなかったのですが、これだけは犯罪の内容がわかった上でもう一回頭から観たくなりまして、観ました。

2度目は1度目と違う味わいでした。

本当におもしろかった。

それが本家本元の外国の方のキャストで映画が作られたというのだから、日本版とどう違うのか、確認したいという気持ちになりました。

確認したいという気持ちにはなったのですが、このドラマは2015年の年明け早々に放送されたドラマでしたので、もう9年前になるわけです。

どんなドラマだったかさっぱり思い出せませんで、普通に新鮮な気持ちで映画を観ることになってしまいました。

主役の探偵・エルキュール・ポアロを日本版では誰がやっていたのかすら思い出せない始末。

※野村萬斎さんでした。

おもしろかったという記憶だけが独り歩きしていました。

そもそも記憶力には全く自信がなかったのですが、よりいっそうこれは常にメモらなくては、と思わせるエピソードになってしまいました。 

そう言いながらこの映画について、1行もメモってないのですが・・・。

外国の方の顔の区別があんまりつかない

ボクの妻は西洋人の顔の見分けがつかないとよく言ってまして、WWEのスーパースターや新日本プロレスに出てくる外国人選手の名前がなかなか覚えられないのですが、ボクはこれまでそういうことが一度もありませんでした。 

むしろ香港映画のほうが誰が誰かわからなくなるんじゃない?なんて思っていたのですが、今回ついに西洋の方でも誰が誰なのかわからなくなるという事態が発生しました。 

画面全体が暗いというのもあるし、服装や髪型が時代背景に沿った、ボクにとっては馴染みが薄いもので、みんな似たようなカッコをしているように見えたことで、女性キャラの見分けがずいぶん後のほうになるまでわかりませんでした。

さらに名前が覚えられないので、その人はどの人?ということがチョイチョイありました。

昔はこんなことなかったのにな〜と、オッサンになると映画を楽しむの一苦労なんだな〜と悲しくなってきました。

何より驚いたのが以前観た『STAR WARS 最後のジェダイ』のヒロイン、レイ役の方(さっきまで名前も知らなかったけど、デイジー・リドリーさん)がメアリ・デブナム役で出演なさっていたことです。

これを書くにあたって『オリエント急行殺人事件』のオフィシャルサイトを観たときまで気がつきませんでした。

いや、何となく観たことがある気がする女優さんだな〜とは思っていたのですが、どこで観たのか、全然思い出せませんでした。

ここまで人に好かれるってスゴい

タイトル通り殺人事件が起こり、誰が殺したのかを解いていく話です。

結末はなんとも切ないというか何というか。

モヤモヤとしたって感じでもないけど、スカッと晴れたとも言い切れない、ハッピーエンドのようなハッピーエンドじゃないような、とても不思議な気持ちになるストーリーです。

たぶん、観る人によって受け取り方が変わって、感想も違うと思います。

ただ、おもしろい映画であることは間違いないです。

古い映画版も観たくなりました。

とある人をヒドい目にあわせたヤツを、とある人に恩義のある人や感謝している人たちが集まって殺すという話です。

この人のためなら、殺人を犯すこともいとわないと思える人って家族以外にいます?

家族であっても殺人は良くないんですが、たとえば家族が何の落ち度もないのに殺されたら、その犯人を殺してやろうという気持ちにはなるんじゃないかと想像はつきます。

犯人が逮捕された死刑を望むのも想像がつきます。

でも、言わば他人です。

中には他人じゃない人もいますけど、よし殺そう!ってなるのかな〜と考えました。

こんなに大人がいて誰もさすがに殺しはマズいってならなかったのか、いや、普通なるだろうと思ったのですが、それだけヒドい目にあった人は、みんな好かれる素晴らしい人だったということなのかな〜と思いました。

この事件の中心人物は事件の発端となるヒドい目にあった人の家族ですが、この人もまたえらく好かれていたのでしょう。

この人が憎き男を殺すと言い出した時に、止めるのではなく、自分も殺人の片棒を担いで、同じ殺人者となって、少しでも罪を軽減してあげようと思ったのでしょう。

どんだけ好かれてるんだと驚きました。 

自分たちも同じ悲しみを背負ったので、罪も一緒に背負いましょうよ、そういうことかな?

自分がそういうことに巻き込まれた時、果たしてみんなの殺人を止めることができるだろうか。

ボクはできることなら止めたい。

殺されても当然の悪党だったとしても、裁くのはボクの役目じゃない。

気持ちはわかるけど、理性でストップかけたいです。

とっても考えさせられる映画でございました。

探偵が下した判断が正解なのか間違いなのかについても、ボクはやっぱり間違いだったとします。

ポアロというキャラクターがどういうキャラクターで、これまでどういう事件を解決してきたのかを知りません。

ただ、この世には正義と悪しかなく、その中間はないとハッキリ言っていたのですから、それは貫いてほしかったな〜と思いました。 

ぜひご覧ください。

それではまた。

ありがとう!

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